『お香』とは
『お香』と呼ばれる人物・キャラクター
- お香 … 漫画『鬼灯の冷徹』の登場人物。本頁で記述。
概要
香料のうち、香木と練香のことを一般に『香』『お香』という。これらは加熱すると芳香を放つ物質で、さまざまな用途に用いられる。
お香のうち、香木は自然の樹木で、たとえばインド原産の高木「白檀」のような木をそのまま乾燥させたものと、「沈」のような埋れ木がある。練香は、粉末状の香木、動物性の香料、香辛料などを蜜や糖などで練り合わせた香で、薫物(たきもの)とも呼ばれる。
日本には中国を経て仏教文化とともに6世紀ごろ紹介された。最初は寺院で、仏前を清浄化するために供香(仏に供える香)として用いられたが、8世紀ごろからは、上流社会で実用的方面にも使用するようになり、衣服や部屋などに香を焚きしめる風習(薫物)が流行した。
薫物は、さまざまな香を人工的に調製するので、各自の好みに応じてその処方には違いがあった。その相違は、やがて種々の香をたいてその香の名をかぎ当てたり、匂いの優劣を競ったりする遊びを生み出した( → 薫物合せ)。
これが、薫物を用いずに香木を用いるようになると、名香合せ(めいこうあわせ)とよばれるようになり、15世紀ごろに流行した。その後、香合せから、いくつかのお香を聞いて、その香りが何なのかをあてる「組香(くみこう)」が生まれ、これが現在の香道にも色濃く受け継がれている。
『鬼灯の冷徹』のお香
CV:喜多村英梨
漫画『鬼灯の冷徹』の登場人物。
通称「お香さん」「お香姐さん」。 身長168cm。一人称は「アタシ」。
地獄で武器庫の管理を行い、淫楽に溺れた者が落ちる地獄「衆合地獄」の官職を務める妖艶な女獄卒。
淑やかな美女の鬼で、蓮の花の髪飾りをつけ、青色の口紅をし、頭にある小さな2本の角は黒っぽい。
二匹の蛇を帯代わりに巻いているのが特徴。なお、二匹の蛇はそれぞれ微妙に顔が違っており、どちらも雌。本人は大の蛇好きで、寮の自室で多数の蛇を飼っている他、蛇獄卒候補のしつけも行っている。
元々はヒラ獄卒(亡者誘惑係)だったが、女性獄卒大増員の際に鬼灯によって衆合主任補佐(衆合の管理係)へ抜擢された。
そんな鬼灯とは幼馴染のようなものであり、黄泉の教え処で共に勉強した仲。
ただし、現在の地位関係から、彼女は鬼灯の事をちゃんと「様」付けで呼んでいる。
単行本11巻では、幼少時代のお香が見られる。
関連タグ
外部リンク
- お香(Wikipedia)
- 日本財団法人お香の会