概要
『仮面ライダーストロンガー』に登場した、ブラックサタンの大幹部。正式には「タイタン」なんだけど、紛らわしいし、ほぼ定着してる名前なのでこれを本稿で用いる。「地底王国の魔王」なる異名を持つ。
こちらが一つ目タイタン。
マグマの能力を持つ「改造火の玉人間」。パワーアップする前の「一つ目タイタン」時代から火炎技を特技とし、リボルバータイプの「タイタン破壊銃」や、パワーアップ後は、目玉を外して火球にするファイアーボールなどの技を用いる。百目タイタンになった暁には、体温は720万度という狂ったような数値になり、光の速度での攻撃が可能となる。
人間態のサングラスと正装で決めた「謎の紳士」の姿も印象的であった。
顛末
仮面ライダーシリーズきっての卑怯な幹部として有名。ヨロイ元帥よりは可愛いが。
何の事前予告もなく「いいからそこでストロンガーを抑えていろ!! お前は最初からその役目だ!!!」と部下ごとロケットランチャーを打ち込む、人質を取る、敵を買収しようとするなどは朝飯前。その悪辣さは、雇われ幹部だったジェネラルシャドウすら嫌うほど。この2人の個性の違いがとても面白かったのも事実。
そのやり方は、ストロンガーだけではなく、タックルや立花藤兵衛すら嫌い、最後の最後に、ストロンガーを罠にかけようとしたのだが、素行が悪すぎて、誰も信じなかったので失敗した(一応、ストロンガーは死ぬ前に握手してやって、それが罠だったんだけど、失敗。おやっさんが「だから言わんこっちゃない」と言ったのだが、城茂自身が策士なので先刻お見通しだった)。
ここまでヒールに徹した幹部はなかなかいない。かつ、作中では憎らしいほど強い(まともにやれば)。
まあ、策を弄するからタイタンらしいんだけどね。
ストロンガーがそれぞれ、一つ目タイタンと百目タイタンを破ったのも、彼の特性と弱点を見抜いたからである。
漫画での活躍
『仮面ライダーSPIRITS』では魂がない状態で登場、デッドライオンが悲しんでいた。
270万度のエネルギーで雷雲を呼び、自衛隊富士駐屯地を蹂躙して戦車部隊を全滅させるも、その雷のエネルギーでパワーアップしたストロンガーに顔面にロケットランチャーの砲弾を叩きこまれ、拠点の黒いピラミッド諸共木端微塵に砕け散った。