曖昧さ回避
- ヤモシ。2017年に原作者によって明かされた、原初の超サイヤ人。
- ブロリー。原作者がヤモシに言及する前に、伝説の超サイヤ人として設定された破壊と殺戮を好む特殊なアニメオリジナルの超サイヤ人。
- 超サイヤ人4。ドラゴンボールGTにおいて伝説の超サイヤ人とも呼称された。
- 超サイヤ人ブルー。劇場版「復活のF」においてベジータが伝説の超サイヤ人と呼称する。
ヤモシ
初めて超サイヤ人への覚醒を遂げたサイヤ人であり、作中でフリーザがベジータが言及していた伝説の超サイヤ人その人。
サイヤ人では珍しい穏やかな正義の心を持っていたとされ、わずかな仲間と共にサイヤ人の悪政を変えようと革命を起こす。
その過程で超サイヤ人に覚醒するが、多勢に無勢の中で敗北を喫する。その魂はさらなる救世主となるであろう超サイヤ人ゴッドを求めてさまよっているとされる。
破壊神ビルスはヤモシの魂を予知夢でキャッチし、未だ存在しない超サイヤ人ゴッドの夢を見たのだった。
ブロリー
ヤモシ以前に伝説の超サイヤ人として設定されたアニメオリジナルの超サイヤ人。
千年に一人現れる、純粋に破壊と殺戮を好む最強のサイヤ人戦士。
悟空たちが変身する通常の超サイヤ人とは異なる進化を遂げている。
外見は、変身前の肉体とは関係なくはち切れんばかりの筋肉と巨体を持つようになり、目は白目になる。その外見は第3形態の超サイヤ人と似たような状態に見えるが、外見に見合ったタフネスを持ちながらスピードの低下や急激なエネルギー消費などの負担も一切ない最強の存在になっている。また性格も豹変し、それまでおとなしかった者もこの形態に変身すると暴走し破壊と殺戮を楽しむ悪魔のような姿に豹変する。
本来超サイヤ人とは、「千年に一人現れる、純粋に破壊と殺戮を好む最強の戦士」という伝説と共に語り継がれた存在であったが、以前に超サイヤ人が現れたとされる時代のちょうど千年後に、ナメック星でのフリーザとの闘いで悟空が超サイヤ人に覚醒し、伝説は本物となった。
しかし悟空が変身した超サイヤ人は、才能あるサイヤ人が一定の条件さえ満たせば誰でも変身できる形態であったため、その後の物語が進むに連れ、人造人間編ではベジータ、トランクス、悟飯が、更に魔人ブウ編では悟天、幼年トランクスが、更にアニメオリジナルではバーダックが変身出来るようになったりと、「千年に一人の存在」からは大分かけ離れてしまっている。これに対してベジータは、「まるで超サイヤ人のバーゲンセール」と評していた。
そんな悟空達が変身する形態に対しブロリーが変身する形態は、「サイヤ人の伝説通り、千年に一人現れる純粋に破壊と殺戮を好む戦士が他にいたら?」というコンセプトの元に生み出された形態であるため、悟空達が変身するものとは全くの別物である。主な特徴としては、全身の筋肉が異様に大きくなり、目は白目で髪が黄緑色(最後の悟空との一騎打ち時や危険なふたり~時は金髪)であったり、外見の変化も悟空達が変身すのものに比べ大きいものとなっている。
近年の扱い
近年「ドラゴンボールヒーローズ」など一部ゲームではこの形態からさらに超サイヤ人3や超サイヤ人4に変身するというオリジナルの変身が作られており、ファンの間では伝説の超サイヤ人3や伝説の超サイヤ人4などの名称で呼ばれている。特にヒーローズシリーズではその傾向が強く他にもバビディによって洗脳された破壊王ブロリーや暗黒魔界の力でパワーアップしたブロリーダークなど様々な形態が作られている。
またUSJの期間限定アトラクション『ドラゴンボールZ・ザ・リアル4-D at超天下一武道会』では伝説の超サイヤ人から更に独自進化を遂げたブロリーゴッドが登場。その戦闘力は超サイヤ人と超サイヤ人ゴッドの力によって生まれた超サイヤ人ブルーの悟空やベジータを遥かに上回る。
アニメではドラゴンボール超の宇宙サバイバル編にて、作中ではブロリー(とバイオブロリー)に続く二人目の伝説の超サイヤ人ケールが登場。第6宇宙のサイヤ人である彼女は普段は細身で華奢な女性の姿をしているが変身するとブロリー同様、筋骨隆々とした肉体へと姿を変える。戦闘力は超サイヤ人2の悟空を圧倒するレベルで、耐久力は超サイヤ人ブルーのかめはめ波の中を突き進める程の硬さを持つ。また同時に凶暴性だけを抑えたコントロール状態も披露している。ちなみに超の時空は原作の続きであり劇場版の時空とは異なる為か悟空達はブロリーを知らず、この変身を初めて見たかの様な反応をしている。