浴衣
ゆかた
解説
浴衣とは木綿で仕立てた略式の和服。和装の下着にあたる襦袢を着けず、素肌に直接まとう。
今日では夏祭りや花火、盆踊りなどの夏のイベントのお洒落として着られる事が多い。また年間を通して寝間着として使われているタイプも普及している。
歴史
その原型は、平安時代に登場し貴族が入浴の際に着ていた麻製の単衣(ひとえ)、湯帷子(ゆかたびら)であると言われる。
当時はお湯に浸かる習慣が無く、現在のスチームバス(乾式のサウナでは無い)の様な蒸し風呂に入っていた。
そのため高温の蒸気で火傷をしない様、また入浴中の汗取りと裸を隠すため用いられた。
この「ゆかたびら」が略され、現在の「ゆかた」になったとされる。
江戸時代、湯屋(銭湯)の普及と共に浴衣は庶民に愛用されていく。
湯上りにバスローブの様に着られていた浴衣は、次第にそのまま外に出かける様に成り、それまでの下着あるいは寝間着としての使用に加え、簡易な外出着としても通用する様になった。
現在の浴衣
風通しが良く吸汗性に優れる浴衣は、平成の御世となった今日でも老若男女を問わず多くの人々が浴衣を着用する。
夏祭りの縁日のにぎわいの中、そして夜空を彩る花火の瞬きの下……
浴衣をまとった若々しい女性の艶姿はひときわ映える。
また、フリルやミニスカやフレアスカート仕立てといった浴衣が登場してギャルの間で人気を博し、着物ドレス共々、一時は物議をかもし出したが……
近頃は、子供用浴衣のデザインの一つとしても概ね受け入れられた様である。
ちなみに…
浴衣の着こなしにこだわっている女の子は、ラインを出さないようにブラやショーツを着けていないという伝説もある！(笑)
温泉浴衣
旅館や、温泉地ではホテルも部屋着(館内着)として浴衣が用意されている。
やや寝間着としての性格が強い浴衣で、今日では温泉浴衣と呼ばれる。
一般的な浴衣より、衿が細く芯が無いため柔らかい。
また寝る時に邪魔にならぬ様、袖のたもとがやや短くなっているため、このまま卓球も出来る！
浴衣姿での卓球……
金言
日本を代表する刺繍工芸家、人間国宝福田喜重師が語られた良い着物の定義、
という…
大変、心に沁みる言葉を投稿者＆閲覧者の諸君はご存知だろうか…？
え？！関連イラストは女の子同士…？
まあ、それはともかく『着物を脱がせたいと……！』