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諸星大二郎の編集履歴

2015-08-09 07:20:04 バージョン

諸星大二郎

もろほしだいじろう

日本の漫画家。1949年7月6日生まれ。

長野県の東軽井沢で生まれ、何年かいたのち5歳頃東京都荒川区へ引っ越したので、wikipediaでの表記が1時期「長野県生まれ、東京都出身」。


1970年『COM』にてデビュー。現在も現役。

「ジュン子・恐喝」で漫画家となった後改めて「少年ジャンプ」で「生物都市」を発表、批評家に「多分、東欧かどっかの未訳のSFを下敷きにしたんでは」と言わせる程の独創力で名を知らしめた。

独創性の強い独特な画風が特徴である。カケアミを偏執狂的に繰り返して描かれた闇が、触ったらあったかそうで怖いとか、土器土偶の類が怖いとか、言われているその画風は手塚治虫から「諸星大二郎の絵は描けない」と言われる程度である。

コアなファンはもとより、宮崎駿細野晴臣などクリエイターや学識者からの評価も高い。

庵野秀明は短編「影の街」のアニメ化を切望し、大槻ケンヂは短編「不安の立像」を歌にしようとし、星野之宣は作風を変え、高橋留美子は作品の主人公を「諸星」にした。なお「もろほし」が正しい呼び方であるが、『うる星やつら』での解説によれば、諸星がレンタルヴィデオ店に行った際「知らない人」(恐らく面堂終太郎)から

「よく来たな もろぼし」

 と言われてびっくりした、という。


主に古史古伝に題材をとり、異形の存在によって日常の価値観や世界観を転倒させるような作品を多数発表している。

日常の不安を形にしたような寓意的な作品も得意とする。東京都職員の経験から、「謎のお上の圧力に屈したり抵抗したり不条理を叫ぶ人々」の話がいくつかある。結婚後は息子らしい人を題材にした、「あもくん」という作品(単行本には息子へ寝る前に語った話が収録されている)を描いている。

重い読後感を残す(宮崎駿は中国もの作品の企画で「諸星大二郎のような人物描写ができる位でないとダメ」と書いている)伝奇作品を描く一方で、SFファンタジー活劇ホラーギャグなど幅広いジャンルの作品をも手がける。


「生物都市」以来、ロケット等メカを描く際はミールソユーズ等の、ロシア風デザインにしている。中国の古典(あ、論語があった)に取材する作品が多いのと、中華ロケットがクラスターノズル(「貞操号の遭難」とか「ティラノサウルス号の帰還」に出てくる)であるのは偶然。



主な作品

長編


シリーズ物

妖怪ハンター栞と紙魚子
黄泉の国ツアー栞と紙魚子
ゼピッタ」シリーズ諸怪志異
コンプレックス・シティ諸怪志異より
碁嬢伝グリム童話シリーズ
碁娘赤ずきん


中編



短編

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