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2017-03-24 04:13:41 バージョン

aeromorph

えあろもーふ

Aeromorph - エアロモーフとは、キャラクター化された航空機を幅広く示すジャンル。所謂萌え擬人化のようなものとは異なり、表情があり意思を持つ航空機や、人型の体を持ちながら航空機の頭部をそのまま残している等「人外キャラ」の要素が強いものを指す。主に海外で盛んなジャンルの一つ。

解説

・Aeromorph(エアロモーフ)という語

Aero-は航空関係を意味する接頭語(語源は空気・空)で、-morphとはanthropomorphの略である。文字通りに訳せば「航空機擬人化」だが、日本で擬人化と聞いてすぐに思い浮かぶようなもの(所謂萌え擬人化と呼ばれる類)ではなく、あからさまな人間要素が少ない(最低限、頭部が航空機の形状を残している)ものを示す。海外ではこの他に「Anthro plane」「living aircraft(またはplane)」という言葉も同じ用法で使われている。

センシティブな作品

竜化XFA-27


・主にAeromorphとされるもの

  • 1:手足が生えている等、人型化しているが無機的ロボット然としたもの
  • 2:上に同じく人型化していて、より人間のような生体的でなめらかなフォルムを持つが、人間の皮膚とは異なり、また頭部も航空機の機首の形状を残しているもの
  • 3:ほぼ擬獣化(または擬竜化)された航空機で、ケモ足や耳や尻尾などいかにもケモノやドラゴンを彷彿とさせるパーツが加えられている、ものによっては明らかに生体的な毛皮や尻尾などを持つが、ある程度航空機の無機的なデザインやパーツを保っているもの(特に頭部)
  • 4:目や口など表情があり、意思を有する航空機そのもののキャラクター。目や表情などが無く原型航空機そのものな外見だが思考回路や精神等を持ち意思疎通が可能なものも数は少ないが含まれる

(関連画像の左上から右下にかけてが1、2、3、4に該当)


上記1、2、3はジャンル的にロボ娘ケモロボに近いものであり、特に3に関してはデザインによっては完全にケモロボと称することが出来るものが多い。3のようなタイプに関しては主脚がケモ足を模した形状になっている、胴体から尾翼にかけてが尻尾のようにうねるなど見るからにドラゴン然とした姿をしているものがよく見られる。

4に関してはディズニーのプレーンズなどが代表例で、外見上の人間要素が最も低く、航空機の度合いが最も高いため、ケモノジャンルでいう所のヨツケモに該当すると考えられる。「Living aircraft」という言葉が使われている場合、4に該当するものが多い傾向がある。


参考:

「Aeromorph」でのGoogle画像検索結果

「Anthro plane」でのGoogle画像検索結果

「Living aircraft」でのGoogle画像検索結果

※いずれもR-18に該当する画像もヒットするため閲覧注意


このように航空機擬人化とは根本的にニュアンスが異なっている。

機首のシルエットがイルカやサメやドラゴンなどを彷彿とさせることや、3のようなほぼケモロボと言えるものも含むため、ケモノジャンル(Furry)に包括されることも多い。

ケモノジャンルにおいてケモミミはジャンル内に含まれないことが多いのと同様に、航空機擬人化のようなもの(頭部が航空機の形状を残していないもの、完全に人間の顔になっているもの)は一般的にはAeromorphには含まれない。


3に関しては擬獣化/擬竜化の度合いによってはAeromorphのジャンルからは外されることがある。明確な定義があるわけではないが、少なくともサーガルのようにモチーフに航空機が一要素として含まれていても、結果的なデザインに機械要素が存在せず、100%生体と言えるケモノ(ドラゴン)度の見た目のものはAeromorphには含まれない。同様にポケモンのラティアスラティオスなどもジェット機がモチーフであることで有名だが、完全に独立した生体キャラであるためAeromorphの扱いにはならない(時々、ネタとしてそのような扱いになっていることはある)。

