魔法少女まどか☆マギカの登場人物、暁美ほむらと佐倉杏子のカップリング。
ほむらの過去や、語感の関係でほむあんタグが用いられることが多い。
杏ほむの記事にも二人の関係について別の角度から記述している。
概要
作中での関係は、「ワルプルギスの夜」を倒すために結んだ協力者同士。拗れがちな作中の人間関係で比較的安定したものを築いており、共に行動する場面も多い。
もっとも安定した関係を築いているのは、それぞれの中に完結した物があり、それぞれそれに取り組んでいて、互いがそれを邪魔しないことなどが理由であるが、もう少し踏み込もうとした先や、押し殺していたものに関してはそこまでドライな物ではない模様。
端的に言えば言葉を使わずに通じ合う仲、戦友と言った関係であろう。
二次創作界隈に於いては主流カプではないため、他カプ(ほむまど、杏さや、など)前提である事が多いが、原作でも他カップリング前提でなくとも(カップリングの定義にも依るが)成り立っているものであるため純粋なほむあんを望む声も少なくはない。
尚、叛逆の物語以降はむしろ前提側に回ることもあり、現在、杏さや、さや杏、さやほむの前提になっている作品が確認されている。
もっと深い話
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ご存知の通り、暁美ほむらは時間遡行者であり、本編の時点でほむらが既に彼女の「本質」を知っているという自負を持っていて「魔法少女には、貴女みたいな子が相応しい」と考えたことが示唆された。第6話で語られた、杏子へ街を任せて去るという計画の背景には、杏子の利己主義的な部分ではなく、その裏に隠された精神的な強さこそを真に評価していたことがあったのではないか……
なお、本編においてほむらが「名前で呼んだ相手」は彼女の戦いの目的の人物を除けば杏子ただ一人だけである。
各話解説
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第6話
「なっ……どこかで会ったか?」
ほむらが杏子とさやかの戦闘を中断させた際、逆上したさやかがほむらへ襲い掛かって倒される。 その瞬間、杏子はまどかやキュゥべぇと断絶していた結界を解いている。 そもそものこの結界に関してはまどあんを参照。 上記のセリフは杏子が名乗ってもいないにも関わらず、ほむらに名指しで自分のことを知っているようなことを言われたことへの反応。
「食うかい?」
その後ほむらは杏子へ近づき、協力を求める。 この時杏子がほむらへRocky(ポッキーもどき)を差し出した。 このシーンは初期のほむあん創作の大きな基盤となっていた。
ほむらはワルプルギスの夜を倒した後街を去ると明言したが、この背景には第11話で明かされた、彼女がワルプルギスの夜が来る頃までしか自力で生き残り難いという事情があるのかもしれない(杏ほむに詳しく記述)。
第7話
「そんな理由で、貴方が獲物を譲るなんてね」
杏子とほむらが夜、塔の上で影の魔女の結界の中のまどかとさやかを見守る場面があり、ほむらが杏子のことをよく知っていると仄めかすような発言をした。 この時のほむらの態度は例を見ないほどにやわらかいものであり、「ループ中のほむらが人間らしい面を、杏子相手には能動的に見せた」ということになる。
第8話
「もうちったぁ、手の内見せてくれても良いんじゃない?」
杏子とほむらの作戦会議が描かれ協力関係が直接描写された。杏子はほむらにもう少し距離を縮めるよう要求したが、キュゥべえの邪魔が入ったために有耶無耶にされてしまった。
またさやかの態度に逆上して、杏子との打ち合わせに反して手にかけようとしたほむらを杏子が拘束して止めた。 これもまた杏子とほむらが話し合いと合意に基づいて行動する関係であったことを示唆しているのだろう。
第9話
「もちろん違うわ。 貴方もね」
