図鑑データ
「グーテンターク…あ、違った、ごめんなさいね…『はち』と呼んでくださいね。」
概要、出撃しますね
愛称は「ハチ」。MVP時には「はっちゃん」とも自称している。
2013年11月に開催された期間限定イベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』の第4海域の突破報酬として先行配布されたが、同イベントで実装された潜水艦娘の中でも、イベント序盤で手に入る伊19と比べて入手した提督は少ないようだ。特にこの第4海域「アイアンボトムサウンド」は文字通りの「魔の海域」であり、ここで心を折られた提督は数知れず…
どれだけ凄まじい難易度なのかは飛行場姫の項を参照されたし。
その後は2014年1月下旬のアップデートにて建造可能となり、今まで伊168、伊58の2隻のみで2-3を回していた提督にとっては朗報となった。
所謂「レア駆逐艦レシピ」で出たという報告があるが、このレシピは他の伊号潜水艦や雪風・島風などとも被っている為、伊8狙いで回したつもりだったのに雪風や島風がたくさん出てきたという報告も…
2014年2月下旬のアップデートで実装されたExtra Operation海域の1-5のボスでS勝利でのドロップも確認されている(但し入手の確率は非常に低く、司令部レベルの高さも影響している模様)。その後に実装された3-5、6-1でもドロップが確認されているが、いずれもボス到達率の低い高難易度海域である。
そうね、容姿は重要だと思います
金髪碧眼の眼鏡っ娘艦娘。頭に小さな水兵帽を乗せ、伊19同様、名前入りのゼッケンがついたスクール水着を纏っており、加えて白ニーソを履いている。
なお、ゼッケンの文字はゲーム中の立ち絵では見えないが、後述の「鎮守府生活のすゝめ Vol.4」で公開された描き下ろしイラストによれば「イ-8」と書かれている。
お尻やむっちりしたふとももを強調するようなポーズの立ち絵のせいか、余計にエロい。
しかも中破すると水着が破けて上半身が完全に露出する。けしからん!
さらに言うならば、腕に隠れて正確な大きさはわからないが、少なくとも標準以上のサイズの胸部装甲を誇ると思われていた。
「鎮守府生活のすゝめ Vol.4」で立ち姿が書き下ろされ、実際の大きさが判明したが、なんと標準以上どころか伊19に匹敵するほどに豊満であった。Sieg brust!
水着を気に入っている潜水艦娘が多い中、本人曰く「水着ではなく普通の制服を着てみたい」そうである。
また、大量に所持した本は戦闘にも使用されるようで、くーろくろ氏デザインの三人の軽空母(飛鷹、隼鷹、龍驤)が使用する巻物甲板と式神風の艦載機のように、開いたページから魚雷が召喚されるようなオカルトな描写が立ち絵の左側で確認できる。
ゲーム画面では確認できないが、「艦娘型録」の中破絵を見ると本の一つに「Oxygen Torpedo(酸素魚雷)」と書いてある。今までの潜水艦娘は直に魚雷を扱っていた為、この描写からも彼女の特殊性が窺える。
また、抱えた本はドイツから持ち帰ってきた提供品らしく、表紙に電波探知機「Metox」・背表紙にSボート用のダイムラー・ベンツ製ディーゼルエンジン「MB501」の名前が書かれている。
性格はよいものですね、Danke schön
性格はおっとりポケポケしており、台詞もどこか間延びしている感がある。
元々輸送が主任務であった為、戦闘はあまり好きではないとのこと。
読書の趣味が在るようで、手にした本は隙を見て読み進めている。つまり「戦闘関連の本」ばかりというわけではないようだ。
提督との関係はどこか娘と父親のような雰囲気を醸し出しているが、お触り台詞では「…急に触られたり、大きな音とかはびっくりしちゃうんだよねぇ…」と言いつつ拒絶していないあたり、もしかしたら他の潜水艦娘同様に提督LOVEなのかも知れない。
史実におけるドイツへの派遣任務のせいか、台詞のところどころにドイツ語が見受けられる(「グーテンターク」、」「アハト」等)。
そのほか、朝にドイツパン、昼にライ麦パン、夜にはハムとチーズとポテトを提供してくれるなど、ドイツ料理にも造詣が深いようだ。
なお、昼に供されるライ麦パンはロシアでも食されるためか、響にはとても好評だったようだ。
戦闘終了後にMVPに輝いた時は「ご褒美にシュトーレン(ドイツで食される、生地にドライフルーツやナッツを練り込み、表面に砂糖をまぶした菓子パン)が食べたい」とねだってくるあたり、好物なのだろう。
ちなみにドイツ艦であるZ1やZ3と聞き比べると、ドイツ語の発音が微妙に違うのだが、伊8のドイツ語はどうやら派遣の為に勉強した後付けのものである模様。
余談
……なお、「Acht acht!(アハトアハト)」に思わず反応した提督は、たぶんこちらの大隊長をご存じかと。
実際、ごく少数だが引っかけたネタは投稿されている……(汗)
関連イラストの練度なら、誰にも負けません!
史実はあまり好きじゃないけど…仕方ない!
伊8とは旧日本海軍所属の潜水艦、伊号第八潜水艦(いごうだいはちせんすいかん)の略称。
太平洋戦争開戦時の所属は第六艦隊・第三潜水戦隊。潜水母艦・大鯨を旗艦とする潜水艦隊の所属であったが、同潜水戦隊に所属する潜水艦の中で唯一、どの潜水隊にも所属しておらず、司令潜水艦として運用されていた。
そんな折、1942年5月6日にルオット島にて味方のはずの一式陸上攻撃機から誤爆を受け、4ヶ月もドック入りするハメになる。
しかし、それが厄落としとなったのか、1943年6月1日から従事したドイツへの海外派遣任務を作戦に参加した計4隻の潜水艦の中で唯一成功させ、ドイツに酸素魚雷や天然資源類を供与する代わりに、U1224(いわゆるUボートの一隻。呂501と改名された)をはじめ、ディーゼルエンジンや電波探知機、そして彼女に装備される事になる20mm4連装対空機銃を得る。
海外遠征任務の終了から数か月が経過した1944年1月25日にはインド洋にて通商破壊任務に従事するが、同年の3月26日には撃沈したオランダ船籍の貨物船ティサラックの生存者を救命ボートごと射撃を行い殺害したり、アメリカ海軍の輸送船ジーン・ニコレットの生存者を甲板に引き上げ撲殺するなどの国際法違反を犯し、戦後に軍事法廷で裁かれる事になる。だが、これらの虐殺行為がドイツのヨアヒム・フォン・リッベントロップ外相を通じての要請であった事や、司令が自決して責任があやふやになった事もあり、刑罰も数人の責任者が重労働を言い渡された程度に留まっている。
終戦5ヶ月前の1945年3月31日未明、沖縄本島沖にてアメリカ海軍の駆逐艦ストックトンおよびモリソンに捕捉され、爆雷攻撃により潜行不能に陥る。対する伊8も浮上して反撃するも、14cm連装砲と艦橋に直撃を受け大破。夜の水中に消える最後の最後までドイツから持ち帰った20mm4連装対空機銃は火を吹き抵抗を続けた。生存者は向井隆昌二曹ただ一人のみとなった。