概要
昭和2~30年代に定着したヒーローキャラクターの代名詞。
「探偵」という行動の名詞化から「私立探偵」という職業の拡大解釈に至り、さらに犯罪に立ち向かう「自警団」の側面を取り入れ、相応の能力を理由もなく備えた「ヒーロー」の代名詞に変貌したことにより広まった。
年端もいかない少年の身でありながら超人的な身体能力や特殊能力を持ち、車の運転や拳銃所持などを咎められることもないという、後の時代ではキャラ造形を疑問視されることも多い。
少年探偵の発祥
「少年探偵」という言葉が定着した切っ掛けは江戸川乱歩の明智小五郎シリーズに登場し、それらを主人公とした「少年探偵団」シリーズと思われる。
さらに元を辿ればシャーロック・ホームズに協力するストリートチルドレン達の団体「ベイカー街遊撃隊」が発祥とも言える。
彼らはあくまで「名探偵の協力者」あるいは「名探偵並みの活躍をする子供たち」であり、どのあたりから「少年探偵の超人化」が始まったのかは定かではない。
2020年時点において、これらの系譜を正しく受け継ぎ、尚且つ超人的な活躍を見せる少年探偵の主人公は「江戸川コナン」が代表的な例である。
少年探偵が登場する作品の例
- まぼろし探偵
- 鉄人28号
- ケン一探偵長
- 少年探偵ロック・ホーム
- おもいっきり探偵団覇悪怒組
- じゃあまん探偵団魔隣組
- 透明少年探偵アキラ
- 黄金バット
- ズッコケ三人組シリーズ
- 金田一少年の事件簿
- 探偵学園Q
- 名探偵コナン
- 僕は少年探偵ダン
- 倫敦精霊探偵団
- 名探偵カゲマン/探偵少年カゲマン
- 夢幻紳士 マンガ少年版
- 夢幻紳士 冒険活劇篇
- 浪花少年探偵団
- 美少年シリーズ
- 新宿少年探偵団
- 乱歩奇譚
- 虹北恭助シリーズ
- ぬらりひょんの孫:実際は殆どオカルトサークルであるが
- ペルソナ4:厳密には違う