見るからに柔らかそうな毛皮やケモ足などが生えた航空機と獣人(あるいはヨツケモ)の中間のようなデザインであっても、頭部が航空機の機首の外見を保っているものはAeromorphジャンルの中に含まれる。頭部がほぼ完全に生体的な外見でも、全体的なデザインが航空機モチーフだとすぐにわかるもの(カラーリングや、元の航空機そのままな翼や尾翼がついている等)もAeromorphの一つとして扱われることが多い。


R-18方面での描かれ方について

画像検索結果からもわかるように、Aeromorphは単に航空機のキャラクターというだけの意味合いのみならず、この語を使用する人の傾向は感覚的にケモナーに近い人外萌え嗜好や特殊なフェチズムのニュアンスを強く含むため、性的な表現を含んだ作品も多い。

雄・男性型として描かれている場合、前述したように機首のシルエットがイルカやサメやドラゴンなどを彷彿させることから、そのような部位もそれらの動物(イルカやシャチなどの海洋生物、ドラゴンなどの爬虫類系統)のそれを模したものがついていることが多い。特に4のタイプほどその傾向が強い。1~3のタイプだと人間の生殖器を模したものがつけられていることも多い。

雌・女性型の場合は人間の女性と同様の形状の乳房が描かれる、臀部や脚のラインがより女性的に協調されるなどがある。4のタイプでは女性器に該当する器官のみが描かれている場合が多い。

この部分は描き手の嗜好に大きく左右されるため、無機的でいかにもロボットのそれといった外見のものから、ほぼ生体そのものな生々しい動物型の性器がそのまま描かれているものなど様々。軍用機の場合はミサイルなどがそれらの部位として表現されることもあり、描き手の好みと各々が望む形が強く表れる部分である。


航空機擬人化との違い

日本のサブカルチャー分野では、擬人化と言えば、ほぼ完全な人間の姿に付属物や装甲・衣服などの装備品を装着しているだけのことが多いのに対し、航空機としての原型も留めているのが特徴である。

英語のanthropomorphとその略称であるanthro自体が、日本のサブカルチャー分野で使われる「擬人化」という用語よりも広い意味を持っているためである(日本語の「擬人化」も、本来は同様の意味範囲で用いられるものである)

そのため、日本のサブカルチャー分野では、このような擬人化を「人外化」と言って区別することもある。(「人外化」の項目参照)


実際、海外のケモナー向けイラストSNSサイトFurAffinity(FA)でも数多くの作品が上げられている。

またケモナー向けでなくとも、海外最大手のイラストSNSサイトdeviantART(dA)にも多数の作品が上がっている。

(下記、外部リンクに、それらの検索結果へのリンクを置いておく)


語源について

上述の通り、aeromorphのaero-は航空関係を意味する接頭語(語源は空気・空)で、-morphとはanthropomorphの略である。

anthropomorphは「擬人化」の意味にあたるが、「擬人化」は、厳密にはanthropomorphizationか、またはanthropomorphism(こちらは擬人法の意味もある)だが、長いので略されている。

「擬人化」の「化」を略した感じであり、また字義通りには「人(anthrop-{o-})の形(morph)」、つまり「人型」と解されるので、必ずしも人間らしい姿のみを指さず、furry(ケモノ)ジャンルで「獣人化」の意味で使われることが多い。

無生物を対象として、人型の人外非人間として表現した場合にも用いるので、人間以外のものを人型で(或いは人間のような表情や意思を持つキャラクターとして)表現したもの、という大づかみな意味で用いられていると言える。


外部リンク


関連タグ

人外 人外化 ケモロボ ロボ娘

戦機竜 - 戦闘機の擬竜化タグ。当記事の解説での3に該当するものと思われる。

スパロウモン - 戦闘機がモチーフのデジモン。デザイン的にややAeromorphのニュアンスに近い。

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