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かとうひろし

かとうひろし

かとうひろし(1951年5月10日~)は、日本の漫画家。グラフィックデザイナー。千葉県出身。本名および旧名は加藤広司。
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かとうひろし(1951年5月10日~)は、日本の漫画家グラフィックデザイナー千葉県出身。本名および旧名は加藤 広司。


すでに退会しているが以前はpixivにアカウントがあり(ユーザーID:6202596)、投稿・持ち込み時代の作品や単行本未収録の読み切り作品などを公開していた。


以下、ウィキペディアのひとまず信用のおけそうな記述と、pixiv内のアカウントやアップロード作品に見られる本人の発言も参照して記述していく。


略歴編集

1971年、漫画雑誌『COM』に投稿した「女の中の男一匹」(自身のアカウントで公開)でデビュー。この作品は4ページ分を1ページに縮小して掲載するという試みを用いている。『COM』への投稿は続いたものの、雑誌の廃刊でいったん漫画家活動を休止。


その後、『COM』のコンセプトを受け継いだ『マンガ少年』が創刊され、1978年に編集長に直接持ち込んだ「運び屋」が掲載される。その後も断続的に持ち込み漫画が掲載されるのの、連載にはいたらず、1980年の「レベル3」を最後に、自身が結婚したこともあり漫画活動を停止する。


小学館での再デビュー編集

漫画家活動の停止後、生計を立てるために、主にデザイナーとしての仕事をしていたが、1991年に「ドラゴンMYフレンド」(自身のアカウントで公開)藤子不二雄賞佳作入選となり、再デビューを果たす。再デビューのきっかけとなった小学館とは、直接的な契約はないものの実質的な専属として1993年頃まで主にゲームやSD作品などのタイアップ漫画を多く連載する。


タイアップマンガが多かった『コロコロコミック』時代だが、1995年には再デビュー後初のオリジナル連載作品となる『サイファー』が連載された。続く1996年には『はるかなる甲子園 駆けろ!大空』を連載した。


これが当時の読者の心をつかんだことで、かとうひろしの名は有名となり、次の連載である『チョコボのふしぎものがたり』と合わせて、多くのファンが生まれることになった。


最盛期編集

『駆けろ!大空』の終了後しばらくは読み切り作品を主に描いていたが、1998年に自身にとって初の大ヒット作となる『チョコボのふしぎものがたり』の連載を開始した。


このキッカケについて、かとうひろし自ら、自身のpixivのアカウントで、当時、コロコロコミックに掲載された読み切り作品「ZQ(ジーク)」をアップロードした際、そのキャプションで、「「駆けろ!大空」終了に描いた読み切り作品。/可愛いキャラクターも描けるという事で、チョコボのマンガの話が回ってきた記念的なキッカケになったマンガです」と述懐している。


当時、スクウェア作品は、『ファイナルファンタジー』そのものやキャラクターの4コマ漫画などは存在していたが、「チョコボ」という特定のマスコットキャラクターを長篇児童漫画化するのは初のことで、いくつかのゲーム雑誌などで特集された。なお、本人によればこれはあくまで「コロコロ」のような児童誌では初のことであって、対象年齢がやや上の少年誌では一度チョコボの短編が描かれた前歴があるとのことである。


この作品は、『チョコボの不思議なダンジョン』のコミカライズであり、当時のコロコロコミックの影響力、『駆けろ!大空』でかとうひろしがコロコロ誌上で獲得していた声価、そして、とりもなおさず、かとうひろし自身の力量により、チョコボの魅力を十分に伝えることができ、ゲームとのメディアミックスによる相乗効果も大きかったものと思われる。


こうして、このスクウェア初の試みは大成功し、『チョコボのふしぎものがたり』はかとうひろしの執筆作品中、最も幅広く受け入れられたものとなり、結果、かとうひろしの作品中、最長の連載作品となった。単行本も6巻まで刊行され、自身もあまり描くことのなかった『別冊コロコロコミック』での番外編なども存在しているほどである。


2001年には、「別冊コロコロコミック」6月号から、『疾風天国 風のクロノア』を連載したが、2003年6月号で連載を終了すると、小学館での連載作はこれが区切りとなった。


ウェブコミックへの進出、そして現在編集

『疾風天国 風のクロノア』以降も小学館での新作構想を継続するものの、それが連載に結び付かず、活躍の場を外へ求めることとなる。イラスト・デザインもこなす漫画家だったために経済的に破綻することはなかった。

