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名古屋臨海鉄道

なごやりんかいてつどう

名古屋臨海鉄道は、名古屋港東地域における貨物輸送を行う鉄道事業者。
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概要編集

 日本の全港湾の貿易黒字の約6割を担う名古屋港の東地域で貨物輸送を行う鉄道事業者。

 鉄道事業としては貨物輸送のほかにJR貨物の受託による各種業務を行っている。鉄道事業以外では駐車場運営事業や倉庫業も行っている。

 主な出資者はJR貨物日本通運、名古屋港管理組合である。


路線編集

 この事業者が所有している路線は次のとおりである。ほとんどが昭和40年に開業した路線である。

  • 東港線(笠寺-東港)
  • 昭和町線(東港-昭和町)
  • 汐見町線(東港-汐見町)※1
  • 南港線(東港-知多)
  • 東築線(東港-名電築港)※2

※1:執筆時点において列車が全く運行されていない。その後、昭和町線、南港線の名古屋南貨物-知多間とともに2015年以降営業休止の状態が続いている。

※2:定期運航はなく、もっぱら鉄道車両の搬入搬出に用いられる。


車両編集

 開業時からDD13タイプのND552が9両導入され、さらに国鉄から8両のDD13を導入してND552としたが、新型機関車ND60の導入や路線の休止により廃車が進行し、2020年8月時点では8両が在籍する。その置き換え用のND60は2両が在籍している。また、国鉄のDD93を改造したND551(メイン画像)が在籍したが1972年に廃車となっている。


その後、2018年以降HD300の28号機を線内で見かけたという情報が出回っている。


小ネタ編集

  • あおなみ線を運航している第三セクター名古屋臨海高速鉄道名古屋港の西側を走る貨物線を所有しているだけで当社とは関係のない会社である。
  • 名古屋港南東地域と各地の貨物輸送に関しては、この会社の開業までは名古屋鉄道築港線(名鉄の前身の一つ愛知電気鉄道が名古屋港の貨物運送を目的として常滑線の支線として開業した路線、なお昭和59年に貨物営業は終了)の東名古屋港から常滑線大江、神宮前駅を経由し、熱田から国鉄に引き渡すルートで運行されていた。
  • 常滑線は昭和30年代にはすでに旅客運送が主体であり貨物輸送に支障が出る可能性が出てきたため、臨海鉄道(大規模な臨海工業地域における主として貨物運送を行う地方鉄道かつ日本国有鉄道の鉄道事業と直通運輸を行う事業を行うもの)として設立された。
  • この会社の開業により名鉄は減収になるため、見返りとして昭和40年より国鉄高山本線直通の気動車準急たかやまの運行を開始した。これにより1932年から戦争末期まで運行されたものの中断された歴史ある高山本線直通列車が久々に復活した。

参照編集

wikipedia同項目

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