ベゼルブ
べぜるぶ
データ
- 身長:2m、10m、50m(各3クラス)
- 体重:400kg~4万t
- 別名:宇宙悪魔
- 出身地:宇宙
概要
レイフ星人の科学者ドクター・サイキが生み出した黒い昆虫のような怪獣。クイーンベゼルブが操っており、群れを成して行動する事が多い。
両手の爪と口から吐き出す火炎弾が武器で、背中の羽で空を飛ぶ。
1体1体の戦闘力自体はそれほど高くなく、小型の個体ならば生身の人間や宇宙船スザーク号の銃撃でも倒す事ができる。大型の個体も歴戦のウルトラ戦士の敵ではなく、戦車の一斉射撃でも倒されていた。当初は苦戦していたオーブも力がついてからは複数個体をまとめて倒せるようになった。
しかし最大の武器は尻尾の先端にある毒針から注入する毒・クグツで、これによって生命の意志を奪って支配してしまう。怪獣に使用することでクグツ怪獣にすることもできる。しかも解毒できるのは命の樹の種のみで、これがなければコスモスの力をもってしても浄化できない(ただしコスモスはエクリプスモードを使っていない)という厄介な代物である。
支配した生物が戦いに勝利するとベゼルブとクイーンベゼルブの体内にあるクグツの濃度が上昇する。
ウルトラマンR/B
第11話「アイゼン狂騒曲」に登場。
愛染マコトにより怪獣クリスタルから召喚された50mクラスの個体が登場。属性は「毒」。
オーブダークのヒーローとしての印象付けのため、街を襲い、オーブダークと戦う(その際、思うような戦闘をしないベゼルブに愚痴を吐いていた)。ロッソとブルが乱入した後は、ロッソフレイムを素早い動きと空中からの火炎弾で翻弄するが、アクアのスプラッシュ・ボムで地上に落とされると、ブルグランドのアースブリンガーで倒された。
火炎弾攻撃は新たに「ボンバーインフェルノ」の名称が付けられた。
クグツは用いらなかったが、『R/B』の世界では解毒の手段がないために仮に使われた場合、脅威となっていたと思われる。
余談
名前の由来は悪魔王サタンの片腕といわれる魔王にして蠅の王“ベルゼブブ”だと推測される。
デザインは丸山浩が担当。実に『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』以来の参加となった。
『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』第7話では新規映像で登場し、オーブ・サンダーブレスターのラリアットを受け、爆散した。オリジンサーガの新規怪獣が地上波に登場するのは初めて。また、同話ではオリジンサーガのED『Ultraman Orb - Touch the Sun-』も挿入歌として流されている。
その後、上記のように『ウルトラマンR/B』にゲスト出演し、地上波テレビシリーズに悲願の初出演を果たしている。
ファンの間でソフビ化が熱望されているが、現時点のウルトラ怪獣シリーズでの発売予定はない。
なおソフビ以外では2018年、ガシャポンルーブクリスタル03にてラインナップする事が決定し現時点では初の商品化となる(個別音声はないため、劇中では怪獣名のコールがなかったほか、ルーブクリスタルナビでもイサミが名前を読み上げた)。