曖昧さ回避
鬼灯の冷徹に登場する「金魚草」概要
鬼灯が品種改良した観賞用ペットである。補佐官殿が地獄のどこかに自生していたらしいこの「動植物」、現世で存在している「金魚草」とは異なり、花は金魚(厳密にはランチュウ但し、尾が短く背びれがない他は全力でオランダ獅子頭を主張している)そのものの姿をしているこれを採取および栽培して謎の威容を持つ種類にした。
なお、鬼灯は過去に金魚草コンテストにて殿堂入りしており、今では審査員をしている。
鬼灯は閻魔殿の庭で大量の金魚草を育てており、彼の金魚草に限ってかは定かではないが、忘年会の度に酒を水やりの感覚で与えられるなど、結構いけるくちらしい。
だみ声で「おぎゃぁ」と泣いたり(「鳴」ではない)、自力で鉢ごと移動することが可能。OADでは採取されると断末魔のような声を上げていた。植物と意思疎通が出来る木霊曰く、地獄の存在であることも加えて彼らの声は外国人と話しているような感覚らしい。
最も長寿のものは大きさ3メートルを超え、毎年秋になると花の模様はより赤くなる。
中には赤紫に変化するものがあり「ざわめくトルコ石」の名で高値がつく。愛好家が多く、秋にはコンテストが開催されているほどである。ふとした事から金魚草大使に就任してしまったピーチ・マキ曰く、その内容は「シュール(な光景)」「傍から見れば狂気の沙汰」。
色変わりも偶に存在するらしい。決してチアノーゼではない。
また個体によって鳴き声が異なる場合があり、言葉代わりになることもあるようである。
食用にすることも可能で刺身にもなり、なかなかの美味らしい。「枯れた金魚草」100本を煮詰めて抽出されたエキスは滋養強壮のサプリメントとして、白澤の手で製造・販売されている(味は茄子いわく「面白い味」)。
色々とややっこしい存在の為、地獄にある水族館は植物園が併設されており、植物園の出口と水族館の出口がある部屋に置いてある。
生物か植物か妖怪かが判明出来ればあの世の学会で表彰ものとの事。
座敷童子らは彼(?)らの言葉が分かるらしく、金魚草たちに秘密を教えられたが黙っているようお願いされていた。
アニメ版にも登場したが、EDではまさかのメイン扱いで登場。一話の「金魚草の歌」が某歌に非常にそっくりであるため視聴者を驚愕させた(問題があったのか、再放送では某昔話のED似の曲に差し替え)。
アニメ13話ではそれまでEDでトロッコを押していたつがいが実は逃走未遂であったことが判明し、鬼灯によって捕縛後、ミキサーでジュースにされてしまった。それもあってか、13話のEDは金魚草が写っていたシーンは全て無人となっていた。ちなみにこれを飲んだ閻魔大王は、裁判中ずっと顔が金魚草っぽくなっていた。フルーティーな香りで美味しいが、後味は悪いらしい。いろんな意味で。
亡者の裁判後、おやつに食べようとしたドーナツは鬼灯が全て美味しく毒味したので、代わりにと馬鹿でかいドーナツと紫色の謎のジュースを作ってきたのだが、ドーナツ完成直前のシーンで大きさ3mの金魚草が映っていることと、閻魔大王がジュースを飲んで「おぎゃぁぁぁぁぁ」と叫んだことからもしかして…
第2期1話では上記のエキスを超濃縮した原液が登場。注がれたジョッキの中で小さい金魚草の動物の部分が一匹跳ねているのが確認できる。
関連イラスト
擬人化作品も存在する。
関連タグ
マスコットキャラ←ある意味で