スペースコロニー・アーク
すぺーすころにーあーく
この地球初の軌道スペースコロニーは、9番目の世界の不思議となるだろう!
そこは、まさに科学の地であり、私たちの住む地球をより良くするためのあらゆる研究が行われるのだ。
(ソニック×シャドウジェネレーションズ『ジェラルドの手記』より)
『ソニックアドベンチャー2』で初登場した、50年前にプロフェッサー・ジェラルドによって建造された、巨大なスペースコロニー。ジェラルドの顔のような形をしており、鼻にあたる部分は光学兵器『エクリプスキャノン』となっている。
シャドウ・ザ・ヘッジホッグが誕生した場所であり、シリーズの人気キャラクターであるシャドウが登場する作品では、ステージとして度々登場している。
「ARK」という名前は、『過酷な宇宙環境で生命を維持する』『生命と平和の価値を次世代に伝える』箱舟になぞらえたジェラルドが命名したもの。
アーク内は重力が発生している(遠心力による擬似重力と思われるが、後述の重力コントロールスイッチについては不明)。世界最高の頭脳と謳われたジェラルドを中心とした優秀な研究員達が、様々な研究成果をあげていった。連邦政府軍『G.U.N』および連邦政府大統領の依頼で計画された不老不死の研究プロジェクト『プロジェクトシャドウ』が実行された後、表向きは事故という理由で現在は閉鎖され、G.U.Nの無人機動メカにより厳重に管理されている。
アークには研究員達の生み出した実験体や兵器などが今なお多く残されており、Dr.エッグマンなど、悪用しようとする者が後を絶たない。
- エクリプスキャノン
アークの中心から宇宙空間に向けて構える巨大な光学式の大砲。発射時には砲身が4つに開いてエネルギーをチャージし、その後中央の穴から強力なレーザー光線を放つ。その威力は月を一瞬にして半壊させることができるほどである。カオスエメラルドをセットすることにより、さらに大きなエネルギーを生み出したり、チャージ時間を短縮できるようになる。地球を破壊できるほどの強力で危険な兵器だが、本来はジェラルドがブラックアームズを、拠点のブラック彗星ごと粉砕するために開発したものである。
- エターナルエンジン
アークの心臓部ともいえる巨大な電源装置が設置されているエリア。エリア一帯はセキュリティが非常に高く、レーザー光線が飛び交い、侵入者を宇宙空間へ放り出すための爆弾付きハッチが至る所に設置されている。また、G.U.Nの警備ロボットや人工カオスが大量に配備されているため、武装なしでの進入は大変危険である。一部エリアは重力の状態が不安定になっている。SA2ではテイルスの最終ステージとして登場。
- キャノンズコア
アークの最深部に当たる中枢で、複数のゲートを通った先にある中心部には闇に包まれた謎の巨大な部屋が存在する。その中にはマスターエメラルドの祭壇に似せられた祭壇が作られており、その本来の目的は未だよく分かっていない(ソニックはカオスエメラルドの力を引き出すために真似て作ったのではないかと推測している)。SA2ではここでバイオリザードと対決することになる。
- コントロールルーム
アーク内部から外部まで広範囲にわたって監視でき、エクリプスキャノンの操作もできる部屋。エクリプスキャノンのエネルギー源としてカオスエメラルドをセットするのもこの場所だが、7つ全てをセットするとキャノンズコアにカオスエメラルドが移動し、バイオリザードが目覚めてしまう。SA2ではダークサイド(シャドウ,エッグマン,ルージュ)が活動の拠点として占拠していた。シャドウジェネレーションズではテイルスが作成したフェイクエメラルドが安置されている。
プロジェクトシャドウの集大成として生み出された究極生命体。
「プロジェクト・シャドウ」の過程で誕生した、究極生命体のプロトタイプ。
巨大なトカゲの姿をしている(lizardは英語でトカゲの意)が、実験当初は再生能力があり、人間の掌に乗る程度の扱いやすいサイズのサンショウウオだった。凶暴かつ生命維持装置に頼らなければ生きられない失敗作として、アーク内の一区画に封印されていた。背中の生命維持装置がそのまま弱点となっている。SA2ではラスボスとしてソニックとシャドウの前に立ちはだかることになる。
- カオスドライブ
いわゆる永久燃料である。赤・黄・緑・紫の4色があり、主にGUNの無人機動ロボットに内蔵されている。SA2ではチャオに与えることによりチャオの身体能力を上昇させることができる。
- 人工カオス
チャオの突然変異体"カオス"をモデルに作られた、抗質流体ボディを持つ拠点防衛メカ。ブラックアームズがアークに攻め込んできたときに施設を護るためジェラルドが開発した。頭部にカオスドライブを内蔵してあり、それ故頭部が弱点にもなっている。定点にとどまり触手で攻撃してくるタイプ、移動しながらレーザー光線を放ってくるタイプなど、様々なバリエーションがある。
- 重力コントロールスイッチ
矢印で示された方向に重力を発生させる装置。装置のほとんどはレバーを引くと作動する。SA2のクレイジーガジェットや『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』のスペースガジェットでは重力を駆使して目的地へ進攻することになる。
ひとかどの考古学者となったジェラルドの息子(マリアの父親)が回収した、紀元前の古代文明が作った究極兵器。各時代のあらゆる武術、兵器のデータがインプットされており、最新のコンピューターがオーバーフローするほど。武術や兵器の機能を忠実に再現する能力(キャプチャー)を持つ。
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