データ
別名:昆虫怪獣
身長:20cm~50m
体重:500g~4万5千t
登場話数:第26話「怪奇!殺人甲虫事件」
こちらは巨大化する前の姿
概要
突如地球に飛来した小さな宇宙昆虫。三本角のクワガタムシの様な外見をしているが、実はデザインモチーフは東南アジアの三本角カブトムシ(コーカサスオオカブトなど)。
角から人間を消滅させるほどの威力を持つレーザー光線を放つ危険な昆虫である。
口紅の原料に使われるエマゾール41Sが大好物で、主に女性を襲っていた。
武器は角からの破壊光線と頭部の鋏。破壊光線は建物を破壊したり、東京タワーをへし折る程度の威力を持つ。
劇中の活躍
地球に飛来後、好物のエマゾール41Sを狙い、女性のいる部屋に入る。しかし電動髭剃りやドライヤー等の機械音を敵の羽音と勘違いし、それらを使用していた人間を敵と認識し、次々と殺害していった。
そんな中、坂田次郎が珍しい昆虫と思い手に入れた後、網をレーザーで溶かし坂田アキの部屋に侵入。知らせを受けたMATに捕らえられ、分析の結果宇宙昆虫と判明して処分されることになった。
岸田隊員が開発したスペースレーザーガンで郷秀樹は宇宙昆虫を処分する。だが、エネルギーを受け人間大に大型化した宇宙昆虫は地中へ逃亡、東京B地区の地下から巨大な姿となって出現した。
スペシウム光線を受け付けずウルトラマンを苦しめるものの、MATの援護攻撃で片目を喪失。ウルトラブレスレットで光線を放つ角を切断され、最期はウルトラブレスレットを受け昏倒。そこにウルトラショットを受け粉々に爆発した。
なお、巨大化する前の状態では、当時の貨幣価値で2000円相当(当時アンパン一個30円、かけそば一杯100円程度)だったらしい。
その後
後の『ウルトラマンA』12話において小型化していたサボテンダーをTACが発見し地上で処分しようとした際に、名前は出なかったが「レーザーを受けて巨大化した宇宙昆虫」のことを北斗星司が知っており、北斗の意見を入れてサボテンダーは宇宙で攻撃されたが、結局ヤプールの手によってノコギリン同様に巨大化してしまった。
『レッドマン』では第33話と35話で登場。
いずれも単独ではレッドマンとは戦わず、他の怪獣と徒党を組んで戦いを挑んだ。
33話では、エレキングと共に登場。相方のエレキングが倒されてしまったために慌てて逃亡を図るも、レッドマンがそれを見逃すはずもなく、最後は投げつけられたレッドアローを背中に受けて死亡した。