曖昧さ回避
1.小田急電鉄の運営する路線。江ノ島線。
2.湘南モノレールの運営する路線。江の島線。
この項では1について説明する。
概要
相模大野~(藤沢)~片瀬江ノ島を結ぶ小田急電鉄の路線。全線が神奈川県を走る。大手私鉄には珍しく藤沢でスイッチバックを行う。
各駅停車は片瀬江ノ島まで行くが、優等種別(特急除く)は途中の藤沢で折り返すものが多い。逆に各駅停車は相模大野か町田で折り返すが、優等種別はほとんど新宿まで直通する(急行も相模大野、町田止まりの列車はある)。それ故に日中片瀬江ノ島から新宿まで普通料金のみで向かうのならば、優等種別の停車駅で乗換えが必要となる。
因みに長後でも急行との接続が出来るが、相鉄本線との乗換駅であり且つ快速急行や特急の停車駅である、大和での接続の方が多い。
尤も相模大野(または町田)から片瀬江ノ島まで、ないしはその逆まで先着の各駅停車もある(と言うか各停の半分を占める)。
駅乗降人員は各駅とも1万人以上の利用者を持っており、関東の大手私鉄で他に全駅で1万人以上を超えているのは、西武新宿線と西武国分寺線である。(何れも西武鉄道。)
江ノ島線の最混雑区間は南林間⇒中央林間で160%台で推移している。
小田原線と同様に朝下り、平日上りも混雑し、特に大和駅周辺はその傾向が強い。(相鉄の乗り換え客が多い為。)
周辺路線について
曖昧さ回避でも触れたが湘南モノレールにも同名の路線が存在する。
しかしお互いの接続駅が存在しない為あまり混乱は起こさない。また湘南モノレールの湘南江の島駅と江ノ電の江ノ島駅は徒歩圏内にあるが片瀬江ノ島駅は離れている為、江ノ電は藤沢で乗り換える客がほとんどである。
ダイヤパターン
日中は6両編成の各駅停車6本と10両編成の快速急行3本が運行している。
快速急行と各停は藤沢と大和で連絡している。
千代田線直通電車と8両編成は原則乗り入れない。
快速急行は原則、藤沢折り返しで各駅停車は片瀬江ノ島まで走行する。
駅一覧
●=全列車停車 ▲=6両編成のみ停車 レ=通過 無=運転なし 各駅停車は省略
駅番号 | 駅名 | 読み | 急行 | 快速急行 | のりかえ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
OH28 | 相模大野 | さがみおおの | ● | ● | 小田原線小田原方面、新宿方面(一部)(OH) | 急行や快速急行は主に新宿まで直通(急行は当駅止まりもあり)各停は当駅か隣の町田行きが基本 |
OE01 | 東林間 | ひがしりんかん | レ | レ | ||
OE02 | 中央林間 | ちゅうおうりんかん | ● | ● | 東急田園都市線(DT27) | 小田急と東急の接続駅は、軌道線の東急世田谷線を除けば当駅が唯一 |
OE03 | 南林間 | みなみりんかん | ● | レ | 急行が停車するのはかつて当駅での退避が可能だった名残と思われる | |
OE04 | 鶴間 | つるま | レ | レ | ||
OE05 | 大和 | やまと | ● | ● | 相鉄本線(SO14) | 各駅停車の待避は当駅が基本で、相鉄との乗り換えに改札経由不要。高架2面4線。 |
OE06 | 桜ヶ丘 | さくらがおか | レ | レ | 当駅周辺を高架化する話がある。 | |
OE07 | 高座渋谷 | こうざしぶや | レ | レ | ||
OE08 | 長後 | ちょうご | ● | レ | 急行はここで各停と接続 | |
OE09 | 湘南台 | しょうなんだい | ● | ● | 現時点では横浜市営地下鉄と小田急が唯一接続する駅。(将来的には新百合ヶ丘駅との接続がある。) | |
OE10 | 六会日大前 | むつあいにちだいまえ | レ | レ | ||
OE11 | 善行 | ぜんぎょう | レ | レ | ||
OE12 | 藤沢本町 | ふじさわほんまち | レ | レ | ||
OE13 | 藤沢 | ふじさわ | ● | ● | 当駅以南の快速急行の運用は少ない | |
OE14 | 本鵠沼 | ほんくげぬま | ▲ | レ | 急行のごく一部が停車 | |
OE15 | 鵠沼海岸 | くげぬまかいがん | ▲ | レ | 急行のごく一部が停車 | |
OE16 | 片瀬江ノ島 | かたせえのしま | ● | ● | いずれの駅とも離れているので、江ノ電は藤沢、湘南モノレールは藤沢でJR(大船駅)か江ノ電(江ノ島駅)を経由し乗換えたほうが便利 |