「くだらん… 取るに足らぬわ 貴様らの試練など……!!!」
「おれの”沼”こそ最上の試練 試してみるか」
概要
空島“スカイピア”の唯一神エネルの部下で四神官の1人。通称“空番長“。
蜘蛛のような独特な髪形とギョロリとした目付きが特徴。
プロフィール
本名 | ゲダツ |
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異名 | 空番長 |
懸賞金 | 無し |
所属 | スカイピア四神官(沼の試練)→『うっかり温泉島』温泉番頭 |
能力 | 無し |
出身地 | 不明 |
誕生日 | 8月10日 |
身長 | 不明 |
CV | 高塚正也氏 |
能力
アッパーヤードにて罪人を裁く四つの試練の中の一つ”沼の試練”を司る。この試練は普通に歩ける雲の足場に”沼雲”という底無し沼のような性質を持つ雲が紛れており、この沼雲に足を踏み入れると身動きが封じられ、無暗にもがくほど深く沈んでいってしまう。これによって動きが鈍くなった者はその隙をゲダツに突かれて仕留められるか、最終的に全身が沼雲の中に沈み込んでしまい窒息死する。
ただ、後述するゲダツの性格もあってか、他の試練と比べると生存率が50%と異様に高い。
神の軍団の中では珍しく、格闘術に長けている。また、他の神官と同様に心網(見聞色の覇気)の体得者であり、相手の動きを読みつつ強烈な鉄拳で相手を殴り飛ばす戦法を得意とする。
手袋や靴底に”雲貝(ミルキーダイアル)”を仕込んでおり、ここから勢いよく雲を噴出する事で空を飛ぶ。沼雲にはまった相手を空から強襲する事もできるし、逆に自分が沼雲のトラップにはまってしまっても、”雲貝”を起動させることで簡単に脱出できる。また、肘には”噴風貝(ジェットダイアル)”を仕込んでおり、この推進力を利用して凄まじい速度でパンチを繰り出す。その一撃は相手に敗北を知らせずに沈黙させる事ができるほど強烈。心網もあるのでタイマンでゲダツに勝つのはかなりの実力が必要となる。
技
沼雲バーガー
手袋から沼雲を吹き出し、その塊を相手の頭めがけて撃ち出し窒息させる。
沼雲の性質上、持ち上げようにも手が突き抜けてしまう上、もがくほど引きずり込まれてしまうため、直撃すると単独ではまず助からない。
ジェットパンチ
肘の”噴風貝”を起動させ、目にも留まらぬ神速のパンチを相手に叩き込む。
貝の軌道によって服の一部が吹き飛んでしまうの欠点だが、その威力は正に一撃必殺。
性格
エネルの側近だけあって相当な実力者だが、同時に極度のうっかり屋でもあり、上記のとおり対策済みとは言え手本とばかりに自分の罠にはまって沈んだり、しゃべってる途中に下唇をかんで何を言ってるかわからなくなってしまったり、腕を組もうとしてたのに伸ばした腕を胸の前でクロスさせていたりと頓珍漢な行動を多々見せた。そしてそのことに対し突込みが入るとメイン画像のような表情になる(アニメでは同時に「うっかりー!」と叫んでいた)。
ゲダツの試練だけ50%とやけに生存率が高いのも、試練を受けた者がゲダツに見逃される事が多々あるからである。
また意外と律儀な部分もあり、後述のようにうっかり温泉番頭となっても、仕事を投げ出さずに続けている。
活躍
エネルが仕掛けたアッパーヤードのサバイバルに神官として参加し、麦わらの一味の船医チョッパーと戦った。その際、頭から沼雲に突っ込んだにも拘らず普段どおりに噴射貝を発動してしまい、猛スピードで沼雲に潜っていき自滅した挙句、青海まで落下した(結果運よく雲流しの刑(人1人分のスペースの島雲に乗せられ空を1人で彷徨い続ける遠回しな死刑)を免れた)。
後日談
扉絵連載ではその後が描かれており、温泉堀をしていたアラバスタ王国環境大臣コーザの叔父ゴローに落下先で地面に刺さっていたところを偶然発見され、共に働く。そこで突然現れた土番長(巨大モグラ)や森番長(マンドリル)と決闘して勝利して飼い慣らし、温泉を掘り当て“うっかり温泉島”を営んでいる(その際「青海の番長」を目指していたはずがうっかり「温泉番頭」になってしまった)。