CV:葉山いくみ
人物
ヒロインの一人で獅子王機関に所属する舞威媛(まいひめ)。
姫柊雪菜の元ルームメイト。
子供の頃から高い霊能力を制御できずにいたために父から虐待を受け、その後獅子王機関に引き取られてからは女性攻魔士ばかりの教育機関「高神の杜」で育った。
そんな境遇が影響して大の男嫌いになり、身近にいた雪菜が数少ない心の拠り所となっている。
雪菜が暁古城の監視役として絃神島に派遣されてからはその身を案じており、別任務で自分も島を訪れた際には雪菜の傍にいる古城に強烈な敵愾心・殺意を向けていた。だが滞在中にテロリスト相手の共闘などを経るうちに、彼に惹かれていくが、本人にはその自覚は薄く、完全なツンデレと化している。
外見は茶髪のポニーテールで、モデル並の長身ながらも出るところはしっかり出ている。本人にとっては女性らしくない身長も大きくて邪魔になる胸もコンプレックスとなっている。
ヒロインの一人ではあるが、仕事上世界各国を飛び回るため、主に絃神島で展開される本編での出番はそれほど多くはない。
戦闘能力
呪詛と暗殺の専門家である舞威媛であり、まだ見習い剣巫である雪菜よりも実力は高い(雪菜曰く「(過去に勝負した時は)5回に1回勝てたかどうか」)。
六式重装降魔弓(デア・フライシュッツ)“煌華鱗(こうかりん)”と呼ばれる可変式の武装を用い、剣形態では接近白兵戦と擬似的な空間切断、弓形態では音による多彩な魔術を行使する。
またこの両形態の能力を同時使用することで、空間切断により遠隔地に魔術の媒体となる矢を転位させ、そこで魔術を発動させるという離れ業も見せている。
あの吸血鬼の監視役に任命されたり、王女の護衛に任命されたりするのも納得の実力者である。
ちょろいさん
ある意味恋愛要素を含む作品のお約束であるとはいえ、初対面でいきなり本気で殺しにくるところからの見事なスピードで陥落したことから、一部読者の間では「ちょろいさん」やら「ちょろイン(ちょろいヒロイン)さん」などの愛称で親しまれている。
というか名前の漢字変換が大変面倒くさいため愛称で呼ばれることのほうが遥かに多いことも……。
なお、彼女の男嫌いは男性恐怖症の裏返しと言っても過言ではない域にあり、上記の暗殺未遂は決してクレイジーサイコレズというわけではない。
……ように長らく思われていたが、雪菜に対してあんなことやこんなことをしており、さらには2人きりのときにこんなことをおねだりしているなど、大分怪しくなってしまった。そもそも古城と打ち解けるきっかけは彼が雪菜をほめたことだったのだが。
その割にいざ古城に吸血が必要になった際にはツンツンしながらも積極的に性的な意味で誘っている他、ラフォリアにいいように丸め込まれる、実力の割に活躍できないなど微妙な描写が目立つ。一応暗殺系の職についていながら古城の妹・暁凪沙には初対面の一件を目撃され、挽回の機会がないままズルズルと毛嫌いされ続けている……。
つまり……百合・噛ませ犬・ちょろインの三重苦を背負ってしまった、残念な美人さんである。
だ が そ れ が い い