杉村隆
すぎむらたかし
演/堀内健
概要
関東東刑務所に収監されていた凶悪犯。
性格はレジェンドルガを目の当たりにした瞬間失禁するなど小物ではあるが、追い詰められると即座に人質を取るなど、いわゆる「猫を噛む窮鼠」型の犯罪者。
22年前から一向に姿が変わっておらず、何回もの死刑執行を乗り越えてきたことから、素晴らしき青空の会からはファンガイア疑惑が掛けられていた。
しかし、実際には生まれは生身のただの人間であり、22年前に刑務所内で起こったとある騒動のドサクサに紛れて脱獄しようとした際に、偶然にもレジェンドルガの王「ロード」が封印させていた棺を開いてしまい、封印が解かれて復活を遂げた「ロード」=“アーク”の依代となる器として寄生(憑依)されたことでレジェンドルガ化したため、若さを保っていたというのが真相であった。
現代で脱獄した後に名護啓介と紅渡に捕縛され、刑務所に送り返されそうになるが、レジェンドルガ四天王が護送を邪魔し、名護と渡の隙をついて魔界城に送還。
レジェンドルガの王“アーク”としての杉村隆
レジェンドルガの支配者として完全に覚醒した杉村隆ことアークは以前とは違い王として威厳に満ちた冷酷無比な性格へと変貌。
かつて自身を斃し封印したファンガイア一族への復讐を目論み、彼らの王の纏うキバの鎧の継承者・紅渡の命を狙うのと同時にレジェンドルガの支配する世界を築き上げる為に本格的に行動を開始する。
なお、その際の戯れとして至高の音楽である“人間の悲鳴”を聴く為にレジェンドルガ化した人間たちを使役して人々を襲っていた。
その後、自分たちの居城である『魔界城』へと乗り込んで来た渡・音也始め素晴らしき青空の会のメンバー達と交戦。
腹心の部下2人を失うものの、渡を暴走させて飛翔態へと変貌させ父親である音也を殺害させる事で渡を隷属化しようと目論むが、音也の心からの決死の言葉により渡が力を完全に制御した為に失敗に終わり、怒り狂ってアークの鎧を纏い最後の決戦を開始。
激しい空中戦での攻防の末に最後は『ジャイアントムーンブレイク』を喰らい月へと叩き付けられ、断末魔と共に完全に滅び去った。
なお、渡や健吾を始めとしたレジェンドルガ化した人間たちは翌朝には元に戻っていたため、アークの死と共にレジェンドルガ達も完全にこの世界から消え去った=滅び去ったものと思われる。