概要
2014年に放送された『selector』シリーズ(第1期『selector infected WIXOSS』および第2期『selector spread WIXOSS』)に次ぐ第2シリーズ『Lostorage』の第1期(通期3期目)。
本作も前シリーズと同様にタカラトミーのTCG『WIXOSS』の(逆)販促アニメであり、アニメーション制作は引き続きJ.C.STAFFが行うが監督・シリーズ構成・キャラクターデザイン等のスタッフは一新される(音響監督の岩波美和と劇伴作曲の井内舞子、エンディング曲のCyuaは続投)。キャラクターデザインはさらちよみ、ルリグデザインはHitoto*。
最終話のラストで2期(通期4期目)のタイトル『Lostorage conflated WIXOSS』が公表されている。2017年12月にテレビシリーズの序章に当たるOVA『-missing link-』がカードセットの付録扱いで発売された後、2018年春アニメとして放送開始した。
前シリーズとの相違点
ストーリー上は前シリーズの直接の続編となっているが、既に「夢限少女」を巡る都市伝説は終息しているため何者かが新たにTCG『WIXOSS』を使って開始したバトルが繰り広げられる。舞台は前シリーズが西新宿だったのに対し、本作では池袋が中心とのこと。
前シリーズとの特に大きな相違点としては、以下の2点が挙げられる。
セレクター
前作ではルリグを引き当ててセレクターとなるのは女子中・高生ばかりであったが、本作では老若男女を問わずセレクターの資格を得る可能性がある。ルリグと契約してセレクターとなった者は最初に自分の記憶を換金した5枚の「コイン」を元本として与えられ、この「コイン」が他のセレクターに勝てば金貨に変わり、負ければ錆び付いて記憶が欠落してしまうと言う。
勝者には敗者の記憶を改竄する権利が与えられるが(行使しなくとも良い)、セレクターを続けられるのは「ルリグと契約してから90日間」と言うタイムリミットが存在する。
ルリグ
全シリーズのルリグはゲームマスターの繭が創造した「原初のルリグ」2体を除いて「元・夢限少女」であったが、本作では既に「元・夢限少女」のルリグは存在していない(と思われる)。
本作のルリグはセレクターが引き当てた段階では全て同じ姿をした無数の素体(TCGのPR-314《ネクスト・レディ》に描かれている)として登場し、契約が成立すると個々のセレクターに応じた姿へ変化するらしい。
登場キャラクター
セレクター
- 穂村すず子(声:橋本ちなみ)
- 森川千夏(声:井口裕香)
- 御影はんな(声:久保ユリカ)
- 鳴海勝(声:興津和幸)
- 白井翔平(声: 菅原慎介)
- 水嶋清衣(声:大西沙織)
- 墨田壮(声:間島淳司)
- 小柴莉緒(声:日岡なつみ)
- 雪野かがり(声:西明日香)
- 里見紅(声:中村悠一)
ルリグ
- リル(声:伊藤静)
- メル(声:金元寿子)
- ナナシ(声:井澤詩織)
- あーや(声:山岡ゆり)
- ドーナ(声:洲崎綾)
- グズ子(声:後藤沙緒里)
- ママ(声:渡部紗弓)
- ゆきめ(声:生天目仁美)
- ピルルク(声:篠田みなみ)
- カーニバル(声:阿澄佳奈)