杏子とほむらはさやかの遺体を結界から搬出したが、その思惑はそれぞれ全く違った。
杏子はただ、まどかと遺体と対面させるだけで何も語らず弔う雰囲気を作り上げていた。 一方のほむらはさやかの遺体をみせしめにまどかへ契約を諦めるよう迫り、その態度が杏子を激怒させる。 その時に胸倉を掴まれた際にほむらは哀しげな表情を見せているが、その後自分たちは人間ではないと言い放ち去っていく。
「まあ要するにそういう仲なのさ」
前話にてほむらとの距離を詰めようとしたことを加味すると、これは妥協の末の言葉であり、その口ぶりは少し寂しげなものであり、まどかもこれに関しては今一つ飲み込めていない反応をしていた。
「杏子……! 貴方……」
魔女の結界にまどかを連れ込んだという杏子の告白を聞いたにもかかわらず、ほむらが杏子を愚か者扱いする描写や敵意を持つ描写はなく、むしろ杏子自身から強制され、もはや助かる見込がみなく、杏子に自信の目的の為に戦うべきであることを諭されるまで死別を決意できなかった。
「ただ一つ、守りたいものを最後まで守り通せばいい」
ほむらを置いてまどかと二人でさやかの結界に向かうなど、袂を分かったように思った方もいるであろう展開であったが、実際には二人の共闘関係はこの時まで破棄されてはいなかった。 そればかりか杏子はほむらの本質をある程度見抜いており、自分の最後の僅かな希望を託す意図もあったのか、ほむらの背中を押す形となっている。
「……杏子」
その後、結界を脱出したほむらはぽつりと名前を呼ぶ。 「杏子……」と引きずるわけでも、「杏……子……」と泣いたりするわけでもないニュアンスな辺りが特徴的なシーンであった。
次のシーンは、ほむらの家でのキュゥべえとの会話であったが、BGMは流れず、今まで杏子が向かいに居たテーブルに今はほむら一人という寂しさが強調されていた。
劇場版の第9話相当の部分ではその場面が長くなり、舞台は壊れた石像などがある赤い空の墓場に移され、新しく「I miss you」というタイトルの曲がBGMとなった。
前者が視聴者に寂しさを感じさせるものであるとすれば、後者は寂しさを大画面を活かし演出したといった感じだろうか。
「なら、どうしてあの子を止めなかったの」
キュゥべぇに杏子の犠牲が犬死にではなかったかと問いかけるものの、キュゥべぇは犬死に(意訳)と言い放ち、まどかを契約に追い込む為に杏子を死ぬように仕向けた(あくまでも杏子の問いかけに対しての答えで誘導しただけではあるが)と言う。 それに対してほむらは険しい声色で「やらせはしない」と返した。
尚、叛逆の物語特典である2時間総集編は、中々酷い編集ではあるものの、墓場のシーンに際して何故か、元はキュゥべぇがやってきたところで入る、ほむらがシャフ度で振り向くカットが、杏子が犬死にであったとキュゥべぇが答えた後に挟み込まれており、ほむらが露骨に動揺している印象を受けるものになっている。
第10話
「まさかあんた、ホントはあの杏子とか言う奴とグルなんじゃないでしょうね?」
さやかが杏子とほむらの結託を疑う場面があり所謂メガほむあんの燃料となった。 尚、ほむらは上記のセリフに対して否定はしているものの、グルという表現が使われていることもある上に、ほむらの戦闘スタイルの変革はこの後の話である為、実際のところ不明ではある。
今まで散々協力者として描かれていた杏子との関係が描かれなかったのは、この回が魔法少女としてのほむらの掘り下げであり、続くループの中で関わりほむらの人間性を保っていたであろうことを描くのは不適切だったから、といったところだろうか。
第11話
「杏子の援護も本当は必要なかったの、ただ彼女の顔を立ててあげただけ」
まどかはちょうど第4話でマミが死んだ後にほむらと話したように、ほむらの家を訪れる。まどかは、ほむらは友達ではないという杏子の発言をそのままの意味では信じなかったようである。
