タカラトミーのTCG『WIXOSS』の(逆)販促アニメ第2シリーズ『Lostorage』の第2期。ただし、第1シリーズ『selector』のような分割2期方式ではなく第1期『incited』最終話でタイトルが公表されてから1年半のブランクが空き2018年春アニメとして放送予定。その合間に当たる2017年12月には序章に当たるOVA『-missing link-』が発売された(OVA単品でなく、カードセットの付録DVD)。
他のシリーズ作品との関係
物語は水嶋清衣が前作の主人公・穂村すず子の実力を見込んで、何者かが繭の遺産を悪用して再開したバトルを終わらせるため協力を要請する所から始まる。清衣は新ルールの下ではじまりのルリグを素体として誕生したルリグの危険性を察知し、また過去の贖罪を果たさなければならないと言う使命感から元セレクターをスカウトし、バトル再開の鍵を握る里見紅(カーニバル)を追っているが、白井翔平(ドーナ)の反対もありすず子は清衣の申し出を辞退する。その次に清衣が向かったのは、かつてルリグのピルルクとして対峙したことのあるあのセレクターの所だった──。
タイトルの「conflated」は「融合した」と言う意味で、TCGの2017年度のテーマ「selector meets Lostorage」を体現したものとなっている(スタッフに「キャラクター原案協力」として『selector』の坂井久太がクレジットされているのもそのため)。清衣が主人公ポジションとなっていることからもわかるように、アニメ第1シリーズ『selector』と外伝『peeping analyze』の要素が「融合」の対象なのは確実だが漫画作品の『-Re/verse-』や『stirred』、そして現在ではサービス終了のためプレイ不可能なアプリ『battle with』あたりが「融合」の対象に含まれるかどうかは未知数である。特に『stirred』はTCG側で黒歴史同然に扱われており、OVAから登場した新ルリグのレイラに至ってはTCG上において『stirred』に登場した赤ルリグの存在を抹消するためだけに特化したような役回りを与えられている。