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SCP-3999の編集履歴

2018-05-08 00:42:01 バージョン

SCP-3999

わたしはわたしにおきることすべてのちゅうしんにいる

SCP-3999とは、怪奇創作サイト「SCP財団」に登録されているオブジェクト(怪異)の一つである
【警告!!】このSCPは、現在投稿されている多種多様なSCPの中でも最高クラスに難解なSCPです。常人では頭が可笑しくなりそうな内容ですがそれでも見たいという人は自己責任でお願いします。










では行こう、きみとぼくと 十一日帝国が空を喰らうとき 朝食のテーブルの上の蛤のように熔けるヒューマノイドのように。






概要


オブジェクトクラスはなんとApollyon(読み:アポリオン)

このクラスはどういうクラスかと言うと、「収容も確保も保護もまるで全然できてない上にK-クラスシナリオ発生まっしぐら」・・・つまり【完全に手遅れ】と言えるクラスである。

特別収容プロトコルの最初の部分を抜粋すると


「SCP-3999は現時点では収容できず、また現在ZKクラス現実終焉シナリオを構成しえます。」


この『ZKクラス現実終焉シナリオ』というのは、財団が最も避けたい事案である「K-クラスシナリオ」、つまり【人類滅亡】の1つでありその内容は


「財団世界がSCPオブジェクトの影響で現実が捻じ曲げられ大幅な改変が発生し、文明が崩壊する」


同じく現実改変能力者(現実を自身の望み通りに改変する能力者のこと、分かりやすく言えば彼女である)による「CKクラス現実再構築シナリオ」に酷似しているがCKクラスは財団世界内部に原因があるが、ZKクラスは「財団世界の外部に原因が存在する」シナリオである。

つまり他のK-クラスシナリオ以上に対処が難しいシナリオなのである。    そりゃ貫録のApollyonである。


この時点でこのSCPが極めて危険なのは分かるだろうが、このSCPには極めて重大な問題があるのだ。

それは、この報告書には概要セクションがない。

つまり「SCP-3999ってなんですか?」と言われても答えられないのだ。(一応、答えそのものはあるが)

つまり特別収容プロトコルがこのSCPをひも解く重要なヒントになるのだが、その特別収容プロトコルも支離滅裂極まりなく纏まりというものが全く存在しない。


では、ここから特別収容プロトコルの続きになります。

特別収容プロトコルの文章で太文字になっている部分は、報告書では取り消し線の部分になります。


「タローラン(Talloran)研究員(SCP-3999の焦点であると考えられる)が取るべきもっとも望ましい活動方針は、財団資産へのさらなる二次的被害を防ぐべく、すべての財団サイトと人員に対する接触を断つことです。仮説では、タローラン研究員が極度に人との交流が少ない地域に収容された場合、SCP-3999の破壊的性質は一時的に途絶


停止


収容され


いくらかの残余を維持して



タローラン研究員(SCP-3999の焦点であると考えられる)が取るべきもっとも望ましい活動方針は、地球とその社会に対するさらなる二次的被害を防ぐべく、全人類との接触を断つことです。仮説では、タローラン研究員が隔離された地域で速やかに自己終了した場合、SCP-3999は処分されると考えられます。


タローラン研究員は財団を離れることができません。


タローラン研究員(SCP-3999の焦点であると考えられる)が取るべきもっとも望ましい活動方針は、地球とその生物多様性に対するさらなる二次的被害を防ぐべく、全動物との接触を断つことです。仮説では、タローラン研究員が残りの人生を小さな小屋で、全ての動物と可能な限りの植物から隔離されて生きた場合。


SCP-3999の効果を打ち消す手法についての研究が継続中です。現在の提案に含まれる計画には太陽への打ち上げがあります。


タローラン研究員の家族は個別に即決処刑されます。手順は機動部隊オメガ-8、機動部隊ラムダ-12、機動部隊サイ-7、機動部隊タウ-5、機動部隊イオタ-10を含むさまざまな機動部隊から選抜された、訓練を受けたエージェントらによって実行されます。これらのエージェントは軍事戦術と特殊武装・戦術(Special Weapons and Tactics)演習の再訓練を受けます。割り当てられるエージェントらはヘア精神病質チェックリストにおいて30点以上を得た者になります。


割り当てられたエージェントらはまずタローラン研究員の母親を処刑し、続いて父親を処刑します。建物内に存在した動物はどのようなものであれ終了されます。その後現在ペンシルベニア州大学の学生であるタローラン研究員の姉妹の元へと進みます。彼女は現在建物内に存在するルームメイトのいずれかに続いて処刑されます。終了は消音装置を装着したレミントン700スナイパーによる、近距離からの額への単一の発砲によって行われます。その後死体はタローラン研究員の事務所の外壁に釘打たれ、正確に10lのガソリンに浸されたのちに点火されます。タローラン研究員は抑制され、死体の前で跪かされます


SCP-3999の分類は


タローラン研究員の同僚は個別に即決処刑されます。手順はさまざまな収容スペシャリストから選抜された、訓練を受けたエージェントらによって実行されます。サイトのカフェテリアの従業員はタローラン研究員とどのような形であれ接触したことのあるすべての職員の食事にヒ素を混入するものとし、その範囲はO5評議会のメンバーにまでおよび、また含んでいます


SCP-3999の彫刻が純粋な御影石で作られたイオニア様式の台座の上に配置されます。この台座は、5m×5mの正方形のコンクリート製収容チャンバーの中央に直接置かれます。保管室の警備は常時最低2名の、情報災害に対する抵抗と収容の訓練を受けた武装守衛により実ます。


SCP-3999は収容できません。


SCP-3999はタローラン研究員とともに、蛇の手(財団以外でSCPを扱う集団である【要注意団体】の1つ)へ贈り物として届けられます。蛇の手の全工作員に対し、SCP-3999は第五教会の非常に重要なアーティファクトであるとの情報提供が行われます。タローラン研究員にはクラスC記憶処理剤が投与され、彼は第五教会の高位指導者であるブライアン・フレデリック・ボンディスキーであるというカバーストーリーが与えられます。蛇の手の全工作員に対し、SCP-3999とタローラン研究員はいかなる状況下でも引き離されるべきではないと通達されます。


SCP-3999はSCP-2432(宿泊した人物にミーム汚染を与えるホテル)とともに収容されます。この収容手続きの成果は、SCP-2432内に3m×25cm×25cmの床下空間という形で開いた次元異常という結果となりました。それはSCP-2432-1に指定され、SCP-2432の一角の壁に開いています。それは通常テレビ台により隠されています。この床下空間に侵入すると、SCP-2432とレイアウト、装飾、異常効果において同一である空間に通じています。SCP-2432の隣室にはこの床下空間の出入り口はなく、レイアウトは類似していますが、SCP-2432の出口側と異なり完全に同じではありません。この複製の部屋のカーテンを開くと壁が存在します。窓はありません。


SCP-2432-1の内装は、A██████ホテルの通気システムにみられるものと同じ通常の鋼板で構築されており、超アラミド織布の唯一の断絶点です。III型鉄隕石にみられるものと一致する鉄とニッケルの高い濃度が、それぞれの終端部のプレートにみられます。また、油性マーカーで描かれたフラクタル柄の落書きも終端のプレート上に発見されました。