この時の会話でほむらは、杏子のことを佐倉杏子と呼んでいたが、会話が進むにつれ、感情が昂ってしまったのか、会話内で杏子呼びをしてしまい、恐らくこれが原因でまどかに強がりを看破されている。 尚この時にはまどかから目を反らし、髪をかきわけようとしている(が空ぶる)。 杏子を失ったこと、戦力的な意味でも仲間的な意味でも、杏子なしでワルプルギスの夜に立ち向かわなければならないことはほむらにとって大きなショックだっただろう。
劇場版の後篇でのこの場面では、杏子のテーマと呼んでも差し支えないBGMのAnima malaが使用された。 (一応梶浦由記は杏子のテーマは前後編までの曲には、存在していなかったと言うが、ファンの間では実質の杏子のテーマとして扱われている)
第12話
まどかによる改変後の世界は、ほむらが盾による時間制限も無く、マミや杏子と共に居れる世界であったようだ。
叛逆の物語
劇場版のネタバレを含みますので閲覧には注意して下さい
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予告編にて杏子は見滝原中学の制服を着て、スマートフォンを持っている。このことから改編後世界において杏子はマミと別れないだけでなく、家族を亡くしていない可能性が推定された。
また10話の姿と思しきほむらと杏子が話しているカット、そして「あたしをからかってるって様子でもねぇよな、あんたマジなんだな」というセリフからも新たな燃料投下が期待されていた。
後篇のDVD収録の予告編では上映版と違う、涼しげで簡素な雰囲気で描かれたほむあんシーンが含まれている。
実際に公開された映画の中では、ほむら達が囚われた結界の中で、脱出のために行動を共にする場面が多く見られた。
(このあたりの供述は杏ほむの方に詳しい記述あり)
ほむらが自分のソウルジェムを本物か確認する前、最後に会話をしたのも杏子であり、想像の余地の膨らむ映画であったと言えるだろう。
ちなみに先述の「杏子との会話では一貫してまどかの話をしない」ことであるが、これは杏子の記憶を確かめるための質問によって破られているが、後にも先にもこの一回のみである。
もっとも結界の中での杏子の立ち位置は、ほむら曰く「現実とは大きくかけ離れている」とのことであり、彼女が最初に声をかけたのは、そうした理由からだった。
尚、存在自体が違和感の塊であるものなども存在した為、そこには他にも信用度などの話も絡んで来るだろう。 これに関して、脚本の虚淵玄は「杏子はリアリストで、話が通じると思った」と述べている
結界を作り出した人物は、自身の「理想の世界」を構築する上で、彼女の扱いに相当難儀したようであり、杏子の家族については半ば投げたような形となっている。
(結界の主がというより、製作側が、と言った方が適切な気もするが)
ほむら魔女化後、カウントダウンラストで非常に切ない印象のカットがあった。 詳しくはリリ杏
その他
本編中ほむらが杏子の前でまどかの名前を呼んだのは改編直後の一度のみであり、会話に於いては本編、the Different Story、フェアウェルストーリー内で一貫して話題にすら出していない。 険悪ムードの中唐突にまどかの名前を出してさらに空気を悪くしていたマミやさやかの時との差が見受けられる。
また、ほむらの戦いの目的がまどかの安否である以上、まどかの前では気を抜く事がないが、杏子の前では比較的気を抜いており、ほむらの素の姿(その姿はメガほむのものとはまた異なる)が垣間見える。
以上より、メガほむに戻ることのできないほむらの共に歩み、人間らしさを取り戻す相手としては杏子なのではないか?という声が当カプの支持者には多い。
魔法少女まどか☆マギカ ポータブル
PSP版のネタバレを含みますので閲覧には注意して下さい
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そして、PSP版ではほむらルートにおいて、杏子との共闘シナリオが描かれた。
