「夕張好きの矢野トシノリ」とはpixivユーザーの矢野トシノリ氏が夕張への愛を溢れさせている場合につくタグ。R-15以上なシチュエーションが多い。
ちなみにタグ数限界の関係で、このタグがつきそうな作品でもついていない場合がある。そのため、このリンク(ユーザー内キーワード検索)で見たほうが全容が把握しやすいかもしれない。
概要
矢野トシノリ氏は2013年10月頃から艦これ作品を描いていたが、2014年3月に入ってその愛が溢れたらしく、ほぼ夕張作品の連投になり、シリーズ化している。
変遷
当初は「4枠○○ガン積み」の単発ネタ集だった。
が、この作品を受けて「胸部装甲の強化をしようと…」する提督が現れてから連続したストーリーが出てくるようになる。
なお、この提督は14cm単装砲で撃たれようとも、61cm五連装(酸素)魚雷のガン積みを目の当たりにしようと懲りない「憲兵さんこっちです」系の提督である。
しかも夕張には「好みは『金髪・巨乳・むちむち』」だということがばれており、どうにもしまらないところがある。
夕張も当初はキレていたが、提督の「セクハラするのはお前だけと決めている!」「一番好きな艦娘は特別だからな」発言でほだされた。(この時点で提督のケッコンカッコカリの意思はアリだった)
現在はそこから派生した、矢野トシノリ版の艦娘アラサー化シリーズが進行中。ゆうばりさんじゅっさい、である。
…いや、それは(文節が)違う。
夕張30歳シリーズ・登場人物
夕張(30歳)
当シリーズの主役にしてメインヒロイン。
今の夫たる提督とケッコンカッコカリ後に鎮守府を退役し、現在はOLとして働いている。
艤装は退役した後も鎮守府から持って出ちゃったらしく(ただ、砲は塞いだとのこと)、押入れに主機や航行用の装備などひとまとめにして押し込んでいる模様。
また、自前の艤装で航行する分には問題ないが、自分が艤装なしで船に乗る側になると船酔いする。
最新機器に目がないのは相変わらずで、夫提督と買い物に行った際に買ったスマホをすぐさまびっちりカスタマイズし、自分用のも入浴中にジップロックで防水処置してまで弄りたがるほど。
他の提督たちとケッコンカッコカリ後家庭を持った艦娘たちと会っていくうちに、自分も夫との子供が欲しくなったようで、現在妊活中。妊活の教官からの教えに従い、セルフチェックも日課に。
……なお戦線を退き平穏な銃後の暮らしになったこともあり、ちょっとお腹周りが気になっている。
提督(夕張の夫)
夕張には上絵の通りお触り・セクハラ上等だっただが、これも上で述べたように本命は夕張だったからこそのようで、現在は夕張とケッコンし、二人暮らし中。 ある意味矢野トシノリ氏の分身?
ケッコン後も相変わらず彼の主砲は戦意軒昂なようで、夜戦主義を貫いている模様。
夕張との夜戦の際にはちょっとした取り決めがあるようだ。
五月雨(28歳)
夕張の勤める会社の同じ部署で後輩OLとして働いている。独身。
夕張と仲がよく、飲み会の帰りでも泥酔した夕張を家まで曳航してあげたりしている。
どうも、艦娘として生まれてくる前の、前世の記憶もいくらか残っているようだが…。
また、青葉から艦娘たちの現状の調査メモも貰っているため、それなりに退役後の艦娘たちの事情にも明るそうである。
島風(28歳)
退役後、海で培ったスピードを陸で生かそうとしたのか、陸上選手として活躍中。独身。
30歳を控えた年頃になって、若手選手の台頭に自信をなくしかけ、引退も考えていたようだが…
天津風(29歳)
試験艦としての生まれの性もあってか、島風の専属コーチとして活躍中。独身。
同じ試験的性質を持つ艦娘として夕張と意気投合し、島風の出した記録を二人でチェックし、悩んでいた島風に夕張とともにハッパをかける。
これが奏功したのか、後日の大会で島風は新記録を叩き出し、「速きこと島風の如し」と称えられたという。
なお、このチームで島風の連装砲ちゃんはタイム計測係、天津風の連装砲くんは記録係をやっている。
愛宕(31歳)
休みの日に娘連れで夕張の家に遊びに来ていたりする。既婚。
彼女の夫提督との間に(愛宕本人曰く)ぱんぱかぱーんと授かった娘「あたご」は、イージス艦娘。
背中にリュック状の艤装としてえーだぶるえすを積んでおり、最初は夕張も珍しい艤装として興味を示したが、AWSと知った瞬間諦めた。
足柄(3X歳)※本人の意向により正確な年齢は秘匿情報。
夕張や五月雨の勤める会社の別の部署で、キャリアウーマンとしてバリバリ働いている。
役職は営業部部長で、戦線に立っていた時代の戦意の旺盛さを企業戦士として存分に発揮している模様。
かつてはその様から「餓えた狼」と呼ばれることもあったが、ケッコンして家庭を持ち、娘の「あしがら」を設けたこともあり、夫や娘と仲睦まじく、三人で写った家族写真を携帯の待ち受けにするくらい家庭生活も充実している様子である。誰が呼んだか「売れた狼」。
なお、あしがらも例によってリュック型AWSを背負ったイージス艦娘である。