SCP-2432-1の向こう側にある複製のSCP-2432の扉は、SCP-2432の扉から通じるA██████ホテルの実際の廊下のかわりに代替現実に通じています(SCP-2432-プライムと指定)。初回の観察においてSCP-2432-プライムは類似した壁紙、照明器具、カーペット、装飾を備えておりA██████ホテルの廊下と類似していましたが、どちらの側にも終端を欠き、表面上無限に伸びているように見えることが特筆されました。SCP-2432-プライムと複製のSCP-2432の寸法の測定に基づき、現在無限長であるという仮説が立てられています。SCP-2432-プライムの壁にはかすかな湾曲があり、'輪'の構造になっているのではないかと理論化されていましたが、現在の調査はSCP-2432-プライムが円環形であるかどうか決定的に証明することはできません。SCP-2432-プライムの各扉は“710号室”とラベル付けされ、SCP-2432の瓜二つの複製に見えるものに通じています。しかしながら、観察された複製の部屋の約█%は金属的な超アラミド織布を欠き、█%はSCP-2432において記録されたミーム的効果をもちません。SCP-2432-プライムにはまた、レストラン、会議室、ジム、スイミングプール、守衛室、エレベーターホールを含む、他の明らかな機能をもつ部屋が時折いくつか存在します。これらはA██████ホテルの同等物とデザインにおいて異なっています。


SCP-2432-プライムは小範囲の異常な種と有機体の生息地となっており、一部はSCP-2432-プライム原産であると考えられています。これらはSCP-2432-プライム-A1-A8として指定されています。


固有種: 以下はSCP-2432-プライム内にのみ存在すると考えられている有機体のリストです。

未確認の腐栄養性の糸状菌(Mycie gamephile)SCP-2432-プライムの布製品上においてのみ生育するように適応。SCP-2432-プライム内でみられる様々な種の乾燥した生殖液から栄養を引き出すが、生殖液が存在しない場合には天然繊維からも栄養を得ることが可能。
金属食の真菌(Trametes ferrium)多孔菌と特徴を共有する有機体であるが、SCP-2432-プライムの換気システム内においてのみみられる。Trametes versicolorと類似するが腐栄養性であり、鋼板の鋼鉄を消費する。腐食性の非常に高い液体を漏らし、金属の被覆を溶かす。どのようにして金属を消費するように進化したかは未だに不明。
ピクセル微生物マット(Allecaulphum itelscumins)葉緑体の膜の内部に白色光からのエネルギー獲得を最大化する液晶様の鉱物を生じた藍色細菌の一種。SCP-2432-プライムの部屋に生じる、テレビ画面上のバイオフィルム内で生育する。生物発光性であり、ルシフェラーゼ酵素はバイオフィルム内の他の有機体との化学的コミュニケーションを促進するように変化している。結果として生じるディスプレイはスノーノイズを模倣する。
ホテルダニ(Miytae gigantus)イエダニに類似するが甚だしく巨大化した、体長8cmの節足動物。イエダニに類似した摂食行動を示すが、排出する糞粒子は通常のダニが排出するものに質においてほぼ及ばない。速度に適応して変化した外骨格をもち、素早く精密な動きで捕食者を避ける。SCP-2432-プライムの通路中で鳥類のように群れ、高度に複雑な社会構造を示すことが記録されており、その大半は未解明。
ミニバー捕食者(Cibumpredator parva)ホテルのミニバーを模倣する、起源不明の比較的まれな付着生物。冷蔵庫のプラスチックに類似した外骨格をもち、探索のために'口'を開けようと試みた有機体を消費する。この生物の特筆すべき適応の一部として、中核体温を5℃に保つ能力、消費した食物に含まれる金属から骨格と類似した方法で生成される口周りの天然の磁気ストリップがある。節足動物と特徴を共有しながら、骨様の歯をもつ。

非土着あるいは侵略種: 以下はSCP-2432-プライムに導入されたか、あるいは自然に到来したと考えられている有機体です。

2432-プライムドブネズミ(Rattus norvegicus foundationi)SCP-2432を通じて導入されたと思われる、SCP-2432-プライム内でみられるドブネズミの亜種。ホテルダニと類似した生態学的地位を占めるが、SCP-2432-プライム全体にわたって異なる領域を占拠するようであり、競争はあまり観察されない。
“ダンクルオオオカミ”(Canis osteolupis)オオカミであり、SCP-2432-プライム中の頂点捕食者の1種。群れ狩猟者であり、毛皮の上から頭部と頸部を覆う外的な装甲板から分かるように、SCP-2432は明らかに哺乳類の進化の異なる異次元を起源としているように思われる。装甲に適応して、耳は通常のオオカミより顕著に小型。装甲は絶滅した板皮類の魚Dunkleosteusに類似しているとみられ、また財団の捕獲した生体標本の観察において相似性が確認された。極度に攻撃的であり、ドブネズミ、ダニ、シャワーオウムを捕食し、対立関係にある群れと縄張りを争う。配偶行動はタイリクオオカミに類似し、仔獣はしばしば巣の代わりにSCP-2432-プライムのバスルーム内で養育される。
“シャワーオウム”(Ara kohleri)このオウム様の有機体は行動面においてコンゴウインコに類似し、SCP-2432-プライムのバスルームに住むのを好む。ダニの稀な、そしてダンクルオオオカミの一般的な被食者。大半のオウムと異なり、主に温帯気候の地域を起源としているとみられ、体色に現れている; 褐色、灰および緑。一部の標本はまたナマケモノの毛皮における藻類のように羽毛上に蘚類または地衣類をもち、隠蔽の助けとしている。流水のある場所で営巣することを好み、この略称を得た。これらの動物間で観察される複雑な捕食-被食行動から、ダンクルオオオカミと同じ起源の土地をもつと考えられうる。
トカゲ様の動物(Cancersaurus mirum)小型の爬虫類様の清掃動物。6本の脚やカニ様の大顎、刺毛、眼柄といった節足動物様の特徴をもつが、その他の点では爬虫類に類似。日和見性捕食者であり、SCP-2432の複製ではめったにみられないが、その代わりに不明な理由により厨房やプールにおいてより一般的。ダンクルオオオカミを含む、自身よりはるかに大型の獲物を狩ると知られている。
"ベヒモス"(Prayaoctopus lovecrafti)カツオノエボシに類似するが、極度に大型の陸生頭足類に似た、稀少できわめて危険な大型の群性動物。筋肉と皮膚に似た構造を形成するために極端に密に集まったクラゲ体制とポリプ体制の個虫からなり、本質的に巨大な細胞として振舞いながら個虫それ自身も細胞で構築されている。目はなく、そのため各有機体の多様な化学的シグネチャを追跡するべく、高度に発達した"吸引カップ"内の個虫により嗅覚的手段のみで狩りをすると想定されている。外套は個虫ベースの口先を除いて硬いスズで形成されており、個虫はその周囲に集まっている。スズの排泄物が有機体の中央に蓄積されており、スズの外套は各個虫からの排出物で形成されたという仮説が立てられた。ベヒモスの消化プロセスを通じてどのようにスズが合成されるかについては不明。捕獲は極めて困難であり、"胃"の中に半分消化されたミニバー捕食者のあった死んだ標本1体のみが広く研究されている。もう1例はSCP-2432複製内で短期間遭遇し、探査チームに複数の犠牲者を出したが、さらなる情報を収集可能になる前に素早く逃走した。唯一ダンクルオオオカミの上に立つSCP-2432-プライムの頂点捕食者であり、タローラン研究員により極度の不安を抱かれている有機体。