条件は巴マミが死亡しており、美樹さやかが未契約である事。
この場合に杏子と常に会っていれば、杏子との共闘シナリオが成立する。
ワルプルギスの夜と戦うのは割に合わないとほむらの交渉をつっぱねる杏子。
そんな中で何度もほむらと会う内にほむらに守りたいものがある事に杏子は気づく。
杏子は既に守るべき家族も敬愛すべき巴マミも失ってしまった。
しかし、ほむらにはまだ守りたいもの、鹿目まどかが存在し、ほむらはまどかを守ろうと必死になっている。
そのほむらの姿に嘗ての自分を杏子は想起し……
ワルプルギスの夜の襲来する日、結局ひとりなのねと寂しそうに呟きほむらは一人で死地に赴く。
そこに現れる杏子、利にならないから戦わないのではなかったのと驚くほむら。
ほむらじゃない、鹿目まどかを守るために戦ってやると杏子は不敵に笑い、そして二人で決戦へ…
見事、ワルプルギスの夜を撃破し、ほむらは遂にまどかを守る事に成功する。
杏子はそれを見届けた後、友達になれたのにと…引き止めるほむらとまどかを背に楽しかったよと告げ、見滝原を去る。
そして、流れるスタッフロール、背景はかつて杏子が幸せに過ごしたひだまりの教会。
色々な意味で味わい深いエンディングである。
また、杏子ルートにおいては、本編に似ているようで似ていないストーリーにおいて、魔女化した杏子と戦うことになる。
詳しくはほむオフェ
the Different Story
別段新しい燃料があるわけでもないが、安定しているともいえる。
本編と同じくほむらと杏子はワルプルギスの夜に向けて共同戦線を組んでいる。
死地に赴く杏子を、ほむらは止めようとするが本編9話同様柵を張られてしまう。
(本編のものはほむらを想ってのことでもあるが、今回は完全に自分の戦いのためである)
また、杏子亡き後、マミを説得する際、杏子の話をしている。
マミの脱落を防ぐのが主であるが、本編でキュゥべえに杏子の行動が無駄でなかったか問いただした時の様に、杏子の死を無駄にしない目的もあったと思われる。
また、そのマミの脱落を防ぎたいというのも、戦力的な問題以上に、杏子に向けたものと同系統の感情を向けていることが、感情的になっていることから見てとれる。
この作品のエンディングでマミが「魔女のいない世界」を理想としたことから、生存組の安定性を示し、改編後の世界が、ほむらがまどかを、杏子がさやかを失った、哀しい世界とは限らないという見方を強めた。
また、中巻カバー裏ではまどかのノートにて二人一緒に描かれており、
下巻カバー裏では二人で黒服サングラスでタッグを組んでいる。
SLOT魔法少女まどか☆マギカ
全体的にカプ要素が多い作品ではないが、原作の関係性の延長線上の演出が多いためか、マミの家に二人して押しかけていたりと何気に一緒に居たりする。
ビッグボーナス突入時の、テレビアニメ番組でいうところのアイキャッチにあたるようなシーンで、ほむらは杏子に手を引かれ入ってくる形となる。 この時の表情は素が出ているタイプのものであるが、まぎれもなくメガほむとは違いクーほむとしてのものであり、本編でところどころ杏子に対して素を見せていたものの延長線と言えよう。
また、人魚の魔女戦ではメガほむを降り注ぐ車輪から庇っている。
(最もこの人魚の魔女戦はマミが人魚の魔女を撃破した挙句、「逝ってしまったわ、円環の理に導かれて」などとのたまう演出で、作品ファンとしては微妙な気持ちになる物だが)
メガほむあん
公式には叛逆の物語での接触のみ。
物販で「まどか、マミ」「さやか、通常ほむら」に続いてこの二人のグッズが同時に発売されることはある程度だろうか。
しかし、暴力団事務所などから武器を「盗んでいる」こと、シャルロッテ相手に「翻弄するような戦い方」をしていることより、過去のループで杏子に師事を仰いでいたとする説もある。
