ぼくは、生まれて初めてマジに心の底から神様にお祈りした…
「どうか、このぼくに人殺しをさせてください」……と。
概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第4部 ダイヤモンドは砕けないに登場する少年。
本編時では11歳の小学生である。
川尻浩作の息子であり、吉良吉影にとって変わられた父親の奇妙な点をいち早く見抜き、『偽の父親』である吉良と戦う決心を決める。
登場した頃は自分は両親が愛し合った末に生まれた子供なのかを疑問に思い、監視カメラを家に仕込むなど天邪鬼で人間不信気味な少年であった。しかし吉良と戦う覚悟を決めたあとはスタンド能力を持たないながらもその知恵と勇気だけで大活躍し、東方仗助たちと共に吉良を追い詰めることに成功する。
殺人鬼を脅す度胸や、バイツァ・ダスト発動中の誰ひとり味方のいない中、仗助を呼び出す機転、爆弾に変えられた虹村億泰に自ら触れることで解除する覚悟はまさに『黄金の精神』そのもの。
ジョジョに登場する一般人を甘く見てはいけないというキャラの一人でもある。
本当に両親が愛し合っていたのかは分からないままに終わるも、父が死んだことを知らぬまま生きる母親に深い愛情を抱き、愛の存在をその体験から知ることとなる。
父に扮していた吉良が最終的に救急車に轢かれる形で死亡した際に「あいつは法律では決して裁くことができない。この方法が一番いいんだ」と言う岸辺露伴に対し「あいつを、誰かに裁いて欲しかった」という心中を吐露しており、この台詞から察するにそれまでの生活はどうあれそこまで仲良しではなかった実父である浩作のことも早人は確かに大事に思っていた。なお彼が抱いた「誰かに裁いて欲しかった」という願いは早人の知らないところである人物の手で叶えられることになった。
担当声優
佐藤利奈(アニメ版ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない)