和光同塵、真如波羅蜜。慈悲です、戯れといたしましょう
プロフィール
概要
月の裏側に囚われたマスターの一人で、サーヴァントはアンデルセン。名前は「祈荒」と書く。
主人公やレオ達生徒会の面々と異なり、月の裏側からの脱出を諦めている。その背景にはBBと交わした「BBに逆らわない限り命は保証する」という約定の存在がある。
しかし、その約定は彼女自身が直接迷宮脱出に挑まない限り破ったと見なされないとし、SG取得のためのコードキャストである「五停心観」を主人公に与えるなど、間接的に助言などをして脱出を手伝ってくれる。
人物
「CCC」女性陣随一のわがままボディを持っているだけでなく、際どいスリットの入った体のラインが判るピチピチの尼僧服を着こなし、声や仕草が色っぽいため本当に聖職者なのかと疑いたくなる人物。
性格は穏やかで菩薩を思わせる心を持つが、なにかと毒舌を吐く自分のサーヴァントに対しては厳しく諌めるなど、しっかりとした芯を持つ女性。
アンデルセンとは仲がいいのか悪いのかよく分からないが、各章で話しかけると漫才じみたやり取りが聞けるので、多分仲は良いのだろう。
後述する彼女の所属していた立川流は鎌倉時代から江戸時代まで存在していた実在の宗教であるが、儀式には性交を行う、本尊に髑髏を用いるといったことから邪教呼ばわりされることが多い。
早い話が、『尼僧の皮着たド変態(MでありSでもある)』である。
経歴
江戸時代に途絶えたとされる真言宗系の異端宗派「立川流」最後の導師。
その傍流である真言立川詠天流というカルト組織で幹部をしており、彼女の欲求から生み出したある魔術が原因で西欧財閥から国際手配されていた。最もこの国際手配は東洋人であるにかかわらず聖人と評価されることを憎んだ聖堂教会の枢機卿の妬みもあったようだが。
聖杯戦争に参加する以前、彼女はその教義のもとで多くの衆生を救い、その救った者たちに裏切られ、それでもなお人間を救おうと手を伸ばしたのだという。聖杯にかける望みもまた「人々を救いたい」というものであるが、彼女自身その願いは自分の欲を満たすものであり、恥知らずな欲望であると語る。
彼女はダキニ法が使え、旧校舎に襲撃してきたパッションリップの実体化を解き、攻め込めないよう結界を張れるほどの実力を持つ。
ちなみに、前作「Fate/EXTRA」において、臥藤門司のセリフでその存在が示唆されていた。
真言立川詠天流
真言立川流の傍流。キアラはその宗主の娘として生まれた。詠天流は他流派が滅ぼされた世界で細々とその教えを伝えてきていたが、キアラの時代に無くなってしまう。 髑髏本尊を保有するなど、表の世界の社会規範では受け入れられない要素を持っていたためか、閉鎖的なカルト組織という体制をとっていた。
作品中ではこの流派の修法と思われる「大頭七野干法」「詠天流・四念回峰行」といった技が言及されている。
なお、真言立川流は性交を修行の軸とする邪教と評されるが、その修行自体はガチであり、双方枯れ果てかねないほどの性交修行は下手な修行の何倍もきつい苦行だとも言われている。
また、その修行方法も男女を陰陽に見立て、性交を以て即身成仏の境地とするものであり、見た目はともかくその内容は真面目なものである。
なお、秘儀や作法に関する資料はそのほぼすべてが消失しており、批判側の資料しか残っていないために結局どうだったのかは未だに不明瞭である。
関連人物
サーヴァント。見た目も性格も凸凹コンビだが意外とウマは合っていたらしい。
サクラメイキュウ攻略のため、なにかとアドバイスをする。彼/彼女の実直で清廉な人柄を気に入っているらしい。
同じく仏門をたしなむ聖職者。作中では彼から苦手意識を持たれているが、実は地上でも面識がある。
余談
「キアラ」という名前は聖職者キャラという事でコトミネ『キ』レイと『アラ』ヤソウレンから取られている。
ピクシブ外部では偶に殺生院キサラという誤記が見られる。他作品のキャラクターと混同して覚えている可能性が高い。
関連イラスト
関連項目
???(リンク先最大のネタバレにつき注意)