概要
魚人街出身のタコの魚人。魚人・人魚族側の主人公的な登場人物の1人。
元は偉大なる航路で元探検家の海賊フィッシャー・タイガー(鯛の魚人)率いるタイヨウの海賊団に所属していたが、タイガーの死後船長を引き継いだジンベエとの確執により海賊団を離脱したアーロンに着いていき独立した。
この時の仲間であるクロオビ、チュウとは幼少期からの親友。彼らからは「ハチ」と呼ばれる。子供の頃には、遭難していたシルバーズ・レイリーを助けて以来、人間に(あくまで「面白いヤツだっていないわけじゃない」という意味でだが)心を開いている。
独立後は東の海に活動拠点を移し、東の海に魚人帝国を建国するため、麦わらの一味の1人ナミの故郷ココヤシ村を拠点に海賊活動をしていた。
現在は海賊から足を洗い、海上たこ焼き屋“タコヤキ8”を経営している。
なお、「はっちゃん」が本名で、「ハチ」があだ名である。
作者はこれについて「中国人名で『〇〇チャン』があるからこれでいい」と語っている。
プロフィール
※CVの森川氏はエネルも担当しているが、性格や喋り方は全く違う。
能力
巨大な蛸を素手でぶちのめす程の怪力に加え、タコの魚人特有の腕の多さと軟体を生かし6本の刀を使って戦う。その剣術の実力は本人曰く魚人島No.2であり、一本300㎏の剣を軽々と振り回す。
タコの魚人のため墨や吸盤などのトリッキーな戦法も得意である。
また海の生物との会話能力らしきものも(明言こそされてないが)ある。表紙連載ではこの能力で金魚姫などとやりとりをしていた。
性格
アーロン一味の中では最も温厚かつ天然な性格で、アーロンパークに勝手に乗り込んできたゾロをねずみ一派の仲間と勝手に思い込んで歓迎してしまうようなどこか抜けた一面がある。アーロン一味を非常に恨んでいるはずのナミにすら「害が無い」と言われる程である。
活躍
最初の登場は東の海アーロン編で、ナミの真の仲間として登場。しかし、それはナミの故郷を人質に取った偽りの仲間関係で、同編終盤ではナミを取り返しに来た麦わらの一味と激突。最後は戦闘員のゾロに6本の刀を粉砕され、ヤケを起こし殴りかかったところを斬り倒された。
その後海軍に捕まっていたのだが、表紙連載「はっちゃんの海底散歩」にて再登場。海軍護送船から脱走し、海底に姿を隠しながら逃亡。なんやかんやあって人魚のケイミー、ヒトデのパッパグと出会う。かつてタイヨウの海賊団時代に枕を並べた「人攫い屋」マクロ一味と再会し、彼らから「昔の夢を叶えてやる」と言われたこ焼き屋を目指し、海賊を辞めた。
次の登場はシャボンディ諸島編で、前述のたこ焼き屋の店主として登場し、シャボンディ諸島の案内や、次の島である魚人島へ進むためのコーティング職人の斡旋を行った。また、ここで天竜人チャルロス聖から銃撃を受け重傷を負い、かつての友人であったシルバーズ・レイリーの元で療養を余儀なくされる。
第2部魚人島編では、麦わらの一味が戻るまでシャボンディ諸島で船番をしていたものの深傷を負ってしまい、魚人島に戻り療養をしていた。魚人島を治める王国リュウグウ王国を転覆させようと企むホーディ・ジョーンズやバンダー・デッケン九世を止めるため説得に向かったが、逆にホーディの怒りを買って返り討ちに遭い矢襖にされてしまい、麦わらの一味に救助される。また、魚人島の過去編においてはタイヨウの海賊団時代の姿と東の海に向かうまでの動向が少し描かれている。
なお、ホーディからは先輩にあたるものの、「人間と仲良くしようとしている」という理由で忌み嫌われていた。