金剛(38歳)
夕張たちとは別の鎮守府に転属後、そこの提督とケッコン。現在一児の母。
40歳を前にしても現役艦娘時代のノリのよさも若さも容姿も失われておらず、アヤしい外国語訛りもそのままである。
娘であるイージス艦娘「こんごう」は、そんな母を反面教師にしたかそれとも父親や叔母様のしつけの賜物か、暴走気味な金剛ママに比べて言葉に訛りもなく、かなり落ち着いた性格をしている。
……ハイテンションが過ぎる母に「あとでちゅういしておきます」と背中のリュック型AWSからハープーンを発射しようとするあたり、エキセントリックさは十分遺伝しているともいえるが。
霧島(36歳)
かつては前線勤務だったが、ケッコンして現在は主婦業に専念。趣味はカラオケ。
子供が欲しくなって相談に訪れた夕張に、妊娠のための体調管理やかかりつけの産婦人科医をどうするかなどのアドバイスを行ったりしている。
娘の「きりしま」は、従姉のこんごうと遊びに出かける際に母に敬礼していくくらい礼儀正しく育てられているが、そのさい霧島に「不審者には気をつけてね。威嚇射撃くらいにしておきなさい。ミサイルは私といるときね」とサラリと言われている辺り、武闘派の血は争えないようである。
陸奥(33歳)
現在はケッコンし、主婦業に。本厄年。
運の無さは退役してからも続いていたようで、ロクでもない男にひっかけられることが多かったようだが、その都度、姉の長門がフォローするおかげで最悪の事態には至っていない模様。
娘がお腹の中にいる間にも紆余曲折があったようで、最初にかかった大湊の産科での出産を断られたのも含め、4回転院を余儀なくされている。
娘の「みらい」は海洋地球研究船娘らしく、自然観察が大好きで、陸でもアリや蝶を見つけては眺めて喜んでいたりする。
長門(34歳)
退役後は子供好きということもあってか、保育士として働いている。独身。
趣味はカメラ撮影だが、まだまだ上手ではない。
上述のとおり妹の陸奥が幾度となく悪い男にたぶらかされていた為、そいつらを叩きのめしたりなどのフォローで、自分の彼氏作りには手が回っていない。……のだが、そんな自分にも満足しているようで、陸奥が現在の夫と結ばれて落ち着き、姪のみらいが生まれてからは「陸奥とみらいの専属護衛艦」を自称し、妹一家と仲良く暮らしている模様。
天龍(35歳)
他の所帯を持った艦娘たちと同じく、ケッコンや退役を経て、現在は2児の母を持つ主婦に。
娘の「てんりゅう」が生まれた今は眼帯をはずし、眼帯のあった側の目を、鬼太郎みたいに長く伸ばした前髪で隠している。
家庭に入ってからも俺っ娘口調やそれとは裏腹な面倒見のよさは健在であり、PTA持ち回りの子供の通学見守りでも、荒っぽい口調はそのままに、通学中の子供に安全に気をつけて道路を渡るように叱ったりしている。
そういった気質はやはり訓練支援艦娘として生まれた娘のてんりゅうにも受け継がれているようで、
学校に行く際もあたごやあしがらを後ろに引き連れ、「(妙高の娘と思われる)みょうこうと(鳥海の娘と思しき)ちょうかいもむかえいくぞー」と幼いなりのリーダーシップを発揮している。
愛用のネコさんアップリケの入った眼帯と、「てんりゅう」と書かれた小さな日の丸の旗は天龍ママのお手製である。
なお、2児の母とあるが、もう一人の子供については現時点でどんな子かは不明である。
また、妙高親子や鳥海親子も現在未登場。今後のシリーズ登場が待たれる。
蒼龍(30歳)
夕張がダイエットのために通おうと思ったスイミングスクールで遭遇。既婚、子持ち。
潜水艦娘として生まれた娘・「そうりゅう」の付き添いで、プールに泳ぎに来ている様子。
娘のそうりゅうは世界最大級の排水量を誇る潜水艦娘だけに、潜水や泳ぎに関する心配は不要のようだが、その排水量が原因で、彼女が急速浮上する際の水柱や波に周囲が吹っ飛ばされるので、蒼龍はむしろそっちのほうを心配して見に来ているとのこと。
飛龍(28歳)
同じくスイミングスクールで夕張と遭遇。既婚、子持ち。
蒼龍より二つ年下だが、そうりゅうの急速浮上グセが直ってないことで蒼龍をデコピンしつつたしなめるなど、親戚(準同型艦)ということもあって関係はフランクなようである。
連れてきていた娘の「ひりゆう」は消防艇娘であり、プールではその放水量6000リットルのスペックをフルに使った両手を組み合わせての水鉄砲で、仲良しのそうりゅうと水遊びを楽しんだりしている。
……ただ放水量が放水量なのでやはり余波がそうりゅう級に半端でなく、巻き添えも当然のごとく発生し、誇らしげに娘のパワーを自慢する飛龍に、タジタジの夕張も生返事を返すしかなかった。誰が呼んだかウルトラ水流。
なお、飛龍もひりゆうも「多聞丸に怒られますよ」と口に出しているが、山口多聞提督と飛龍母娘との関係は不明。
今後のシリーズでも、名前こそ出たもののまだ未登場の青葉や妙高親子や鳥海親子、天龍のもう一人の子も含め、また新たな艦娘が登場するものとも思われる。備えよう。