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グレン・アリアスの編集履歴

2018-05-07 13:08:30 バージョン

グレン・アリアス

ぐれんありあす

「グレン・アリアス」(Glenn Arias)とは「バイオハザードヴェンデッタ」の登場人物にして黒幕。

CV: ジョン・デミータ/桐本拓哉(日本語吹き替え版)




概要

2017年公開の「バイオハザードヴェンデッタ」の登場人物にして黒幕かつラスボス。


元軍人であり現在は国際指名手配犯の武器商人。

表の顔は理論派で冷静沈着な実業家であり、飲料水の製造に限らず幅広い展開を行っている「アグア社」の設立者。

しかし裏の顔は、過去に築いた膨大なコネクションを利用し、顧客の望むありとあらゆる商品を提供すると評判であり、最新鋭の武器からネオアンブレラトライセルの遺産であるB.O.W.まで幅広く扱い、それらを闇ルートで犯罪組織や紛争国に売りさばいている悪質な武器商人で、その悪質さ故に前述通り国際指名手配犯となっている。


過去のある事件をきっかけに新型ウィルスを用いた、バイオテロを目論み、本作のタイトルヴェンデッタ」(イタリア語復讐)は彼の犯行動機である。




ネタバレ詳細

ここから先は映画本編及びノベライズ版のネタバレを含むので閲覧は自己責任でお願いいたします!























容姿

年齢不詳だが元軍人らしいがっしりとした体格で長身、スラリと長い手足に清潔感のある短く整えられた銀髪、顔には爆弾破片での傷があり、一見するとダンディで紳士的な雰囲気を醸し出すナイスミドル(所謂イケおじ。)

身だしなみには気を使っている様であり、常に身なりのよい服装をしており、見るからに高級そうなスーツ手袋を着用している。


一部ファン達の間ではアメリカの俳優であるジョージ・クルーニー激似と言われている。

(この件に関しては監督を務めた辻本貴則氏曰く「元々は違う。海外の俳優からヒントを得て作っていき、遠目から見ても分かりやすくしたいと思ったが、金髪だとチャラくなるのでロマンスグレーだと思い銀髪にした途端にジョージ・クルーニー感が出た。」と言う事らしい。)



性格

自らをビジネスマンと自称する通り、実業家としても武器商人としてもその手腕は優れており、頭脳明晰な切れ者。

パッと見は紳士的で物腰が柔らかそうに見え、普段はそれらしく振る舞っているが本性はこれまでの歴代悪役達の例に漏れず、狂気的で冷酷かつ残忍な性格であり一度逆上すると相手が女性だろうが子どもだろうが容赦なく殴ったり、手に掛ける。

また、拠点である洋館に事前に罠を仕掛けておく(この罠でクリスを除く特殊部隊は全滅)など先を読む能力も高く、用心深い一面がある様子。


レベッカに異常なまでに執着し、彼女を我が物にしようとするがそれは後述の理由からである。

また、バイオテロを画策する要因となった過去の辛い体験から精神的におかしくなっており、「人間は最期の瞬間が一番美しい。」「炎と生きるものなき光景を見たかった。」「私の時間はあの瞬間に止まった…」と語るなど狂気的で変質的な言動を垣間見せる。

(しかし、本人は至って正気のつもりなので自分が狂っている事を自覚していない。)



実力

元軍人の肩書は伊達でなく戦闘能力も身体能力も並はずれており、近接格闘の達人。

重武装した上にボディアーマーを身に付けたあのクリスを圧倒する程の実力を持ち、銃器の扱いにも長けているまさに文武両道な人物。



経歴・過去

前述通り元軍人で尚且つかつてはCIAにも在籍しており、SAD(特殊活動部)所属の汚れ仕事担当で暗殺も数多く行っていたが、そんな神経を削る様な自分の人生に嫌気が指し、全て(仕事、名前、過去)を捨てて、長い時間をかけて普通の貿易商になりすます。

小説版によると「グレン・アリアス」という名前も三つ目の偽名であり、彼の過去を知っているのは実の弟と妹、従兄弟、そして古い友人のディエゴの4人だけだったという。


そして最愛の女性「サラ」(その容姿はレベッカと瓜二つであり、それ故に彼女に執着している。)と出会い、彼女と結婚式を挙げ、大切な人達に祝福されて、二人は最高の幸せの真っ只中だったのだが・・・・