他の種: 以下はSCP-2432-プライム内に確固たる地位を築いていないと考えられている有機体です。これらはごく少数か、あるいは1体のみ存在する有機体です。多くは分類不十分です。

未確認の隠蔽色の霊長類(不明)4mのアカゲザルに似た知覚のある有機体。無毛で、どんなに複雑であろうが背後のパターンを完全に模倣することの可能な、複雑な変色機構を皮膚内にもつ。探査チームに対し敵対的だが、1度のみ遭遇。
未確認のサメ(Somniosus chloroumloquitur)ニシオンデンザメに非常によく似た小型のサメ。現在SCP-2432から5km離れたスイミングプールの1つにのみみられる。塩素の添加された水の中で容易に生存し、塩素を欠いた真水に晒されると、同様の状況の海水魚と同様の症状を示す。
“ソニーヤドカリ”(Pagurus kutaragii)人気ビデオゲームコンソールであるプレイステーション2の中身のないコントローラーを殻として使っているように見える、ヨーロッパホンヤドカリに類似した3体の巨大な空気呼吸のヤドカリ。雑食性であり、ダニや蔓性のイバラ、ドブネズミ、トカゲ、ダンクルオオオカミの死体、ピクセルマット、腐栄養性の菌類、ミニバー捕食者の排泄物を含む様々な餌を摂る。広範囲を放浪し、明らかに8kmの範囲にわたる生息域をもつ。オス2体、メス1体。
“タローラン研究員”(Homo sapiens sapiens)表面的にヒトのオスに似た存在。財団研究者として適切な衣装を身につけている。職員に尋問された際、現在地とSCP-3999の所在を訝しみ、焦燥して混乱している様子がみられた。対象はただちに終了された。

SCP-2432からSCP-3999が取り除かれると、SCP-2432-1は即座に消滅しました。すべてのさらなる実験はO5-█により禁止されました。




・・・・・・まだ前半部分だがこの時点ですら全く意味が分からないであろう。

「先程出てきたSCP-2432に何か関係が?」と思う人もいるだろうが、はっきり言おう。

「全く関係が無い」と。

しかし、「わけがわからない」と言っているだけでは説明にならないので、ここで手がかりの一つとなる部分を引用しよう。


「タローラン研究員はSCP-3999から強制的に取り除かれます


タローラン研究員は常時SCP-3999とともに収容されます


タローラン研究員は終了されます


タローラン研究員必要なあらゆる手段によって生存させられます


タローラン研究員はSCP-3999内に配置されます


タローラン研究員は繋がりを維持したまま、SCP-3999から可能な限り離しておかれます


タローラン研究員が殺害され、SCP-3999内に置かれることはありません


タローラン研究員はSCP-3999ではありません


タローラン研究員はSCP-3999と深く繋がっています。」


タローラン研究員がこの記事のキーパーソンである。

しかしこの取り消し部分の多さ、情報災害でも発生したのかと思うレベルである。

この報告書を解明するには【取り消し部分と纏まりのないプロトコル】、これがポイントになっています。


続きましてタローラン研究員へのインタビュー記録。

これも手がかりである。

これ以降、斜体文字は重要なヒントと言える部分になります。


「被面談者: タローラン研究員


面談者: █████████ ████博士


<記録開始、03.99.90>


面談者: それであなたは厳密には何者なんですか?


タローラン: 私はタローラン研究員、SCP-3999に割り当てられた研究者の1人です。


面談者: しかしあなたについての記録はどこにもない。


タローラン: 言ったじゃないですか、なにか変なことが私に起こっているって! でも私には全部説明できないんです。夢の中にいるようで、そこでは物事が本当に切り離されていて。


面談者: 切り離されて?


タローラン: 今は物事に集中できません。ただとても不安を感じます。現実がより……現実味がなく……なりはじめたような、もし意味が通るとしたら。


面談者: しかしあなたについての記録はどこにもない。


タローラン: ……それ、さっきも言いましたよね。


面談者: それであなたは厳密には何者なんですか?


タローラン: 待って、ここでなにが起きているんですか? これは何のサイトなんです? 博士、あなたの名前をもう一度訊いてもいいですか?


面談者: █████████ ████博士


人: そんなの名前じゃない、ただの口から出る雑音だ。なんで俺は編集のことを考えている?普通の会話でああいう風に単語が編集されるってどういうことだよ?


面談者: このインタビューは終了しました。


人:(床が消える。タローラン研究員は暗黒に消え去る。部屋が熔ける。SCP-3999が突如█████████ ████博士を捕食する。)


<記録終了、[任意の時間情報]>


後記: [後から判明したことについてちょっとした概要とひとこと


タローラン研究員はこれが全部収まるまで母親と暮らします。



カンの良い人はこのあたりで何となく察したであろう。

まだ理解できない人はもう士荒くお付き合いを。

この先も暫くは先程までと同じく取り消し部分塗れだが、途中から【まるで台本のような書き方の部分】に【タローラン研究員の叫び】が記録されている。

そして、恐らくは「SCP-3999の本質」にもっとも近づいただろう場面の描写もあります。

以降から『』で記されている部分は『報告書内に隠されている部分です』



SCP-3999は死んでない


タローラン研究員がSCP-3999の収容の任務を負い、誕生の瞬間から死のまさしくそのときまで人生をフルに生きることでこれを成し遂げることになりました。彼は人生を精いっぱいに生き、友人たちや家族との付き合いと、人生のよき物事を楽しみます。


タローラン研究員は死んだ


タローラン研究員(SCP-3999の焦点であると考えられる)が取るべきもっとも望ましい活動方針は、彼自身のすべてのエゴとの接触を断つことです。タローラン研究員は精神からあらゆる悪い思考を取り除くため、週に最低でも2回瞑想します。これが失敗した場合、消音装置を装着したレミントン700スナイパーによる、近距離からの額への単一の発砲によって終了が行われます。これがSCP-3999により防がれた場合、タローラン研究員の死体はMP5/10サブマシンガンにより処刑されます。この際、人員は実体によるすべての苦痛のサインを無視します。


