概要
正式名称は「仮面ライダーSD 疾風伝説」。月刊コロコロコミックにて1992年1月号から1993年3月号まで連載されていたかとうひろしの漫画。
本作は人間が絶滅した後の惑星で、怪人たちと仮面ライダーのみが何にも無い荒野を彷徨い、命を繋ぐために殺しあうという凄まじく殺伐とした物語である。したがって、登場する仮面ライダー達は「仮面ライダーなんとか」という名前が本名であり、変身シーンや生身の状態でのシーンなどは一切登場しない。
主人公たちは生き残るためにグランショッカーと戦うが、それは決して楽なものではなく…。
あらすじ
かつて「BIG WAR」と呼ばれる大いなる戦争があった。正義の使者・仮面ライダー1号によって追い詰められたショッカーは超重力次元装置を発動させ、地球は滅亡した。1号は死の間際に己の力を10に分け、光として空に解き放った。
それから年月が流れた。人類が滅びた世界の上で、怪人たちの中にひときわ変わった姿の青年が混じっていた。彼の名は仮面ライダーV3。V3はマーシャルライドというバイクを使った格闘技の達人で、武装組織『グランショッカー』に挑む。無辜の怪人たちを虐げ、非道の限りを尽くすグランショッカーに、V3の怒りは爆発。親友・ライダーマンと共に、グランショッカーに対抗するための組織「風の戦士」を作る。二人はグランショッカーを倒すため、1号の力を受け継いだ仲間たちを探す旅に出る。