その頃から某国と武器の裏取引をしており、取引の縺れから目を付けられ指名手配犯とされ、結婚式の最中にスマートミサイル(無人攻撃機)で爆撃を仕掛けられる。

幸せだった結婚式は一瞬で地獄と化し、自身は負傷するも助かるが、婚約者のサラ(遺体は指輪をはめる時に掴んでいた左腕だけが残り、その左腕は今でも彼が冷凍保存している。)家族、親族、友人達は全員死亡し、愛する人達を一気に失う。

(弟と妹、従兄弟も式にもちろん参列していたと思われるがアリアスの台詞や小説版の記述から彼らも爆撃で死亡したと見られる。)


この爆撃で生き残ったのはアリアス、ディエゴマリア親子の3人だけだった。



この事件を機に復讐鬼と化し、自分の家族とサラを奪った世界に復讐するべく、地下に潜り、(皮肉にも過去のキャリアとコネクションが役立つ事となり、瞬く間に国際的な豪商となる。)闇社会に復帰してある組織と接触し、ウィルスの種を手に入れる。


その組織こそが「4」に登場した「ロス・イルミナドス教団」であり、レオンに倒されたものと思われていたが、未だに残党達が生き残っており、彼らの協力を受け、A-ウィルス(Animality-Virus)を作り上げる。

更にはネオアンブレラ残党とも接触して、潜伏ウィルスとワクチンウィルスを手に入れている。


共に生き残ったゴメス親子も肉体改造を受けて、彼の復讐に協力する。


事前に自身が経営する「アグア社」の商品であるミネラルウォーターに「トリガーウィルス」を混ぜて、市民にウィルスを潜伏させる。

そしてニューヨークでのバイオテロを画策し、側近のマリアに命じて、亡き婚約者のサラと瓜二つなレベッカを拉致して彼女と結婚式をやり直し、自分の妻にする事で、辛い過去を乗り越えようとするも最終的には拒絶された事により、サラの腕をレベッカに移植するという常軌を逸した発言をし出し、彼女にA-ウィルスを投与して、ゾンビ化する事で自身に忠実な僕にしようとする。



現在も結婚指輪を付けており、作中で「全ては君の為。」と発言しており、「バイオテロ」という名の復讐を亡き妻に捧げるつもりだった事が伺え、サラを今でも深く愛している。




最期


「ディエゴ・・・最後の手段だ・・・お前を解放する。」



アジトの高層ビル屋上にてクリスと再び対峙し、激しい戦いを繰り広げるが高所から落下し、瀕死の重傷を負う。そこに現れたディエゴに命じて、最終手段としてウィルスの力を解放したディエゴに自らを取り込ませる形で融合し、シリーズでもお馴染みのボスキャラクターであるタイラントを彷彿とさせる巨人型のクリーチャーに変貌。(開発スタッフ達からの愛称は「アリエゴ」。)


アリエゴはアリアスとディエゴの二つの頭部を持ち、左肩がディエゴの頭部であるが、基本的にはアリアスの意識が主導権を握っている。


レオン、クリス、BSAAのシルバーダガーを相手に激戦を繰り広げるが、最期はクリスの放った銃弾で弱点の核を撃ち抜かれて死亡した。


最期に木端微塵となった彼から落ちたのはサラとお揃いの結婚指輪だった・・・・という結末を迎える。






総括

これまで登場した悪役達と同じ様に極悪人であり、バイオテロを画策した狂気的かつ残忍な悪役である事に変わりはないが、その過去は自業自得の部分が大きいとは言え、余りに悲惨である為、同情の余地がある事も確かである。

彼の目的は世界への復讐だけではなく「愛した人々を蘇らせたい。」という目的もある為、悪役である一方で婚約者のサラや家族、友人などへの愛情は本物であり、これまでのバイオハザードシリーズの悪役達の中ではある意味最も人間味がある人物と言える。




関連タグ

バイオハザードヴェンデッタ バイオハザード 哀しき悪役 バイオハザードの登場人物


カーティス・ミラービンディ・ベルガーラ…こちらも親しい者を奪われて復讐心でバイオテロを起こしたバイオハザードシリーズの黒幕繋がり。

アレクサンドル(サーシャ)・コザチェンコ…アリアスと同じく恋人を失った過去によってバイオテロに走ったバイオハザードシリーズのテロリスト。こちらは元は普通の一般人でアリアスとは逆に最終的に改心して新たな人生を歩んでいた。

スベトラーナ・ベリコバ…文武両道なバイオハザードシリーズの黒幕繋がり。

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