聖書やキリスト教用語で世界中でおそらく最も有名な槍。
聖遺物としてのロンギヌスの槍
カインの血をひく鍛冶トバル・カインが天から落ちてきた金属により作ったとされる槍。
十字架にかけられたイエスが本当に死亡しているのか確かめるためにその脇腹を突き、その時に聖遺物となった。
イエスの脇腹を刺した時、欠けることのなかったこの槍が欠けたという。
イエスに刺したのはロンギヌスという名のローマ兵士だったと言われているが、他にも諸説ある。
ローマの聖アウグスティヌス教会に遺物が保存されているのだが、実は他にも同名の槍が何本もあり、どれが本物なのか誰も分からなかったりする。
「所有する者には世界を制する力を与える」という伝承があり、ヒトラーが血眼になって捜索したというエピソードがあったり、他にも様々な者に栄光と破滅を与えている。
新世紀エヴァンゲリオンに登場するロンギヌスの槍
リリスの胸部に突き刺さっていた巨大な螺旋状の槍でその先端は二股に分かれているが、投擲されるとねじれて細長い槍一本の槍となり対象を貫く。また、ATフィールドを無効果し、破壊するアンチATフィールドの発生や増幅もすることができる。さらにその描写から自動追尾機能も備えている可能性もある。
その性質ゆえに、EVAや使徒をただこの槍を投げるだけで倒せる凄い槍。もはや公式チート状態である。
アニメ版
元々は第壱使徒アダムと共に南極にあり、セカンドインパクトの原因の一つでもある。
第拾伍使徒アラエル殲滅の際に、碇ゲンドウの指示でEVA零号機によって衛星軌上に投擲され、使徒を殲滅。そのまま直進し、月の重力軌道上へと到達。人間の手では回収不可能となった。しかし旧劇場版で碇シンジの負の感情に引かれて、槍自身が勝手にEVA初号機のもとに帰ってくる事になる。
また、どういう経緯を経て、どのような手段が用いられて生産されたのかは不明であるが、EVA量産機の携帯する大剣『諸刃の剣』は、このロンギヌスの槍に変形する機能を有したレプリカである。
電撃ホビーマガジンの外伝小説『エヴァンゲリオンANIMA』でもキーアイテムとなり。何がなんだかわかんないくらい凄いことになってしまっている。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版では
新劇場版では、第1の使徒が全四体だったためこの槍もすくなくとも四本は存在する。
新劇場版Qネタバレ
リリスの残骸に刺さっていたが何故か二本あった。しかし第13号機が二本とも抜いてしまったため、ニアフォースインパクトが発動してしまった。
関連イラスト