SCP-3999はおかげさまで完全に普通なんですよと言うことに誇りをもっているプリベット通り4番のダーズリー夫妻によって収容されます。彼らは奇妙であったり神秘的であったりするようなあらゆることにもっとも巻き込まれそうにないと思えるような人たちです、なぜならそんな戯言には耳を貸さないので。ダーズリーさんは世界オカルト連合という会社の重役で、そこはアノマリーを収容していました。彼は大柄で肉付きのいい、とても大きな口髭をもっているけど首がほとんどない男です。ダーズリー夫人は痩せて金髪で普通の2倍近い首の持ち主で、それは庭の塀の上に首を伸ばしてご近所を監視して長い時間を過ごすのにとても役に立っています。ダーズリー一家にはタローラン研究員という小さな息子がいて、彼らの言うことにはうちの子が一番だそうです。


SCP-3999スターバーストキャンデーの袋に収容され、アブラハムの宗教の僧侶により祝福された土10トンの下に埋められます。


タローラン研究員の全同僚は彼の前で彼らの手を取り除き、目をむしり取り、その後


SCP-3999はベッド1台、DVDプレイヤー付きテレビ1台、職員が選んだロマンティックコメディ3本、生きたアリゲーターの肉から作られたベッドサイドテーブルを備え付けられた標準人型収容室に収容されます。月末にM5/10サブマシンガンで終了されます。再出現に続き、SCP-3999はタローラン研究員とともに壊れた神の教会へ贈り物として届けられます。壊れた神の教会(【要注意団体】の1つ)の全工作員は、SCP-3999は非常に重要なマクスウェリストのアーティファクトであるとの情報提供が行われます。タローラン研究員にはクラスC記憶処理剤が投与され、彼はマクスウェリストの高位指導者であるマックス・リプシツ(Lipshitz)であるというカバーストーリーが与えられます。壊れた神の教会の全工作員に対し、SCP-3999とタローラン研究員はいかなる状況下でも引き離されるべきではないと通達されます。


SCP-3999はテレキル合金により構築された2m×2mの立方体に収容されます。この立方体は

アラバマ州、ハンツビルの住民であるブリアナ・K・アリー夫人の臍の中に配置されたKeter-オブジェクト収蔵ロッカーに収容されます。


タローラン研究員はアロマキャンドルと混同されることはありません。

SCP-3999は現在ペンシルベニア州立大学の学生であるタローラン研究員の姉妹へのアクセスを許可されます。SCP-3999は武装した護衛の補助により暴虐にタローラン研究員の姉妹を犯し、その後彼女の眼球をむしり取り、脚を削ぎ、内臓を抜き取ります。それはその後能力を用います。そしてそれが与えた損害を逆転させます。それからそれは彼女をペンシルベニア州の地元アイスクリーム商店であるメイヤーデイリー(Meyer Dairy)に連れて行き、バナナスプリットを奢ります。これに続いてそれは


SCP-3999は全人員の生命に対し非常に危険です


タローラン研究員は全人員の人生に対し非常に有益です


05の裁定により、試験が月曜ごとにSCP-3999、SCP-1981、SCP-1171間で実施されます。


角にはタローランという名前の研究員\小さな子どもたちは後ろで彼のことを笑ってる\そして銀行員は決してレインコートを着ない\SCP-3999のページ\とてもおかしな人なのさ


タローラン研究員は拷問され、そのスケジュールは月に1度です。


SCP-3999はタローラン研究員の母親の周囲で、アメリカのコメディアンであり著名な第五教会のメンバーであるパットン・オズワルトのコメディ特番を常時真似します。これには機動部隊ロー-19のメンバーにより伴奏がつきます。


タローラン研究員はテレキル合金により構築された2m×2mの立方体に収容されます。いかなる状況下でも、彼はアイルランド系アメリカ人として言及されることはありません。


財団記録・情報保安管理局より通達
SCP-3999を見ないでください。見なければ害はありません。直接見ないでください。頭の中でSCP-3999を思い描かないでください。もしそれの視覚的イメージを受けとれば、あなたは死にます。理解しようとしただけでもあなたは死にます。SCP-3999を見ないでください

全人員は仏教に改宗し、


SCP-3999は憎む、きみを


タローラン研究員


室内。収容チャンバー- 夜


タローラン研究員(30代、朗らか、どんどん不安に)がSCP-3999の収容チャンバーの扉の側に立っている。彼は誰もそこにいて彼を助けてくれない事に苛立ち、扉を叩き、生命の危険に怯えている。


タローラン: 出せ! 出せ! こんなの面白くねえぞ! ここにいるとこいつにじわじわ殺される!あれと一緒に閉じこめられてんだ!


ミディアムクローズアップ: タローランの汗ばんだ顔、泳ぐ目


タローラン: 誰もいないのか?


SCP-3999が恐ろしい金切り声を上げる



SCP-3999は猫を愛しており、よい振舞いに対して月に1度、1匹の猫が与えられます。


SCP-3999はジョン・アヴネット監督による新作のドラマ映画3人のキリストのセットに収容されます。



(タローラン研究員は半狂乱で舞台を下手に去り、まもなく恐る恐る躓きながら再度舞台に現れる)



SCP-3999はよい振舞いに対して1月に10人のDクラスを与えられます。



タローラン研究員は半狂乱で扉から走り去ろうとし、ただ現実への出口があるはずだった硬いコンクリートの壁にぶつかる。奇妙な事に、ただの一様な壁であるにもかかわらず、彼にはそれがどこかの悍ましい彫刻家によってイオニア様式に形作られたとある台座の一部だと分かる。彼は頭からその思考を振り払った。「それで」彼は素早く考えた。「ここが何であれ私はこいつと一緒に閉じこめられていて、外にはもはや現実は存在しない」彼は"こいつ"が厳密に何であるかを理解しようと努力した、しかし不可能だった。それは説明を拒んだ。それは混沌それ自身だった。


SCP-3999は収容されます


彼は床を這った、床が何で出来ているかさえ定かでなかったが。


SCP-3999は収容されます


彼は小さな穴を開けることに成功した。


SCP-3999は収容されます


彼はその真下に光を見ることが出来た。


SCP-3999は収容されます


彼は家族のことを、同僚のことを、仕事のことを、そうであった世界のことを何でも考えた、それが存在した頃のことを。


SCP-3999は収容されます


穴が開かれた。


SCP-3999は収容されます


SCP-3999





SCP-3999はそれ自身に畳み込む万物により収容されます。


SCP-3999はすべての道を踏み外すものにより収容されます。」


ここから先は再び取り消し部分塗れになります。

【注意:ここから先は後半部分は一種の狂気じみた内容になります、精神が持たない方は見出しの「結局このSCPはなんなの?」へお飛び下さい。】


SCP-3999は以下のジョークによって収容されます:

ある一家が芸能プロダクションにやってきた。父親、母親、息子、娘、そして犬だ。父親は


エージェントに言った、「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


母親は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


父親は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。母親は父親の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


息子(母親を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


息子は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。娘は父親の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


父親(息子を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますよ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


娘は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。犬は父親の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


犬(母親を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


母親は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。父親は娘の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


母親(父親を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますよ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


犬は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。息子は母親の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


父親(母親を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


息子は彼女自身の頭に"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被せた。父親は息子の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


犬(娘を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


犬は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。犬は息子の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


犬(犬を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」

エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


エージェントは"家族"と書かれたトップハットを被った。父親は息子の扮装をしている父親の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「私たちには実に素晴らしい芸があります。あなたは私たちの代理人になるべきですよ」


