注意
スター・ウォーズのスピンオフ作品はフォースの覚醒の制作に伴い、そちらの映画に繋がる正史(カノン)と繋がらない非正史(レジェンズ)に区分されたが、この記事ではその両方の内容について記述する。
概要
ミリアランという種族の女性で、同じ種族の女性ジェダイ・マスターであるルミナーラ・アンドゥリに師事するパダワンである。
映画ではエピソード2に登場し、惑星ジオノーシスで起きた壮絶な戦いを生き延びた。
非正史(レジェンズ)
ジェダイのフォースを使った技術の中でも予言や治療の技を扱う才能に秀でており、ジェダイ騎士団における治療者サークルにも加わっている。
映画エピソード2の直前を描いた小説「崩壊の序曲」では惑星アンシオンの和平任務でオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの師弟と行動を共にした。
そしてアニメ『クローン大戦』では惑星イラムの寺院でライトセーバーを作成する修行を行っているところに爆破用バトルドロイドの襲撃を受けるが、ルミナーラとの巧みな連係で辛くも脱出を果たし、救援に駆けつけたヨーダと合流した。バリスはこの時にジェダイ・ナイトへの昇格を認められたと見られる。
正史(カノン)
アニメ『クローン・ウォーズ』では同じく女性のパダワンであるアソーカ・タノといくつかの任務で共闘するうちに親友になる。しかし、第5シーズンではバリスが「ジェダイが銀河系に戦争の惨禍をもたらしている」という考えに取りつかれ、暗黒面に堕ちる事となった。
彼女はジェダイ聖堂で職員として働く夫を持つレッタ・ターモンドという人間女性を実行犯に仕立て上げてジェダイ聖堂を爆破するテロを起こし、レッタを口封じに殺害してアソーカが一連の事件の犯人であるかのように偽装した。
そして友人としてアソーカの身を案じるふりをして逃亡するアソーカの情報を集めつつ彼女を誘導し、アソーカは逮捕されてジェダイの法廷に立たされる。
しかし、弟子の無実を信じるアナキンによって事件の真相を暴かれ、バリスはアソーカに代わって共和国の法廷に立たされることとなった。
その後を描いた映画エピソード3ではバリスの師であるルミナーラが惑星キャッシークで共和国軍の指揮を執る様子が描かれているが、そこにバリスの姿は無かった。
その後
その後のバリスの去就については現時点では不明だが、レジェンズに区分されているスピンオフ作品の設定では「バリスはクローン大戦終結まで惑星フェルーシアでクローントルーパーの指揮を執り続け、オーダー66の発令により殺害された」との情報が出回っているとされている。
また、正史のアニメ「反乱者たち」に登場する尋問官(大尋問官)と呼ばれるダーク・ジェダイは、「クローン・ウォーズ」においてバリスを共和国の法廷に連行したジェダイ・テンプル・ガード(ジェダイ聖堂の防衛に専念し、統一された制服で姿を隠したジェダイ達)の一員であったという設定になっており、この時に耳にしたバリスの法廷での供述が後に彼の暗黒面への転向に影響した事が示唆されている。