曖昧さ回避
iOS、Androidアプリ『まぞくのじかん』のキャラクター。
概要
CV:榊原良子
『Go!プリンセスプリキュア』に登場する敵組織・ディスダークの闇の魔女。
世界中の夢を憎み、人々の夢の扉に鍵をかけ絶望させることによりゼツボーグという名の怪物を生み出し、世界を絶望に閉ざそうとする。
ホープキングダムに侵攻し、国中の人々から夢を奪って絶望の扉に閉じ込め、絶望に染めあげた。現在も侵略したホープキングダムの王城に我が物顔で占有している。
彼女の目的・動機は現在のところ一切不明。カナタ王子も「(ディスダークの)心はわからない」と言わしめられている。
第2話でその存在はアロマから伝えられていたが、オープニング共々シルエットのみの登場だった。
第5話では声のみだがクローズに退却を命じている。
続く第6話でようやく全貌をあらわにした。
非常に冷酷な性格の持ち主の様で、失態が続くような能無しに対しては容赦がなく、4回にも渡って失敗が続いたクローズやプリキュアの復活を阻止できなかったシャットの出撃要請を「次か、そんなものがあるのならな…」と容赦なく切り捨て、既にロックが出動した事を2人に告げていた。
とはいえ処刑しようとしたクローズから命を賭した本当の最後のチャンスを懇願された際は、「これが本当に最後だぞ」といい、ディスダークのメンバーたちが最大の力を発揮できる魔空…もとい異空間『絶望の檻』へとクローズを3人のプリンセスプリキュア共々召喚するなど、ディスダークの支配者らしい器の持ち主でもある。
第10話でプリキュアと初対峙。
なお歴代プリキュアの敵組織の女性首領としては、『Yes!プリキュア5』のデスパライア、『ハピネスチャージプリキュア!』のクイーンミラージュに次いで3人目である。首領格として初めて接触したのが10話と歴代で最短。
容姿
メイン画像のように漆黒の衣装を身に纏い、角付きの仮面をつけた、まさにおとぎ話の魔女を思わせるような風貌をしている。
胸には大きなカギ穴が存在する。
由来
英語で「絶望」を表すdespair。
クローズ、シャット、ロックもそうだが、ディスダークのキャラ名は英単語そのままのストレートなネーミングが基本のようだ。
モチーフ
「花のプリンセス」というキーワードが頻出する本作における敵役ということで、ディスピアは『いばら姫』に登場する「13番目の魔女」ことマレフィセントがモチーフなのではないかという説がファンの間ではあがっている。
本作のプリキュアたちは「特定の童話の登場人物」を象徴しているわけではないと公式で明言されているため、ディスピアが童話の登場人物に似ていてもモデルというよりイメージソースの一つにすぎないとは思われるが、少なくとも彼女の風貌はディズニーのアニメおよび実写映画に出てくるマレフィセントに非常に近い。
ちなみに、日本語版における歴代のマレフィセント担当声優の内、アニメ版劇場公開時及び旧ビデオ版の北林谷栄及び現行ビデオ版の沢田敏子は『プリキュア』未出演だが、実写版の深見梨加は無印のレギーネとして出演経験がある。
また奇しくも、同じく実写版でフィリップ王子の声を担当したのは、今作でカナタ王子を演じる立花慎之介であった。
中の人について
担当声優・榊原良子は『プリキュア』初参加となるが、過去にはその源流と言える『美少女戦士セーラームーン』のアニメ版第4シーズン『SuperS』において、新月の女王・ネヘレニアを演じている。
スタッフが意図して配役したかは不明だが、このネヘレニアの人物像や設定などはかなりマレフィセントに近く、絶妙な人選と言えるだろう。
キャストが初期の段階で発表された事から、今までの傾向からディスピアは封印されてはいないと予想した人も少なくなかったと言える。
ただ、担当声優さんが発表された際、ポジション的にこの人しか出てこなかった俗物どもが結構いたりする…。
余談
マイプリキュアの1つ『プリキュア☆アンリミテッド』の怪物の名が『ディスピアー』だったりする。
ザコかボスかの違いはあれど、ヒロイン3人の変身後の名が(初期段階では)コンプリートであった事を含めて、今作のヒット率は総じて高い。