漫画『鬼灯の冷徹』の主人公。
概要
CV:安元洋貴(芸歴10年目にして初主演。バリトンボイス)
赤い襦袢に黒い衣服、帯を貝の口に締め、その上から結び切りの帯飾りを付けている。ちなみに襦袢の下はステテコ。足元は素足に草履(爪が鋭くなるという理由で、鬼には足袋を履く文化が無い)。
鬼らしく牙も生えそろっており、両耳は尖っている。一方、鬼には天パの多いのだが、彼は癖の無い黒髪。原作では横顔になるとわかるが、何気に睫毛が長い。
特にアニメで顕著であるが、目尻には紅い色が付いている。化粧なのかは不明(アニメでは就寝中でも付いている)。
基本的に敬語口調で、誰しもを「さん」付けで呼ぶ。一人称は「私」。
頭が良く非常に有能だが、仕事に関しては部下の獄卒はおろか、閻魔大王すらドン引きする厳しさで当たるドS。「大王の第一補佐官」という鬼神の中ではトップの地位にいるため、周囲からは尊敬され、畏れられている。
礼儀は正しいが、あらゆることに対して容赦はしないし自分の意見もきっぱりと述べる。しかしどれも正当である。自らを「官房長官みたいなもんで地味」と言いつつ「裏から操るのがいい」と言ってのけ、上司である閻魔大王を金棒で殴ることも日常茶飯事である。
白澤とは犬猿の仲であり、顔を合わせるたびにいがみ合っている。他者から見れば顔立ちも性根も似た者同士なのだが、本人は「白澤と似ている」と言われることが非常に屈辱だと言う。
劇中では華奢で小柄な印象を受けるが、作者によるとそれは閻魔大王が大きいためで、身長185cmくらいのがっしりした体型をイメージしているとのこと。その剛力は、閻魔大王の巨体を軽々と蹴飛ばしている姿から如実に表れている。愛用の金棒を片手で振り回し、巨大な鉄球すら殴り返し、素手で家一軒持ち上げたことすらある。ちなみにこの金棒は、昔とある経緯を経て自分で手に入れたもの。
真面目一徹というわけでもなく、個人的な興味本位で行動したりと、時にお茶目な素振りを見せる。また、見かけによらず動物好きで、ムツゴロウさん的な立ち位置を夢見ることも。特に金魚が好きと言い、趣味は、自ら品種改良した金魚草の飼育。品評会にも出席する。
お酒に強い(うわばみ)が、辛いものは好まない(その他、食べ物の好みは作者本人に合わせているという)。表紙絵やアニメのサブタイトルで煙管を咥えている描写もあるため、喫煙も可能と思われる(愛煙家かどうかは不明)。
料理の腕前はプロ並み。見事な解体ショーや大根の桂剥きを披露し、繊細な和風料理の御馳走まで作れるほどである。
普段はきりっとしているが、閻魔殿にある自室はそれなりに雑多としており、寛ぐとなると途端にオッサン化する(人前では滅多に見られない)。収集癖が地味にあるらしい。遅刻などはしないが爆睡型で、寝ているところを他人に起こされることを嫌う。服装が変わる事はそう無いが、現世への視察等出張もあるため、用途に合わせた衣装を持ち合わせる。主人公なこともあってか、原作の扉絵ではかなり色々な服装姿を見ることが出来る。
現在独身。冷徹と称されるが、ちゃんと女性に対する意識はそれなりにあるようで、サタンのメイドの衣装に「嫌いじゃないです」と意見を述べるなど、嗜好は度々垣間見せている(ちなみに、白澤ともこの話題で意見が一致すれば休戦する)。
好きな女性のタイプは、恐れをものともしない明朗快活な人。ミステリーハンターとかも好き。容姿には拘らないらしい。あと、自分の作った味噌汁(脳味噌仕立て)を飲める人となら結婚していいとか。
周囲の男女からの反応を見ると、なかなかの容姿の持ち主と見ていいようだ。
その過去には色々あるようで・・・・・・
ちなみに、アニメでの名前の発音は「鬼→灯→」。「親友」の発音と一緒。