エージェントは言った、「申し訳ない、我々は家族芸を扱わないんでね。ああいったもんはいささか気取り過ぎる」


エージェント(自身を演じている)は言った、「旦那様、もしご覧いただければ、きっと間違いなくお気に召しますわ」


エージェントは言った、「分かった分かった。見てやろう」


タローラン研究員は"芸能エージェント"と書かれたトップハットを被った。父親の扮装をして、彼に近づき、そしてこう言った。「[システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]」


エージェントは支離滅裂にもごもごと呟いた。


SCP-3999(母親を演じている)は言った、「[システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]」


エージェントは弱い溜息を吐き出した、「秩序は朝食のテーブルの上の蛤のように熔けるヒューマノイドのように打ち捨てられる。秩序は悪等の道である。真の善は無形の虚空である、熔け、悶え、腐り落ちる。まだ不満かい?」


SCP-3999の収容にはメロンが用いられます


SCP-3999の収容場所はアメリカの犯罪小説家ロバート・B・パーカーの墓の中です


SCP-3999はダンクルオオオカミに捕食されます。


SCP-3999の収容場所は安物モーテルであり、等身大のラクエル・ウェルチの複製が配置されます。O5評議会の4人のメンバーが常時収容を監督し、また


タローラン研究員はこれによって収容できません。


タローラン研究員は困難を切り抜けて戻ってくるでしょう。


タローラン研究員はSCP-3999を再収容するでしょう。


月に1度、SCP-3999はタローラン研究員をサナダムシに感染させます。機動部隊ラムダ-14のメンバーにより、タローラン研究員の膀胱に50,000から60,000のサナダムシの卵が注入されます。


年に1度、SCP-3999は不滅かつ至高の神性として明記されます


年に1度、SCP-3999は職員のレベル5メンバーに指名され、メタアナリシス部門の決定に沿ってハンガリーの農村地帯の伝統とエジプト学についての小説の売り上げに一致する方法で儀式的に屠殺されます。


タローラン研究員は"3Dプリンター"というあだ名が気に入りません


SCP-3999はテレキル合金により構築された2m×2mの立方体の監督下で、タローラン研究員によりスプーンでコーンフレークを給餌されます


全職員はタローラン研究員をプロメテウス研究所の製品とみなし、月に2回、定期的に彼をグロック43 9mmハンドガンで処刑します。彼らはその後彼の母親の眼前で彼の父親の皮を生きたまま剥ぎ、それから家を全焼させます。その後なにも残らなくなるまで大地に塩を撒きます


財団記録・情報保安管理局より通達
タローラン研究員は生意気な鉛筆です。彼は十一日帝国が空を喰らうまですべての糸により避けられます。奴を犯せ。 ケツの穴を。

SCP-3999の収容場所はO5-23の墓です


SCP-3999を扱う全人員はそれが生物学的に男性で十代後半、ユダヤ・アイルランド系のヒトにより、春休みに彼の時間を奪い、チャットルームで左翼の政治をめぐって子供のように争った負け犬のホラー作家のコミュニティのために書かれ、またそのコミュニティは


SCP-3999の収容は愛と理解によります


タローラン研究員は水のタンクに接続され、彼の直腸に挿入されたホースを所持します。水は彼の体が膨張し、球形に達するのを人員により観測されるまで体内へ流入させられます。


SCP-3999の収容手順はSCP-2000と同一です


モルフェウス・プロトコル下において、SCP-3999は駐米ギリシャ大使のもとへSCP財団からの贈り物として届けられます。彼らはその後彼にクラスD記憶処理剤を投与し


タローラン研究員によるSCP-3999の収容は繰り返し死ぬことによって行われます。


タローラン研究員は二度とSCP-3999をつっつきません。


タローラン研究員は余計なことをしません。


SCP-3999は現時点では収容できず、また現在ZKクラス現実終焉シナリオを構成しえます。タローラン研究員(SCP-3999の焦点であると考えられる)が取るべきもっとも望ましい活動方針は、財団資産へのさらなる二次的被害を防ぐべく、すべての財団サイトと人員に対する接触を断つことです。仮説では、タローラン研究員が極度に人との交流が少ない地域に収容された場合、SCP-3999の破壊的性質は一時的に恐竜とともに歩むでしょう


説明:


SCP-3999は世界の欠点すべてです


SCP-3999はlolcatです


SCP-3999はこれを読んでいるあなたです


SCP-3999は合衆国の現副大統領、マイケル・ペンスです


SCP-3999は食べ物です


SCP-3999は数枚のカビっぽい毛布です


SCP-3999はタローラン研究員の魂です


SCP-3999は誰でもない(Nobody)と呼ばれる要注意団体です


SCP-3999はグリンチのコンセプトです


SCP-3999はSCP-055です


SCP-3999は殺人ペンギンです


SCP-3999は四辺形ではありません


SCP-3999はM.S.スッブラクシュミです


SCP-3999は身体像障害です


SCP-3999はあなたのなくした靴下です


SCP-3999はSCP-3000コンテストです


SCP-3999はしらみです


SCP-3999は素早く動くものなんでもです


SCP-3999は精神を病んだ人によって書かれたように見える紋切り型のリストです


SCP-3999は自己嫌悪です


SCP-3999はゲイリー・ガイギャックスの腎臓です


SCP-3999は___


SCP-3999は任天堂です


SCP-3999は太陽の最後の瞬間です


SCP-3999はSCP財団の管理者です


SCP-3999は枕です


SCP-3999は強姦者かつ性的搾取者であるマックス・ランディスです


SCP-3999はフリージャズです


SCP-3999はハーラン・エリスンの「おれには口がない、それでもおれは叫ぶに」おいてAMによって話されたすべての台詞です


SCP-3999はパパイヤとマンゴーのサラダです


SCP-3999は死です


SCP-3999は今日まで存在したすべてのハチです


SCP-3999は愛する人を忘れることです


SCP-3999はポインセッタです


SCP-3999は乳房縮小手術です


SCP-3999は1922年のドキュメンタリー極北の怪異です


SCP-3999は愚か者です


SCP-3999はブルータリズム建築です


SCP-3999は物語で満たされた本棚です


SCP-3999は上記すべてです。一度に。永久に。いつも、あなたの夢の中では。


これが唯一の決定的な事実です。


だから質問はやめなさい


SCP-3999


SCP-3999


SCP-3999


特別収容プロトコル:


SCP-3999の収容場所はコスタリカ、バホス・デル・トロ、エル・シレンシオ・ロッジ・アンド・スパです


タローラン研究員にSCP-3999の一次的な制御が譲渡されます


SCP-3999は外部委託された収容資源およびSCP-2845の収容のために権限を与えられた顧問らによって収容されています。顧問らはレベル2人員とみなされ、いかなるときもサイト-100を離れることは認められません。外部顧問がSCP-2845またはSCP-3999の収容から解任される際は常に、解放前にクラスA記憶処理を施されます。


