CV: 勝生真沙子
「思想とか信念じゃないのよ。
自分がギリギリの所にいないと、生きている気がしない……そんな性格になってしまっていたのね。
いい男がいなかったせいでもあるかな」
概要
MSパイロットの他、敵陣に潜入しての情報収集も務めていた。ジャブローへの潜入時には、かつてホワイトベース所属のパイロットであったカイと出会っている。
物語後半、後述の理由からティターンズに寝返る。
服装
エゥーゴ時代の制服は、緑のノースリーブのスカートがついたワンピース、白タイツ、緑のブーツ。更に緑の上着を着用することが多かった。
ティターンズ時代は黒い長袖の制服を着用。
人物
非常に落ち着いた性格で、正規兵ではないカミーユやファの世話をするなど、アムロでいうマチルダ的存在として描かれている。
一方、常に死線をさまようように生きてきたためか、危険を好む一面もあり、それを彼女自身も自覚している。
また、自分が女性であることを認めてほしい思いがあり、クワトロにそれを求めている節があった。しかしブレックスの死後、エゥーゴの2代目指導者として政治と戦いに没頭しなければならない身であったクワトロには、レコア個人のためだけに時間を割く余裕などなかったため、応えてくれなかった彼に対して一方的とも言える失望感を抱くことに。
そんな中シロッコと出会ったレコアは、女性として認めてくれた彼に興味を示し、その後ティターンズに実質的に寝返ることになってしまった。
寝返った後もアーガマのクルーのことを考えていたようだが、カミーユからは「勝手」として嫌悪感を向けられている。更にティターンズへの忠誠心を示すため、最悪の所業である「コロニーへの毒ガス注入」の実行と指揮を執った結果、エゥーゴの面々からは完全に愛想を尽かされ、後戻りできなくなってしまった。
その後はパラス・アテネを駆って、シロッコの命令に従う形でバスクの暗殺といった汚れ仕事に徹する。
最期はかつての同僚・エマの駆るガンダムMk-IIと激突し、コックピットに攻撃を受けて戦死。男への憎しみを口にしながらその生涯を終えた。
ティターンズからエゥーゴに寝返ったエマとは対象的だが、富野由悠季監督は登場する女性の中では最もまともだと述べている。
言ってしまえば”人”としては難があれど、”女”としては至極まっとうな人物であったのだろう。
彼女自身、「自分は女であって主義者ではない」と自覚していた。
搭乗機体
メインパイロットとして搭乗
MSA-005 メタス
PMX-000 メッサーラ - TV版のみ
PMX-001 パラス・アテネ
一時的に搭乗(いずれもTV版のみ)
MSΖ-006 Zガンダム