この頃に、自身のホームページで過去に描いたオリジナル作品をWeb上ですべて無料観覧可能とした。pixivでの公開は、その延長線上にある訳である。


当時新たな漫画のジャンルとして確立しつつあったウェブコミックを掲載する銀杏社から「作品を連載してみないか?」という誘いがあり、2003年久々の完全オリジナル新作となる『怪魍奇譚 -見える話-』を執筆。その後は主にウェブコミック漫画家として活動し、2005年から2006年にかけて『ZONE/ゾーン』などを連載。また、この時期、『コミックボンボン』への投稿も行っており、「怪奇探偵団ホラーズ」が掲載された。

なお、コミックボンボンへの持ち込み企画書の1枚が自身のアカウントにアップされている。


2006年にはさらに読み切り作品「コドク」、「ミル」を発表している。特に後者はかとうひろしの作品としては初のWEB有料配信作品となっており、配信先の委託市場ドットコムの人気作ランキングでは初登場2位を獲得している。今後の有料作品の配信計画などもあるようで、それらの評判次第では、要望の多い『サイファー2』や『駆けろ!大空 / メンバーエピソード』の執筆も視野に入れているとのことである。


2007年には『目目袋』(自身のアカウントで公開)の連載や有料作品の配信を継続中に、『サイファー』の『熱血!!コロコロ伝説』収録が早くから決定するという情報も出たが、これは後に『仮面ライダーSD疾風伝説』の収録に変更されている。


2008年2月からは『週刊現代』でルポ漫画『こちら週刊現代突撃班』がスタートした。


近年では漫画の新作は途絶えているが、Twitterを中心にファンに向けた過去の主役の再筆や漫画講師としての経験を活かした「初心者向けのマンガの描き方講座」を不定期に呟いている。

pixivでも、本人のホームページで公開していた漫画の描き方を伝授する「マンガのマンガ」を第3弾からアップしており、それ以外にも漫画の執筆に役立つノウハウを伝授する作品のアップも行なっている。

その後pixiv活動をやめ、登録解除した。


代表作編集

連載作品編集

  • 仮面ライダーSD 疾風伝説(月刊コロコロコミック1992年1月号 - 1993年4月号連載)2004年11月に完全版として復刊(全2巻)
  • ワールドヒーローズ・激闘英雄伝(月刊コロコロコミック1993年12月号 - 1995年5月号連載) - ビデオゲームワールドヒーローズ』シリーズ(ネオジオ、1992年~1995年)のコミカライズ。
  • サイファー(月刊コロコロコミック1995年10月号 - 1996年8月号連載) - ホラー漫画。グロテスクさだけでなく、鬱展開鬱エンドで、当時のコロコロ読者の子どもたちにとってはみんなのトラウマかもしれない。なお、作中では永井豪の『デビルマン』へのオマージュとおぼしき回がある。
  • はるかなる甲子園 駆けろ!大空(月刊コロコロコミック1996年10月号 - 1998年3月号連載)
  • チョコボのふしぎものがたり(月刊コロコロコミック1998年8月号 - 2000年12月号連載)
  • 仮面ライダーアギト(てれびくん2001年2月号 - 2002年1月号連載)
  • 疾風天国 風のクロノア(別冊コロコロコミック2001年4月号 - 2003年6月号連載)
  • 怪魍奇譚 -見える話-(2003年 - 2005年、WEB連載)
  • ZONE(2005年、WEB連載)
  • 目目袋(2006年 - 2007年、携帯電話向け漫画という新しい試み) - 前述の通り、自身のアカウントで公開(本記事作成現在、目目袋/隙間女目目袋/電柱目目袋/イッちゃんが公開)。
  • こちら週刊現代突撃班(2008年 - 連載中)

読み切り作品編集

  • ウルトラマンコスモス(てれコロコミック 2001年夏休み増刊号)
  • ドラゴンMYフレンド - 藤子不二雄賞佳作入選作。前述の通り、自身のアカウントで公開。
  • ナックルボーイ - 自身のアカウントで公開。キャプションによれば、「異種格闘技マンガを、コロコロタッチで描いてみたら面白いものが出来るのではないかと意気込んで描いた」ものであり、当時のコロコロの作風(特に『ドッジ弾平』のこしたてつひろの画風)を反映しているように見える。
  • 女の中の男一匹 - 前述の通り、『COM』で佳作入選した投稿作品で、デビュー作。本文では詳述しなかったが、(1)(2)に分けて公開。サンプル版リメイク版も公開されている。
  • 運び屋 - 前述の通り、『マンガ少年』への持ち込み作品。
  • ZQ -ジーク- - 前述の通り、自身のアカウントで公開。
  • 黒い池(ZONEの前日譚)
  • ZONE 発狂キューブ(ZONE第3話アナザーネーム)
  • コドク
  • ミル(27ページオムニバスストーリー)

その他編集

その他、pixivで公開されていた作品に

がある。


関連作品編集

疾風伝説サイファー

これで、クリスマスがだいなしだ。

疾風天国はもっと評価されるべき


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