デジモンワールド リ:デジタイズとは、プレイステーションポータブル専用ソフト。
表記は『DIGIMONWORLD Re:Digitize』 キャラクターデザインはヤスダスズヒトが担当。
のちに一部シナリオが追加された3DSソフト『DIGIMONWORLD Re:Digitize Decode』が発売された。
ゲーム概要
シリーズとしては数年ぶりとなる、一匹のパートナーデジモンを育てて進化させてバトルする育成バトルゲーム。
1999年1月28日に発売され、以後十数年間も「デジモンゲームの一つの傑作」として支持されていた「デジモンワールド」の現代リメイク、もしくは焼き直し版。
全くの別スタッフが当時のデジモンワールドを手探りで再現したような作品であり、グラフィックやボリュームこそ現代版の名に恥じない内容だが、基本システムなどはほぼデジモンワールドからの移植に近い。そのために「デジモンワールドのリメイク版」として支持される一方、「システム的な進歩がない」やら「デジモンワールドもどき」など賛否両論の評価であった。
後に大幅なボリュームアップとシステム改善が行われたアッパーバージョン「リ・デジタイズ デコード」が3DSで発売され、こちらは不満点の解消から、「リ・デジタイズ」を体験版と評価させるほどにさらに大きな支持を得ている。
ただしホームがPSPから3DSに移行する一方でPSP版が発売されなかったり、実質的にPSP版を買ったユーザーが踏み台にされしまっているという、所謂「完全版商法」特有の問題を抱えており、PSPユーザーからは作品内容とは別に販売形式に対して不満の声が大きい。
ゲームシステム
育成に関しては体力となるHP、技を繰り出すのに必要なMP、攻撃力、防御力、素早さ、賢さをそれぞれ向上させていき、バトルを有利にしたり進化に必要なステータスを上げていく。
ストーリー
ロードバイクが趣味の中学生の主人公・タイガ(これはデフォルトネーム)はいつもの様にネットゲーム「デジタルモンスター」でニコとにゃんこテイマー(正体はアキホ)とのチャット中に謎のメールが送り込まれた。謎を解くと、彼らは何故かデジタルワールドに飛ばされてしまった。
突如デジモンが強暴化する黒化現象。各地に存在するメモリアルステラの停止。そして、亜生命体ヴィティウムとは何なのか…
登場人物
主要人物
主人公(タイガ)
四ノ宮リナ(デコードから)
ゲスト出演
デジモンアドベンチャーからのゲスト出演。
主人公とは二度戦うこととなり、一戦目はアグモン二戦目はウォーグレイモンで挑んでくる。
太一と同じくゲスト出演。
太一とヤマト同様。
デジモンテイマーズからのゲスト出演。
パートナーデジモンのギルモンと共に主人公に二度挑んでくる。
CV:小清水亜美
鉄拳からのゲスト出演。
お転婆お嬢様で、最近ネットゲーム「デジタルモンスター」にはまった。
CV:掛川裕彦
リリの執事。
主なパートナーデジモンはセラフィモン。
デジモンセイバーズからのゲスト。
漫画版
Vジャンプにてゲームのプロローグとなる『デジモンワールドRe:Digitize』(原案:本郷あきよし、漫画:藤野耕平)が前後編で掲載された。
その後『Decode』発売に伴い同作者による『デジモンワールドRe:Digitize エンコード』の連載が始まった。