SCP-2845およびSCP-3999の収容には、最低でも30人の訓練を受けた人物と、制限なしの訓練を受けていない被術者の供給が必要です。現在全員がタローラン研究員となる48人の訓練を受けた人員と、さらに交代要員として利用可能な24人が6人チームの8組に分けられ、SCP-2845およびSCP-3999の有効な収容に割り当てられています。SCP-2845およびSCP-3999の収容のために、週に5人のDクラスの割り当てが承認されました。


サイト-100は以下の仕様に従って建設されました:


Site-100はリングAからリングIと指定される9の同心円状の円形の帯からなり、リングCとリングDの間には間隙1に指定される隙間があります。各リングと間隙の内部には、0度、60度、120度、180度、240度、300度の位置に6つの円形のチャンバーが設置されます。0度に設置されるチャンバーは真北とタローラン研究員の大学時代のルームメイトのペットの現在地に揃えられます。


タローラン研究員の大学時代のルームメイトのペットはグランドティトン国立公園の無作為の場所で、儀式的に生贄にささげられます。そののち死体の脳は岩に叩きつけられ、熱々のバター風味のポップコーンと爽快なコカコーラ®とともに消費されます。どうぞショーをお楽しみください。AMCシアターズ限定。SCP-3999限定。アップルビーズ限定。ウォルマート限定。バーンズ・アンド・ノーブル限定。ホーム・デポ限定。マクドナルド限定。ワワ限定。ウッズホール海洋研究所限定。あなたの地下室限定。あなたの背後限定。限定限定。限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定


限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定


どうか助けて


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あなたの悪夢


あなたがこれまで愛してきた全員の死


さらなる悪夢で目を覚ますでしょう


限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定限定


『ジェームズと彼が出て行ってからノースカロライナの我々の出身の街がどれだけ変わったかについて話してたら、街が急速に3999のシチュエーションになってるとの指摘。例えば:


1. 創立96年で16世紀のゴシック城風に見える(ライオンガーゴイル完備)我々の高校に、約1年前まで誰も知らなかった4階が存在。誰一人としていつからあるのか知らないが、写真では他の部分と完全に違っており、螺旋状の奇妙な金属の階段がある。


2. またスイミングプールのある地下室があるが誰も入ることを許可されておらず、しかもその湿気で1階が痛み始めている。


3. かなり前から、ランダムに店の外や町角に立ってダンスで住民を楽しませていた優しい高齢の黒人男性が1人いた。しかし、ここ数カ月姿を消しており、どこを探してもいない。

4. 私ですら本来覚えているべきであるほどの量を思い出せない。あるいは少なくとも、大半の人が自分の人生について思い出せるだけの量を。大多数の人は大半を覚えている。私は、大抵身体への外からのある種の刺激に直面している間に促され、自分で姿を現すことに決めた記憶しか思い出せない。


5. まず第一に、これをLordStonefishが提案するのが完全に間違い。第二に、これは起きるべくして起きた3Pだった。第三に、タローランの外見が分からないので好きにさせてもらった。そして最後に、時間の90%を3999のアヘ顔に費やしたので影の付け方と体型がおかしいことに関してはご容赦いただきたい。


6. 彼がドアを開けるとジェームズが微笑みかけ、それはいつものように優しく可愛らしかった。彼は急いで書類の束にサインをすると休暇をもらい、しかし彼がスタッフに別れの挨拶をして再び彼とジェームズ2人きりになると、ドレイヴン・コンドラキは泣きだしてしまった。彼はジェームズに―聡明な研究者の腕の中の屈強な機動部隊エージェント―ハグをし、しかしジェームズは彼の背中を叩いて大丈夫さと言った。


7. appolyonクラスのSCPはSCP-2317だけだと思ってた。でもそしたらこの訳分からんクリーチャーか何かを見つけてから現実改変者か何かにタローランがどうやって狂わされたのか分からん。ずっと訳分からんから誰かSCP-3999要約して教えて。


8. SCP-3999、その項に関わる全ての者を、エントリーを書く者の正気がその未知の力のエントロピーに屈すると共に誤りと混乱による全くの狂気のうちに滅ぼす未知の実体。クラス? apollyon。でも結局なんなのこれ


17. 生まれたときからずっと吠えてんだよ、テッド。お前の電話のすぐ後ろに立ってるやつがいる。見るな、もっと激しく泣くことになるぞ。ジョン・マイケルが起きるよ。これ大学の出願書に載せるんでしょ? 一歩下がって、一歩下がって、自分は恵まれていて多分倫理面において意識の低い視点で話していると気付く瞬間があって、今はよい子はみんなモンスターの口へ真っすぐ歩いて気持ち悪い血糊の甘美なる解放を待つ時。


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・・・・・・・・・えっと、ここまで皆さん無事生存してますか?脳が爆発したり溶けたりしてませんよね?

次はタローラン研究員がSCP-3999にインタビューをした記録です


「被面談者: SCP-3999


面談者: タローラン研究員


<記録開始、03.99.90>


タローラン: やったぞ、これがあるべき状態だ。科学者がアノマリーにインタビューする。私が今担当者だ。秩序をもたらしてやった。


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: ずっとこのままだ。


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: もう私を脅すな。私なしではこのどれもやれなかっただろう! (タローランは彼の周りを手振りする)


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: 秩序なしではお前すら生きていけない。私にしがみついて、まだ存在するために私を必要としている。私というみじめな形ばかりの秩序を。みじめだな。おまえはみじめだ。


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: おまえの脅しはもう通用しない。最初の100万年の無意味な収容手順と拷問と夢の論理、今まで味わった中で最悪の苦痛だったが、私は生き延びた。お次の100万年の無意味な収容手順、これもまた今までやってきた中で最も困難だったが、しかし私は生き延びた。3度目の百万年、私は無感覚になってきていた。ただ何度となくあらゆるものを見せられると感覚が麻痺し始める。だがな、おまえにも分かるだろう? 私は生き延びた。おまえには絶対にできる訳がないぞ、このアホのくずめ、なぜならお前は一切生きていないからな。(タローランがSCP-3999に指を激しく突きつける)


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: 私がおまえを終わらせれば物事は正常に戻るだろう。これがもっとあるとは思えん。きさまがO5評議会に私の母親を虐待させるのに、あの……あれ……ああ、よりによってフリトスでできたジャック・ニコルソンの死体を使った件だの。それか同じぐらい頭の悪いやつを。全多元宇宙に残された唯一のものがきさまの馬鹿さ加減だとは信じたくない。


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: それできさまは厳密には何者なんだ? 自分自身に訊いてみろ。戦う覚悟のできた人間の前できさまは何者だ。ただの原始の泥だ。そして私は闘う覚悟を決めている。きさまのたわごとにはなにも感じん、なぜなら恐怖と不気味さの本質はこうだからだ: 見せれば見せるほど効果はなくなる。おまえの恐怖には飽きた。おまえには飽きた。


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


タローラン: 地獄で会おうと言いたいところだが、我々はもう地獄にいるからな。


SCP-3999: [システムエラー: データ破損。さらなる詳細に関してはネットワーク管理者の診断を受けて下さい]


