概要
肩書きは「武装戦士」
ジンライの2台目のコンテナも兼ねる大型装甲車にトランスフォームする純地球製のトランスフォーマー。(通常のトランスフォーマーと違い、全身のパーツが全部分離してから再度合体変形する形式をとる)
破壊大使オーバーロードの登場や、デストロン宇宙軍が暗黒大帝ブラックザラックを派遣させる動きを見せたことから、太陽系司令官グランドマキシマスがジンライをよりパワーアップさせるべく提示した設計図を基に「ボンバー計画」を立案。メタルホーク達サイバトロンプリテンダーとライトフットの父レフトフットが経営するブリティッシュモーターズによって作り出された。
スーパージンライと「超神合体」することでゴッドジンライになる。コンテナ上部のゴッドウイングのみスーパージンライと合体し、他のサイバトロンをコンテナに収納して担がれる状態で現地に急行することもたびたび見られた。
テックスペックの設定上自我を持たないとされているが、劇中では会話こそできないものの、意思がありコミュニケーションが成り立っている上、複雑さを要求される自律活動も難なくこなす。(ただし、キャブから「感情のないロボット野郎」と非難されたことはある)。ジンライも単なる物扱いせず、共に戦う仲間と見ている。ジンライの超魂パワーを受けて動く機能が付いており、本人が気絶していたりすると動かなくなってしまう。剛秀太、キャブ、ミネルバの3人分の超魂パワーを合わせる事でも稼動・操縦する事が可能。(これに関して秀太は「自分達三人でようやく一人前か…。」とぼやいた)
漫画版では最終決戦後ゴッドマスターやヘッドマスターJr.のトランステクターが自我を持ったのと同様、超ロボット生命体として生まれ変わり、一言だがしゃべった。
『トランスフォーマーV』では終始ゴッドジンライのままで登場し、分離することは一度もなかった。デスザラスの金属細胞破壊砲を受けてゴッドジンライは大破してビクトリーレオに転生したが、ゴッドボンバーの意思自体はどうなったかは不明。
一説にはスターセイバーがデスザラスとの死闘を終えた後、スーパージンライのボディの再生が可能になったためジンライのスパークは元のボディに戻り、ビクトリーレオの方のボディにはゴッドボンバーが宿ったとも言われている。
余談
これが元祖ではないが、「1号ロボに2号ロボが合体する」形式の先鞭となったのがこのゴッドボンバーである。(この影響で『超獣戦隊ライブマン』でも急遽この方式を取り入れるようになり、以降の戦隊ロボでも定番となった)
当時のカタログでは試作品が掲載されていて、そちらを欲しがったが、コスト削減により現物は試作品よりダウンした形で販売され、落胆したファンも多かったとか。
後にトランスフォーマーレジェンズにてほぼ完全変形のゴッドボンバー(頭部はヘッドマスターになっている)が発売された。
『アニメイテッド』にてオプティマスプライムが終盤、安定翼付きジェットパックを装着した形態・ウイングブレードオプティマスプライムとなっているが、これはゴッドボンバーおよびゴッドジンライのオマージュ。
トランスフォーマーカーロボットのゴッドマグナスも名前から彼もおそらくオマージュ(+ウルトラマグナス)と思われる。