さらに、マミがまどか達を勧誘することなどからの消去法とも取れるが、先述の「名前を呼んだ」ことなどから、やはり本編やthe different storyの時より深く付き合い、信頼を寄せるに至った過去のループが存在する可能性も十分にある。
その考察、妄想の結晶と呼べるのがメガほむあんである。
二周目、三周目の補完の形を取るものの他、杏子の最期が三周目では確定してるため、四周目以降もしばらくは同じメガほむの状態で居たというIFの物も多く見受けられる。
三周目のさやか魔女化やマミによる無理心中などにより三周目ラストではほむらの心は半ば折られてしまっていたが、ほむらは元より杏子が正解とする「自分の(確固たる願いの)為に戦う魔法少女」であることなどから相性は良いと思われる。
最近では、まさかのクーほむあんに先駆けて版権絵(画・中村直人)が描かれるという事態が起き、その絵などを使ったメガほむあんグッズが続々と登場している。
二次創作において
他2カプ前提物
「ほむらがまどかが好き、杏子がさやか、もしくはマミが好き」という前提の上に成り立っている物。
他カプにおける二次ネタが多く入れられ、比較的オールキャラ気味なライトな作品が多い。
恋愛相談や惚気話であったり、ほむらが杏子の弱みを握っているというパターンが多い。
一方、改編後世界においてほむらはまどかを、杏子はさやかを失った悲しみに暮れている傷のなめ合いのようなパターンも多い。
逆に改変後における杏マミ前提物は、新たな世界ではマミと上手くやっていることを示し、ほむらはまどかのおかげで与えられた未来を歩み始める物、等が見受けられる。
前述の変態ほむらさん率が更に高く、杏子の変態化も起こることがある。
5人のなかで2組のカップルであるため、残った一人のファンは面白く思わないことも多いので留意されたし。
ほむまど前提物
本項では前提なし作品と区別するため、ほむまどを「まどかそのものをほむらが求めている」ものとして扱う。
上の物に比べ、杏子の常識人度合いが増した物、もしくはリバの杏ほむである物。
前者に関してはこの前提はほむらのキャラ付けとして機能しており、好き放題振舞う(まどかへの愛を叫んだり、本命ではないからと杏子に異様に迫ってみたり)ほむらに、杏子が突っ込みを入れると言う構図が多い。
後者はまどかを本命とするほむらに杏子が迫るのを煙に巻くも、なんだかんだでまんざらではないというパターンの模様。
ほむら大勝利パターンとして九話組に行きつく事も。
杏さや、杏マミ、杏ゆま前提物
杏子の戦いや周りの環境を一歩引いた視点でほむらが見ていることが多い。
傾向としては、シリアスでは杏子のデッドエンド、バッドエンド率が高く、杏子の死後ほむらが杏子への想い、評価を語る物や、ほむらが遡行した後に杏子がほむらの事を語る物が見受けられる。
繰り返す時間遡行の中でほむらが距離感を置いたために背負った悲しみであるといえよう。
ほむオフェ こちらも参照。
純粋なほむあんの場合
既存の二次ネタなどが「ほむあんだけ」というものは少ないため、原作補完物、IF物が多く原作準拠のキャラクターや設定のものが他より多い。
しかしながら、カップリング物として描く以上本編の描写を膨らませることはあり、
ほむらが杏子相手に皮肉や冗談を言ったり、杏子が「自分と似たタイプの魔法少女なら」と本編以上にほむらに歩み寄る等が見受けられる。
ほむらが杏子に衣食住やループでため込んだグリーフシードを提供するという条件で同居、共闘するというパターンが多く見受けられる。
その場合、自覚のないカップル、もしくはお互いにヘタレなカップルとなる場合が多い。
最もほむらがまどか以外にも矛先が向かうタイプの変態ほむらさんである場合はその限りではない。
ギャグなどの崩し方は定着してる物はあまりなく、作者特有の物となることが多く、ほむらの変態化が起きてもまどかのときとは方向性が異なることも少なくない。
