データ
- 別名:昆虫怪獣
- 身長:50m
- 体重:3万t
- 出身:東京近郊
概要
『ウルトラマン80』第36話「がんばれ!クワガタ越冬隊」に登場する“久々にマイナスエネルギー”から誕生した事が明言されている怪獣。
小学5年生の「ガキ大将」であるヤマちゃん(演:大森直人)が小学4年生のアッちゃん(演:長谷川将)が大事に飼っていたクワガタを強引に借りた挙句、自身の過失(虫嫌いの母親がケージを表に出してしまい、クワガタが凍死してしまった。)のせいで死なせてしまい、その事に反省するどころか開き直りに近い態度を取った為に腹を立てたアッちゃんの怒りのマイナスエネルギーがクワガタの死体に乗り移って怪獣化した存在。
当初はアッちゃんがクワガタの死体を埋めた裏山に潜伏していたが、山芋掘りに出かけていたヤマちゃんがスコップで地面を掘り返した所、大顎が出現、ヤマちゃんが来るのを待っていましたとばかりにその姿を現した。当初はクワガタのような蜃気楼と思われていたが、出撃したシルバーガルが衝突した事により本物の怪獣と判明した。
頭部にある巨大な顎「光鉄ばさみ」と4本の腕の先にあるハサミが主な戦力で、アッちゃんの怒りが収まらない限り何度倒れても起き上がって暴れ回るという特徴をもっている。
それ故に怪獣には対処できても流石に人間の持つ気持ちには対応しきれないウルトラマン80を圧倒するが、最後は戦いの最中に80から自分へと投げ掛けられた視線で事件のあらましを悟ったヤマちゃんが(UGMのフジモリとイケダ隊員の執り成しもあって)アッちゃんに謝ったことにより彼の怒りが収まると、それに連動して大人しく土の中へと帰っていった…。
なお、グワガンダが潜った地面を掘り返すと、そこからは元の姿に戻って息を吹き返したクワガタムシが現れるのだった。
余談
寒気団の南下を説明するシーンの映像は、『ウルトラマンタロウ』第24話でムルロアが放った「アトミック・フォグ」で、関東地方が覆われるシーンの流用。
ちなみに撮影に使われたクワガタ(生体)はどう見てもオオクワガタである。採集が困難であり飼育下繁殖技術も普及していなかったこの年代にどうやって用意したのかは謎。