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プリズ魔の編集履歴

2015-12-07 22:50:30 バージョン

プリズ魔

ぷりずま

『帰ってきたウルトラマン』に登場する怪獣の一体。正式名称は「光怪獣プリズ魔」。

概要

TV特撮作品の『帰ってきたウルトラマン』の第35話「残酷!光怪獣プリズマ」に登場する「怪獣」。


それまでに登場した、生物的かつ戦う意思がはっきりしている「怪獣」と違い、無機質な外見で、何を考えているか分からないなど、異質な存在となっている。

上記に加え、後述の通りウルトラマンを大苦戦させるなど、見た者に強烈な印象を残した。

平成になっても、ウルトラマンの映画版にも合体怪獣の一部として登場し、また、ウルトラマンとセットでフィギュア化もされている。

光が善とはかぎりません…


以下、作品の内容の詳しい説明をしているので、まだ見ていない方は閲覧注意。


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特徴

体長:35m。

体重:1万8千トン。


硬い「体」(物質にまで圧縮されたの塊)を持ち、中央の丸く盛り上がった部分から「プリズ魔光線」(結晶化光線)を放つ。

光線を浴びた物体や人間は、結晶体に変化させられ、吸収されるか最終的に消滅してしまう。つまり、助からない。劇中では部分的に結晶化しながら生還した外国人が病衣を残して消滅している。

エネルギー源は、強い光。

弱点は、極度の低温

出現は、夜間のみ。


この怪獣に襲われ、MATに救出された被害者は白い悪魔と呼称。


ウルトラマンとの戦い

初戦

  • 硬い体がウルトラマンのチョップキックを全く寄せ付けない。
  • ジャンプしての攻撃もことごとくプリズ魔光線ではね返した。
  • 逆に弱ったウルトラマンを、ビームで吸い寄せ、中央部分で高熱を出しウルトラマンの体を焼く。
  • ウルトラマンにプリズ魔光線を浴びせ、異空間に閉じ込めようとする、

などなど、ウルトラマンの攻撃を寄せ付けなかった…。

が。夜明けの到来と共に消滅した…。


第二戦

MATの「フリーザー作戦」で、野球場に誘き寄せられ冷却弾を投下されたが、完全に倒すまでには至らなかった。

郷はウルトラマンに変身し、プリズ魔の体内へと入り込み、結晶化されながらも、中からスペシウム光線を浴びせ、ガラスのコップを冷やした後お湯を注ぐと割れるように、プリズ魔の体に急激な熱膨張を起こさせ、粉々に破壊した。


最終的にはウルトラマンが勝利したが、変身が解けた郷の口から「俺にとって…ぎりぎりの賭けだった」と言わしめるほどの大苦戦となった。


撮影秘話

意外なスタッフ

登場する第35話の脚本は、作中で坂田健を演じた岸田森がペンネーム「朱川審」で書いている。

岸田は他の円谷作品の『ファイヤーマン』でもシナリオを書いている。

岸田はジェームズ・グレアム・バラードのSF小説「結晶世界」にヒントを得たという。


ライバル?

ウルトラマンの攻撃を全く受け付けないなど強敵だったためか出演者自身印象に強く残ったようで、ウルトラマンのスーツアクター菊池英一の著作『ウルトラマンダンディー』でも、郷秀樹役の団次郎(現在は団時朗)との対談ページで、話題に上っている。


ウルトラマン感電

ウルトラマンとプリズ魔との戦闘シーンの撮影はプールで行われたが、に浸かった照明の電源コードが絶縁不良で、スーツアクターの菊池英一が感電してしまった。

この時、踊りを踊っているようにしか見えず、監督から怒られてしまったという。


ウルトラマンの結晶化

プリズ魔の体内に入り込むも結晶化されそうになるウルトラマンの体を表現するには、雲母を大量に貼り付けた。


余談

  • 漫画キン肉マンに、やはり光を武器とする超人プリズマンが登場しているが、デザイン的には三角・四角形基調かつ一応人型であり、五角・六角形基調かつ生物感の無いプリズ魔とは見た目の印象がかなり異なる。また、プリズマンが人間には直接被害を及ぼさないのに対し、プリズ魔は人間喰いまくりというのも大きな相違点。
  • 2015年時点では擬人化計画の対象に入っていない。いくらプリズマとは言えどこう↓はならない…はずなのだが、向こうの世界には「光の国の住人でようやく倒せるレベル」の水晶っぽい怪物が存在しているとかで…。

プリズマ☆イリヤ


関連タグ

帰ってきたウルトラマンウルトラマンジャックMAT

怪獣 特撮 円谷プロ

白い悪魔

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