石つば
いしつば
それぞれの名前の由来は、竹取物語の石上麻呂足、及びかぐや姫が石上麻呂足に要求した燕の子安貝である。
お互い「つばめ先輩」「優君」と呼び合っている。
自分を変えようと体育祭で応援団に立候補した石上だが、最初の応援団会議に参加した時点であまりにも自分と違うテンションについていけず、早くも挫けそうになる。そこで他の団員とのパイプ役として石上に声をかけたのが副団長のつばめだった。
その時点では石上が他人に心を閉ざしていた為、他の団員含め目元が影になりモブのような描かれ方であったが、過去を振り切った石上が周りを見回したときに、初めて顔が描かれるようになる。
当初石上はつばめが応援団の空気を良くする為に無理して自分に絡んでいると思っていたが、裏表なく素で優しいのだと気付き好意を抱くようになった。
文化祭
秀知院学園の文化祭「奉心祭」では基となる奉心伝説になぞらえて、異性にハートの贈り物をする=告白の意味を持つ。それを知らない石上は、普段の感謝の気持ちを伝えようとつばめに大きなハートのクッキーを贈り、無自覚に公開告白してしまう事となる。
今まで特に石上を意識したことはなかったつばめも、無自覚故の石上のストレートな告白に真っ赤になり狼狽するが、付き合ったらきっと好きになり恋と体操との両立が難しくなると考え断ろうとする。
しかし自分が石上の事をよく知らない事に気付き、もっと石上の事を知ってから答えを出したいと考えを改め、3月まで答えを保留にする。尚、会話のすれ違いにより石上は花見の約束と勘違いし、自身の告白には気付かないままとなる。
クリスマス
つばめ主催のクリスマスパーティにミコと共に誘われた石上は、つばめと過ごせるクリスマスを楽しむ。しかし、パーティ中も何かとミコを気にかけ、お開きになった後もウイスキー入りのチョコで酔って起きないミコを介抱する石上を見て、同じく酔った様子のつばめは「ゆーくんはミコちゃんの事ばっかなんだね」と発言した後、終電を気にする石上に嘘の時間を伝える。
(余談だが、このやり取りでタイトルの一部である『天才たちの恋愛頭脳戦』が久しぶりに復帰したと単行本でもネタにされていた)
終電を逃した石上はゲストルームに泊まる事になる。
石上を案内した部屋に宿泊セットを持って行き、完全なオフ状態になったつばめは石上と話をしようと部屋に留まる。ベッドの上で話しながら、つばめは会話の流れで自然と手に触れ「ゆーくんは……私の事好きだよね」と確認する。石上は「はい」と即答し、そのままつばめに抱きつかれ雰囲気に流されるままつばめを押し倒す形となる。
けじめを付けるべく石上は想いの丈を言葉に乗せてその場でつばめに本気の告白をする。
しかし、つばめから返ってきたのは「付き合うとかそういうのはちょっと……」と拒絶の言葉だった。
石上の「じゃあなんで僕と寝ようとしてるんですか」という問いにつばめは「……」「好きになってくれてありがとうの気持ち?」と答えるが、意味深な沈黙、石上に惹かれている言動や態度、過去の恋愛の失敗(※後述)を鑑みると本心ではないことが窺える。
(※つばめが過去に親しい相手と二股をかけられ泥沼展開に発展し、恋に臆病になっていることが石上の知らないところで明らかにされている)
結局石上は泣いて縋るつばめを置いて帰り、互いに傷付け合った結果となる。
後日、石上はつばめにああいう事は好き同士がする事だという自分の意思を伝え「先輩には、これから僕を好きになって貰えるよう頑張ります」と宣言する。
対するつばめの反応は顔を赤らめ好感触のようだった。
以降石上は宣言通り自己を高めたりつばめをデートに誘ったりとつばめに好きになって貰うべく本気で向き合っている。
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