大北とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する軽巡洋艦(改造後は重雷装巡洋艦)「大井」と「北上」の二人に付けられるコンビタグである。
なおこのタグはBL界隈のようにコンビタグとカップリングタグを峻別する慣習がないせいか、カップリングタグとしても機能している。
ただし、濫用はトラブルの元になりかねないので注意が必要である。
概要
二人は同型艦(球磨型軽巡洋艦の3番艦と4番艦)であり、北上自ら「そう、大井っちとは親友」と語るほど親しい間柄。
また改造後の特性が他の姉妹と大きく違うためか、球磨型の中でも他の3隻(球磨、多摩、木曾)とは服装が明らかに異なる(木曾改二の実装までは、彼女たち二人だけが重雷装巡洋艦だった)。
ゲーム内での図鑑の位置も離れているため、大井・北上コンビと他の3隻が同型艦である事を知らない人もいるほど。
百合成分を含まず単にこの2人を指す場合、2ちゃんねるなどではハイパーズと呼ばれる事もある。
アニメでは北上がゆるいので圧倒的に大井→北上が目だっていたが、12話でOP回収し相思相愛ぶりを見せつけた。
そして艦これ改ではなんと限定版特典に大北フィギュアが起用された。
台詞
2隻(二人)が互いに言及する台詞はかなり多い。
一例を挙げると、
北上→大井
「出撃します。大井っち、いっくよー」
「まぁ大井っちと組めば、最強だよね」
「大井っちの方は大丈夫?そう?」
大井→北上
「北上さん!あ…提督…なんですか?」
「北上さんを傷つけるの……誰?」
「北上さんが良いって言うなら…」
など、お互いを気遣い、大切に想う台詞が多数存在する。
また、北上の「(嬉しそうな声で)もー大井っち、体触るのやめてよー♪(素に戻って)…って、提督じゃん。なにやってんの?」との台詞からも、二人が日常的にスキンシップを行うほどの深い仲である事が伺える。
大井に至っては「北上さ…!なんだ、提督なの?あ、いえ、いいんですけど。あ、はい、提督 も 愛してます!」と発言するなど、完全に「北上>>提督」という認識のようである。もっとも、大井の場合は改二まで育てると北上関連の台詞は少なくなるのだが…。
もっとも、姉妹艦が居る前提で発言するモノローグや、提督が艦娘に触れると姉妹艦と誤認するやり取りは、艦これの艦娘セリフの基本メソッドの一つであり、大井や北上だけの特別な反応ではない。
史実
北上が佐世保工廠、大井が川崎造船所でそれぞれ1921年に竣工。
進水、竣工とも北上のほうが若干早いため、同型艦を姉妹として考えると北上のほうが姉ということになる。
その後共に重雷装巡洋艦に改装されたが、戦況の変化により活躍の機会を得られず高速輸送艦に再度の改装を受ける。
大井は1944年に戦没するが北上は終戦まで生き残り、復員輸送に従事したのち1946年に解体された。
ちなみに戦後の海上自衛隊においても、二人はいすず型護衛艦「おおい」「きたかみ」として、その30年の生涯のほとんどを共に過ごしている。
ゲーム内での扱い
同型艦であるため、ゲーム内での性能はほぼ同等で同じように使っていける。
改造前は大井の方が若干ステータスが高いが、改造すると運の値が逆転する。
最初は軽巡洋艦であるが改造すると艦種が重雷装巡洋艦に変わり、その状態で「甲標的」を装備させることによって撃てるようになる開幕雷撃の威力は強力無比の一言。二人が同じ敵を狙った場合はボスでも一撃で粉砕する威力を誇る。
雑魚敵に雷撃が集中した場合はちょっと悲しくなるが、二人の仲の良さの表れと思って許してあげよう。
軽巡に毛が生えた程度の資材消費で、戦艦すら撃沈する開幕雷撃と、耐えられる敵がほとんど存在しない夜戦二連砲撃が可能・・・というのはさすがに凶悪すぎたのか、2014年2月26日のアップデートでついに下方修正を喰らったが、弾薬消費量が悪化しただけで性能自体に変更はなく、その破壊力は健在である。
二人のコンビは燃費も良く非常に強力なので、是非とも北上の台詞にある通り二人を組ませた状態で出撃させてあげたい。また、レベルが突出しやすいのでケッコンカッコカリ可能なLv99に到達しやすく、課金して2人とジュウコンカッコカリしてしまうとこんなことに…?
まさに「ケッコンカッコユリ」。
余談
ちなみにこの2人の名前の元ネタの大井川・北上川だが、それぞれを通る大井川鐵道・釜石線はどちらもSLの観光列車が走っている。つまり、2人はSLつながりでもあったりする。
関連イラスト
関連タグ
雷電姉妹(暁型/第六駆逐隊) 高雄姉妹(高雄型) 金剛型 妙高型