「Enter The GAME!Riding The END!」
CV:西井幸人(テンマ)、海上学彦(ツジ)、他多数
概要
『仮面ライダーエグゼイド』の世界で新しく幻夢コーポレーションから発売されたゲーム「仮面ライダークロニクル」のプレイヤーキャラクター。
一般人が仮面ライダークロニクルガシャットで変身する。仮面ライダーと違い適合手術もドライバーも不要なのでガシャットを購入した誰でも変身できる。
攻撃対象は敵キャラのバグスターだけではなく、強い武器を持つエグゼイド達仮面ライダーも含まれる(仮面ライダー達の持つ武器を奪い取ればゲームの攻略が楽になると吹き込まれている為)。
基本スペックは仮面ライダーのレベル1~レベル2の能力より若干低い程度だが、変身者のレベルやプレイ状況によって変動する模様。
群れてかかればレベル2程度の仮面ライダーなら圧倒でき、実際第25話では(過度の抵抗が出来ないとはいえ)エグゼイドに群がって戦闘不能にさせることに成功している。
外見
『エグゼイド』のレジェンドライダー形態と共通のアンダースーツに茶色の各部装甲。
顔はエグゼイドによく似た形状で、頭頂部は坊主頭のように丸い。
頭部のカラーリングはクリボーや栗饅頭を思わせるツートンカラー。
ベルト部分は仮面ライダーパラドクスの物と同形状だが、こちらはカラーリングが銀色でガシャットホルダーもない。
胸部装甲は「ブレストシャッター」と呼ばれる装甲で保護され、ライダーゲージを覆い隠すことで自身の残存体力を敵に悟らせないようにすることができ、仮面ライダーからの攻撃を心理的に回避することができる。
武装
銃と短剣の形態を持つ武器「ライドウェポン」を初期装備として持っているが、仮面ライダーから奪ったライダーガシャットを起動して対応したガシャコンウェポンを召喚して使用することができる(ライダーが持ってる武器を直接奪うことも可能で、その場合ガシャットから同じ武器を新たに出すことは出来ない)。
その実態
「コンティニューは出来ません!たった一つのライフを大事にしてね!」
実はこのライダー、数ある量産型ライダーの中でも史上最悪に理不尽な代物である。
というのも、人間側に対するデメリットがあまりにも多過ぎるのだ。
まず、ライドプレイヤーからの変身を解いた途端にゲーム病の症状が出始める。
どうやら変身してゲームにエントリーした時点で例外なく発症するものらしい。
また、変身時間が長いほど解除時の症状は悪化するが、変身している間はゲーム病の影響を受けずに活動できるという、ある種の依存症にも似た状態となる。
檀黎斗の「誰もがこのゲーム無しでは生きていけなくなる」とはこういう意味か。
また、「ブレストシャッター」に阻まれ視認は出来ないがライダーと同様にライダーゲージがあり、0になるとゲームオーバー、すなわち消滅(死亡)となってしまう。
更にエグゼイドなどの仮面ライダーはゲーマドライバーについている防止装置のお陰でライダーゲージが0になる前に変身解除などでゲームオーバーを回避できるチャンスがあるが、ゲーマドライバーを使用せずに変身するライドプレイヤーにはそれが無いため、よりゲームオーバーになりやすい(27話ではゲームオーバーにならず変身解除する事例もあった)。
「ブレストシャッター」は残存体力の少ないプレイヤーが狙われると言う事態こそ回避出来るが、バグスター側からすれば多かろうと少なかろうと倒すことには変わりがない以上実質的に無意味である。
第25話でも早速仮面ライダーパラドクスの『パーフェクトクリティカルコンボ』により、多数のライドプレイヤーがゲームオーバー・消滅している。
そもそも基礎スペック自体が(一般人の場合)ゲームの初級ボスであるソルティにすら敵わないほど低く、攻撃力や防御力が上がる機能があったとしてもバグスターのレベルに追いつけるとは考えにくい。
そしてある意味一番厄介とも言えるのが、『仮面ライダークロニクル』が単なるゲームとして発売されたと言う事。この為プレイヤー達は死のリスクを認識しておらず「どうせゲームだし負けてもどうにかなるだろう」と仮面ライダーの制止など意に介さずバグスターに戦いを挑んでしまう。また、ゲーム病を発症した事を認識しても「ゲームは得意だから」と自力解決しようと再び戦場に足を向けてしまう(この点は衛生省が死のリスクがあると明言した事である程度解消した)。
天ヶ崎恋曰くラスボスを倒せばそれまでに消滅したプレイヤーを全て復活させられるとのことだが真偽は定かではない上、本当だとしてもライドプレイヤーのスペックでは全クリなど限りなく困難であることに変わりはない。
このように人間にとってアンフェア極まりない仕様となっているが、それもそのはず、パラド曰く『仮面ライダークロニクル』に於ける本当の『プレイヤー』はバグスターであり、ライドプレイヤーは倒されるだけのザコキャラに過ぎないのである。
怪人専用だが致死性のある量産ライダーや変身者を性能不足で戦死させた量産(予定だった)ライダーなら前例があるが、普通の人間が変身する前提で設計されており、かつ致死性がある量産型ライダーはライドプレイヤーが初である。
他の量産型ライダーは通常のライダーと同様に他の派閥に対抗する目的で開発されたものだが、このライダーは民間人を倒すために変身させるという特殊な目的で開発されている。
また、怪人側ではあるがアイテムで変身する存在ながら大ダメージを受けるとそのまま消滅・死亡してしまう戦闘員も存在する。
ライドプレイヤーニコ
「ゲームスタート!」
西馬ニコが変身した姿。
天才ゲーマー「N」としての腕前やカスタマイズによりカスタマイズボーナスが発生したことにより性能は一般のライドプレイヤーの初期値よりかなり上昇しており、なんとライダーのレベル5(協力プレイ時)をジャンプ力を除いて上回るスペックを獲得している。その代わりにセンサー関係の機能やコントロール性は犠牲になっており、ハイサラウンドイヤーのノイズキャンセル機能がオミットされ音量調節機能に置き換わる等センサー系統のグレードが下がっている。また、性能と同じく外見もカスタマイズしており、帽子やカバン、ワッペンなどで飾り付けた独自の姿になっている(なお、この装飾は初めて変身した際に後から身に付けた物で、2回目の変身以降はガシャットを起動するだけで自動的にこの姿となる)。
1億円を稼ぐゲームの腕前は伊達ではなく、エナジーアイテムなどを駆使してリボルや複数のバグスターウイルスを1人で圧倒するなど高い実力を発揮し、(自称)キメワザによりリボルを倒し全国で初めてバグスターを撃破したライドプレイヤーとなった。
しかしバグスターウイルスの抗体を持っている訳ではないため、変身解除後にはゲーム病を発症してしまう。これについては大我が「何度ゲーム病になろうと何度でも治療する」と提案した事で一応は解決している。
余談
食玩「装動STAGE8」でラインナップされることが決定。