概要
「手紙」は、アニメ「おそ松さん」第24話Bパートのサブタイトル。
最終回「おそまつさんでした」に向けたシリアス回。
今回は六つ子全員がメインの話になっている。
ストーリー(ネタバレ注意)
その日、チョロ松は手紙を書いていた。
チョロ松は就職を決めた。
家族はそれぞれ祝いの品を持ち寄った。
十四松からは金属バット、トド松からはスキンケア用品セット、一松からは猫のぬいぐるみ、父からはAV、母からはローション…。はたから見ればガラクタ同然だがチョロ松には思い出の詰まった品々だ。
カラ松からは橋本にゃーのアイドルグッズを貰った。でも、彼女のファンを辞めたことは言い出せなかった。
就職祝いで盛り上がる松野家の面々。
ただ1人、ふてくされて十四松にやつあたりするおそ松を、カラ松は殴り、外へ連れ出した。
チョロ松は家を出た。
チョロ松は、見送りに来た家族1人1人に声をかけた。
最後に2階を名残惜しそうに見やり、チョロ松は車に乗り家を後にした。
ただ1人、部屋に籠って見送りに来なかったおそ松を、トド松は殴った。
トド松は家を出た。
まだ働き口は決まっていないが、一人暮らしを始めることにした。
「僕たちはたぶん、一緒にいないほうがいいんだよ」
その顔には大きなあざがついていた。
カラ松は家を出た。
就職先を見つける当分の間、チビ太に頼み込んで彼の部屋に居候することになった。
「このままじゃ俺たち六つ子は、いや、俺は駄目になる!変わりたいんだ!抜け出したいんだ!」
十四松は家を出た。
アルバイト先が決まり、一人暮らしを始めた。
馴れない仕事で生傷が絶えないが、心配してくれる友人がいる。
4個を6人でどうやって分けるか争っていた今川焼も、今は2個で余る。
一松は、いつも半分に分けて食べていた今川焼を半分だけ食べて半分残した。
「俺ももう家を出るから。これでいいんだよ、たぶん」
一松は家を出た。
おそ松は屋根の上で1人、空を眺めていた。
前の話であれだけ将来を焦っていたトト子が結局何シンガポールの語学留学もホームシックでうまくいかず戻ってきて、今まで相手にもしなかったおそ松に、デートを申し込む。
しかしおそ松の耳には何も届かない。
その日の夜は満月だった。それぞれの場所で月を望む6人。
見ている月は同じでもみんなみんな変わっていく。ただ1人残して。
チョロ松はずっと出せずにいた手紙をポストに入れた。
おそ松の元に手紙が届いた。
(右下に「つづく」と表示されてこの話は終了)
余談
- この話(24話)は、シェーウェーブ(公式ラジオ)にて「最終回への布石」といわれていた。
- 神松でおそ松が言っていた「みんないい大人でしょ?一人暮らしとかしないの?」という台詞の伏線が回収された回でもある。
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トト子大あわて(Aパート)