また本編に杏ほむの記事にもあるようにRocky(ポッキーの類似品)を差し出す「食うかい?」のシーンが印象的な為か、ポッキーゲームなどのものや、「最澄」と返すネタがよく見受けられる。
三人組
ある意味で安定感がある二人の為、振れ幅を持たせる役割を果たす3人目の加入も見受けられる。
原作にて改編後世界と言う土台があるためか、一番多いのはベテラン組生存組最後の一角のマミであり、マミには頭があがらなかったりするパターンが多い。
さやかの場合はベテランの風格(一歩間違えば男子高校生のノリ)を漂わせて、後輩のさやかを弄るようなものが多い。
まどかの場合は、11話にてほむらと杏子の関係を薄々わかっていたことからまどかがほむあんの成立に一躍買うものなどが見受けられる。
現在、機能しているタグが存在するのはマミの場合のみである。
余談
ドライな関係、戦友チックな関係、キャラ元来の渋い側面、他カプ前提等の要因から「ホモくさい」「BLくさい」などと言われることも決して少なくない。
また「その中から覗く女らしさが余計に際立つ」などの声もある。
そのことから3人組で女役を入れるのも一興かもしれない。
一定数、言う人がいる為書いておくが、あまり言い過ぎると不快に思う人も居るので留意されたし。
別名「保護者コンビ」あるいは「未亡人コンビ」とも。
未亡人コンビという呼称は杏子の亡くした人物はマミ、ほむらの亡くした人物は過去ループのまどかを指している一方、保護者コンビと言う呼称はそれぞれさやか、現在のまどかの保護者であるという意味合いである。
あくまでも守ろうとしたことが重要なので、実際は保護できていないのは言わないお約束である。
メタ的な話をすると、新房昭之監督は、杏子を「出崎統アニメ的なキャラクター」として捉えている。
新房監督は出崎アニメに対し、「あしたのジョーでの力石徹などのように、常にアウトローなキャラクターがいて、主人公を導いている」とコメントしており、
杏子のほむらに対する(ひいてはさやかに対しても?)相棒体質は、こうしたところから生じたものであると言われている。
関連イラスト
関連タグ
• 暁美ほむら
↓表記/相手→ | 鹿目まどか | 佐倉杏子 | 巴マミ | 美樹さやか |
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自分が攻め | ほむまど(黒騎士と桃髪姫) | ほむあん(ほむ杏) | ほむマミ | ほむさや |
自分が受け | まどほむ(わたしの、最高の友達) | 杏ほむ | マミほむ | さやほむ |
↓表記/相手→ | 暁美ほむら | 百江なぎさ | キュゥべえ | 鹿目タツヤ |
自分が攻め | ほむ×ほむ | ほむなぎ | ほむQ | ‐ |
自分が受け | (ほむ×ほむ) | なぎほむ | ‐ | タツほむ |
• 佐倉杏子
↓表記/相手→ | 美樹さやか | 暁美ほむら | 鹿目まどか | 巴マミ | 百江なぎさ |
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自分が攻め | 杏さや(紅騎士と蒼髪姫) | 杏ほむ | 杏まど(藍と悠木が勝つストーリー) | 杏マミ | 杏なぎ |
自分が受け | さや杏 | ほむあん | まどあん | マミあん | なぎ杏 |
↓表記/相手→ | 千歳ゆま | 上条恭介 | 志筑仁美 | Charlotte | 鹿目タツヤ |
自分が攻め | 杏ゆま | きょうきょう | 杏仁 | 杏シャル | ‐ |
自分が受け | ‐ | (きょうきょう) | ‐ | ‐ | タツ杏 |
• 三人組
ほむあんさや 4話以降の魔法少女組として美樹さやかを含めるパターン。
九話組 PSP版杏子ルート、ほむらルート共闘エンドなどに見られる鹿目まどかを含めるパターン。
外部リンク
他のカプスレより考察寄りである。