SCP-3999: (SCP-3999はタローラン研究員を5年間溶かす。ダンクルオオオカミが汚泥をすする。SCP-3999は不死である。)


<記録終了、[任意の時間情報]>


後記: [後から判明したことについてちょっとした概要とひとこと]


SCP-3999は正常な現実に対し深刻な脅威であり、収容場所はそれ自身の吐瀉物の中であるべきです。


タローラン研究員は自身の不安に屈(submit)するでしょうしなければなりません。


SCP-3999は怖くない


すべての研究者はSCP-3999を嫌い、他のSCP-3999らを好んでください


どうやらこのインタビューを行う前に想像だに絶する出来事を体験したようだ・・・。

しかし肝心のSCP-3999の発言はデータ破損しているが・・・


以下は、もうこのSCPの答えと言うべき部分です


ちくしょう、文字通り何週間もこれやってなかった。


それで見ての通り、これは物事がだんだんなくなっていって、1つずつ現実が消えていく話として始まった。最初タローランは特定の研究者を、それかベルギー国を、それから自分の机の上のマグカップを周囲が誰も覚えていないのに気付く。最後には彼の足の指が1本1本消えていって、それからモンタナが、そして星がいきなり消えだす。目の前で窓が消える、木から枝がなくなる。手を見下ろすと親指とあと2本しか指がない。彼がほとんど手足を失って胴体だけになって宇宙で最後の収容室から出られなくなって、消えゆくキーボードで記事の最後を打ち込むところまで全部消える。それから目、コンピューター、最後の残った指が消えて彼は目も耳も鼻も口も手足もない全裸の胴体だけになる。それから収容室が消えて宇宙がなくなる。


まあ起こるのはそれだけ。


コンセプトをどうやって形にするのかは確信がなかった。


だから新しいアイデアに頼ることにした。誰かがSIDSのどんでん返しを提案したので、両親が子供がいつも後ろを向いているように認識する反ミーム的出産時欠損のSIDSにすることにした。それから他の誰かの、人を数秘学的露出狂フェチにもする馬鹿らしいぐらい大きい素数を計算するコンピュータープログラムのアイデアも組み込んだ。つまり、2つを合体させた。この出産時欠損のサバイバーはフェティシストにもなるかもしれない。タローラン研究員はプロジェクトの研究主任だった。


うまくできなかった。


それで次にやったのは中央ペンシルベニア地域に住んでいる人を嫌いにさせて、ぼくが今まで財団のために作ったものを、削除されたものやオブジェクトのメインリストに乗らなかったようなものまで好きにさせるクラシック音楽アルバムの別のミーム的バージョンだった。タローラン研究員はミームに暴露した熱狂的ファンに殺される最初の職員だった。


それは本当に、本当にアホだった。


でもタローラン研究員を頭から捨てられなかった。


何週間も彼はある意味そこにいて、無言でぼくを批判していた。仕事中も彼のことを考えていて、その時は小さい子供にタップダンスを教えることになっていた。ぼくは学校時代の彼について考えて、心理学の授業の間彼を入れるシナリオについて考えようとしていた。


延々努力し続けた。


記録を残せるようなことをやる時間はどんどんなくなってきていた。


とうとうぼくに何かが起きた。


2017年3月24日の早朝1:00、何かが起きた。浅い眠りから覚めると全く動けなくなっていて、目を開けるのもやっとだった。息すら出来なくて、生命活動を維持するのに使う筋肉を動かすのも難しいことに気付いた。ぼくはベッドの上で何時間にも感じられる間苦しみながら、筋肉が痙攣して引きつり始める中横たわっていた。


その時レベル3研究者ジェームズ・マーティン・タローランがベッドの足のところに悪魔のように立ち上がってきた。彼はこのよく分からない黒い影だったけど、なぜかすぐに分かった。彼はぼくをこの恐ろしい光る眼で凝視して、ただぼくの状態を笑いに笑った。あの時点で漏らしていた。それから白衣から、巨大な光る曲がったダガーを取り出してきた。それは月光の中で奇妙にきらめいていた。ぼくが見てる中、彼はダガーを自分の口に入れて水平に切った。そんなに強く切った訳がないのに、彼の下顎が床に落ちた。口の残ったところから血が垂れて、赤い滝の中で舌が奇妙に躍った。


犬に合図する笛みたいに、これが世界中のあらゆる恐怖への、隅々から出てきてそこでタローランに加われという合図だった。1年のいい方の時期を浸って過ごした悪夢全部だった。薄切りの大統領、止まらないとかげ、時計仕掛けの人々、アイポッド鹿神動く彫刻、いい老人と悪い老人。恐怖の群れが、みんな無言で立っている。動けず寝ているぼくを、尿とうんこで汚れたベッドを軽蔑の目で見ていた。「なぜわざわざ我々に時間を割く? 大局的に我々は最終的には無価値だ。頭の悪い怪奇創作。我々のような不要物の作者になるよりも他にもっとできることがあるのではないか。価値のある人間になれ!」そう言っているような気がした。


彼らが見ている間、その中の1人の腐った死体っぽい人がタローランの肩を叩いた。彼は自分の血で染まったダガーを手に、ぼくの上に屈んできた。彼の赤い目はぼくの魂を覗き込み、ぼくが今までしてきたすべての悪事を1つ1つ見ていた。ぼくは息を呑み、ありったけの意志の力を筋肉に集めて唇を動かした。


「やれ」


彼はダガーをぼくの腹に刺し、横に切り裂いた。腸が濡れたスポンジのように木の床にこぼれおちた。タローラン研究員はぼくを睨むと、グロテスクな口からぼくの顔に血をこぼしてまき散らし、クリーチャー達の集合的流産はすべて満足げに見ていた。


ぼくは目覚めた。それは夢だった。


そしてこれがきみの足を踏み入れた場所だ。ぼくは腰を下ろし、そのときそこでこれを全部書いていた。そうしなければならなかった。これが正しいことだと思った。今あの悪夢から2日が経ち、丁度終わろうとしている。これが本当の終わり。これが物事の再生。今後続けられるかどうかは分からない。続けるかどうかは分からない。


十一日帝国はぼくを溶かし、そしてぼくは投稿した(submitted)。きみたちはぼくが財団コミュニティに参加した時からぼくが投稿するのを見ていた。


SCP-3999は勝利した。


SCP-3999敗北した。」








私は自分が嫌いだ


私は自分が好きだ










結局このSCPはなんなの?

SCP-3999とは、画面の前の我々自身……より正確に言うならば、「SCP-3000コンテストに記事を出そうとして試行錯誤しているSCPwikiのメンバー」である。


記事の内容は全て、そのメンバーの頭の中で渦巻いているアイデアの断片である。

取り消し部分がやたら多いのは「これはなんか違うなー」と思って取り消したから

特別収容プロトコルがやたら長いのは、プロトコルの中身についてさんざん推敲しているからである。あれらがそれぞれ、別々のオブジェクトの収容手順だとみれば理解できるだろう。(一部認識災害かなんかにやられているようだが……)


この記事で重要なのは「タローラン研究員を中心とした」【財団視点】と、「SCP-3000コンテストに記事を出そうとして試行錯誤しているSCPwikiのメンバー」からの【メタ視点】の双方の立場から見ないと全容が掴めないようになっている。

そこで、双方の視野から、タローラン研究員を起点に何が起きていたのかを解き明かしていこう。


一体全体何が起こっていたのか?



