鉄人28号
正義感に燃える少年探偵で「鉄人28号」を操ることが出来るリモコンの持ち主。
少年探偵として行動する際は常にブレザーを着用する。
名前の由来は球界の天皇ことプロ野球選手「金田正一」からである。
また、いわゆる年下の少年に対して恋愛感情などを抱くことを指す「ショタコン」の「ショタ」はこの少年の名前から。
こんな記事もあるが、実際はショタコンの語源とされる雑誌『ファンロード』の編集長によると、自分達が子供の頃に見ていた初代アニメ版を意識したものだそうである。『太陽の使者鉄人28号』版と勘違いされたのは読者とのジェネレーションギャップ(及び当然とは言え、初代の絵は古臭かった)が原因と言える。
当然、原作終了より何十年も後のファンによる造語なので、横山本人が意識した設定ではない。
また、昭和の児童漫画ゆえか特に説明なしに車を運転していたり、鉄人のリモコンを持ち続けたりと大人には割と突っ込まれる点も多いが、その心技体に優れた正義の少年というキャラクター像は正に少年漫画の主人公として申し分ない物であり、後年のリメイク・派生作でも彼の描き方には鉄人以上に力を入れて描かれる事も多い。
代表的なのは長谷川裕一氏の『鉄人28号皇帝の紋章』で、彼がリモコンの所有を認められている理由に、単純すぎる操縦装置(レバー二本と数個のボタン)で、誰よりも巧みに鉄人を操る事が出来るセンスの持ち主という理由づけがなされている。
原作漫画では、他の横山作品の主人公同様ストイックで合理的な性格で、「ロボットよりも操縦者を倒す方が早い」といった趣旨の発言をしているし、むしろ積極的に狙っていく。主人公であっても時には悪どい手も使うし、くよくよしないで切り替わりが早いのも横山主人公ならではである。ちなみに人も殺す。太陽の使者版ではその傾向が増した。
また、話が進むにつれ高性能な敵ロボットが次々と登場し、旧式である鉄人はまともに戦っても勝てなくなる。そこで、正太郎の機智によって、この漫画は単なるロボットバトルに終わらず、作者の代表作でもある『三国志』さながらの知能戦が始まるのである。
続編となる『鉄人28号FX』における、最終階級もとい役職はICPOの長官。この歳になると本人もショタコンだったのかが気になり、マイケルやイカムらをこのような方法で見出したのかもしれない。
イチローとレモンピープルの関係みたいとか間違ってはいけない。
AKIRA
「AKIRA」の主人公である健康優良不良少年。
名前の由来は「鉄人28号」の少年探偵の彼のオマージュである。
関連項目
鉄人28号 太陽の使者鉄人28号 超電動ロボ鉄人28号FX 鉄人28号ガオ!