日本通運
にっぽんつううん
東京都港区に本社を置く日本の運送・物流事業者。略称「日通」。
1872年6月 - 飛脚問屋が集まり、陸運元会社として創業。
1937年に戦時統合の一環として特別法により設立され、鉄道貨物輸送と連携して自動車による集荷・配達業務を行っていた全国の通運業者を統合した。
1950年、通常の民間会社として再出発。誕生の経過により、国鉄及び分割民営化時に鉄道貨物事業を承継したJR貨物との関係が残っている。
2022年1月4日に単独株式移転によりNIPPON EXPRESSホールディングス（以下、NXHD）を設立して持株会社制へ移行。当社はNXHDの完全子会社に。
以後、日本国内の地域物流事業会社を除く子会社を順次NXHDの直接傘下へ移行する方針で、同年3月18日にはパナソニックとの合弁会社であるNX・NPロジスティクスを株式譲渡によりNXHDの直接傘下へ移行。
2009年、日本郵政グループに宅配便事業（「ペリカン便」）のほとんどを経営譲渡したため、対個人でのサービスは影が薄くなったが、現在も法人向け貨物輸送・物流事業においては屈指の規模と実力を持つ。特に運搬に注意を要する美術品、全長25mの新幹線電車、現金、変圧器なども運んでのける。
「貨物を運んでいけない場所、運べない貨物など、あんまりない！」
かつては旅行業もしており、長年「日通旅行」の名称で海外旅行商品「ルックワールド」（かつての国策企業であったJTBの海外旅行ブランド「ルック」の日通向け）を始めとする旅行商品や手配などの業務で営業を展開していたが、2012年10月に100%子会社の日通旅行株式会社に分社化。しかし2021年3月末をもって撤退している。
NXHDの発足に伴い。これまでの「マル通」表記から「NX」表記に変更されたが、NとXの間のスペースにEと見える人もいた模様で、別名「N'EX」という俗称で呼ばれる事もある。
NX商事(プロパンガス事業のブランド名である「日通プロパン」でお馴染み)
かつては「日通旅行」（旅行業）および「NTS」（海外航空券の販売）の旅行関連の会社もあったが2021年に解散・清算している。