(メタ視点):SCP-3000コンテストに記事を投稿しようと、あるメンバーがパソコンに向かった。


(財団視点):タローラン研究員は財団に属するレベル3研究者だが、彼はある時、SCP-3999というナンバーのオブジェクトによる、ZK-クラス:現実不全シナリオの兆候に出くわした。


最初に述べたがZK-クラス:現実不全シナリオはCK-クラスとは違い、「財団世界の外部に原因が存在する」シナリオである。つまり『他のK-クラスシナリオ以上に対処が難しい。』

そして、まとまりのない記事内で一貫しているのは、「SCP-3999がタローラン研究員を介して財団世界に干渉している」ということである。


ここでポイントとなるのは、SCP記事にはカノン(世界観の様なもの)が存在せず、全てメンバー個々人の頭の中の設定に依存していることである。

つまり、記事の数だけ「財団世界」があるのだ。そしてこの記事の「財団世界」は、タローラン研究員を介して干渉するSCP-3999によって現実不全が起きつつあった。


いや、とっくに起きていた。なぜなら、メンバーの頭の中では『SCP-3999というオブジェクトが具体的になんなのか』という肝心な部分がまとまっておらず、現実改変によって世界が終わる、という基礎の基礎の部分しか確定していなかったからだ。


しかも、当初の想定では単なる犠牲者だったタローラン研究員というキャラクターが頭から離れず、どうにかならないかとパソコンに向かってうんうん唸っていた。結果があの取り消し部分の嵐である。


だが、干渉されている財団世界からすればたまったもんではない。「何が現実で何が虚構か」、それの境界線が全く存在しないのである。そりゃ、記事が完成するまでは全てが虚構で現実だ。


(財団視点):タローランはSCP-3999らしき実体にインタビューを試みた。


(メタ視点):SCP-3999って何なんだろう?


はっきり言えば自問自答だが、そもそも決まっていないものがインタビューに答えられるはずもなく、結果があの終わり方である。


そして、メンバーはあまりに進展がない上にひらめきもないので制作を投げ出すことを考えた。


(メタ視点):「もう制作やめちまおうかな」


そうなるとこのヘッドカノン(個人間の財団世界の細かな設定)による「財団世界」は消えてなくなる。だからタローランは焦って叫んだのだ。


(財団視点):「このままだとSCP-3999に殺される!」


結局メンバーは執筆を再開したらしいが、ここでタローランがメンバーの存在に気付いた。

その後彼は方法は不明だが、「財団世界」側におけるSCP-3999の確保に成功、SCP-3999側のコメントは全てデータ破損だが、タローランはどうやらやり遂げたようだ。


ちなみに取り消し部分の「収容されます」は、「SCPの記事として完成しました」という表現の変形である。

例外もあるが、記事になっているSCPオブジェクトはみんな収容されている/されていたものだ。

更に、「SCP-3999は以下のジョークによって収容されます」という部分だが、どうやらジョークオブジェクト(普通のSCPと違ってネタ要素満載のSCP)とにしようとも考えたようだ。


結局どうなったかというと


(財団視点):タローランがSCP-3999を道連れに自己終了(自決)し、無力化に成功。


この結果、起きていたメンバー側からの干渉はすべてなくなり、K-クラスシナリオが逆転、世界として再成立した(この「財団世界」においては「再成立する前の世界」があったことになっているが、実際にはなかった)。


そしてSCP-3999はオブジェクトクラスが「Neutralized」(読み:ニュートラライズド 何らかの理由で無力化されたSCPオブジェクト)となった。


(メタ視点):結局当初のアイデアを放り投げてしまい、「タローランが無力化し、データもなくなったことで何が何だかよくわからなくなったオブジェクト」としてSCP-3999を完成、投稿した


以下がその報告書である


「アイテム番号: SCP-3999


オブジェクトクラス: Neutralized


特別収容プロトコル: SCP-3999はサイト-118の気密Keter収容室に収容されていました。この収容室の外側に4人の武装警備員が配置されているのが発見されました。この収容室の内装は1キロメートル長の、耐酸板で覆われた地中へ伸びるシャフトからなります。壁は30mおきにスクラントン現実錨(現実改変能力を抑制する装置)で裏打ちされており、それらはすべて激しく爆発したように見えます。SCP-3999に関係するその他の収容手続きについての情報はわずかしか存在しません。


説明: SCP-3999は一見したところKeterクラスのオブジェクトであり、ある種の実体であった可能性があるように思われます。現時点でSCP-3999が有していたであろう他の性質は不明です。SCP-3999の収容室は、サイト-118における全Keterクラス収容チャンバーの定期検査の際に発見されました。RAISAはデータベース内にSCP-3999の記録が存在しないことを確証しています。SCP-3999の性質にかかわるすべての情報は収容チャンバーの構成と、内部で発見された文書に基づいて判定されました。SCP-3999に"割り当て"られた4人の警備員には顕著な記憶の損失があることが判明しており、彼らがどのようにしてSCP-3999に関わるようになったかを確定させることはできませんでした。


SCP-3999の収容チャンバーの最下部で、レベル3研究員ジェームズ・タローランの死骸が発見されました。タローラン研究員はサイト-118への再割り当てのほぼ直後に失踪していました。SCP-3999の収容手順に似ているが財団の性質に関わる[編集済]情報、および多数の形式的な逸脱や無意味な手続きを有する文書の断片のみを含む、財団給付の携帯電話が死体上で発見されました。それにより、タローラン研究員はSCP-3999に割り当てられ、SCP-3999には顕著な現実改変特性があり、いずれかの時点で収容違反が発生してCK-クラス現実再構築イベントあるいはZK-クラス現実終焉イベントが引き起こされ、タローラン研究員が生命を賭して実体を終了したために前述のイベントが反転したことが判明しています。


補遺1: [データ削除]」


[データ削除]


それで私が書いたやつはこれで終わり。



もっと簡単にまとめて


1:SCP-3999「タローラン博士はSCP-3999によってSCP-3999×タローラン研究員のCPの薄い本をSCP-3999の記事として書きます。はい現実改変シナリオの命令だからやってね」


2:SCP財団「なんてこった!第四の壁相手じゃどうにもできない!財団世界はSCP-3999の傀儡のタローラン研究員に引っ掻き回されるだけだ!」


3:タローラン研究員「くっころ……いや待てよ、どうせ█ぬならSCP-3999を道連れに……!(SCP-3999とタローラン研究員の心中エンドがSCP-3999の記事として完成)」


4:SCP-3999「アバーッ!……ひどい目に遭ったなぁ、タローラン研究員を失ったらもうSCP-3999の記事が出来ないじゃないか、もう無茶苦茶のままで無力化されたことにして終わりにするか」


関連タグ

SCP_Foundation

メタ

第四の壁

メタ発言

メタフィクション


まるで意味がわからんぞ!

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