概要
1965年の秋田湾地区新産業都市の指定によって秋田港周辺に多くの企業が進出し、その輸送を目的に1970年秋田臨海鉄道が第三セクター方式で設立された。
1971年に北線・南線の2つの路線が開業し営業を開始した。
1986年の秋田博覧会では南線に秋田博前駅が設置され、国鉄が臨時列車「アッキー号」を秋田駅から乗り入れされるという形で期間限定で旅客営業を行った。
2008年に小坂鉄道が廃止となると北線は濃硫酸輸送がなくなり、同和鉱業という唯一の顧客を失い休止線となった。
2020年には南線も最後の荷主である日本製紙秋田工場から利用停止が申し入れられ、その後事業終了を決定。
2021年4月1日に全線が廃止、2023年5月23日付けで会社も解散し、現在は清算法人として存在している。