概要
「星のカービィ スターアライズ」に登場する、魔神官ハイネスに従う幹部3人組。終始カービィと敵対し、それぞれ氷・炎・雷の魔法や武器を操りカービィ達の前に立ちはだかる。ハイネス曰く「最高の魔力を持った者たち」。
一方カービィの公式Twitterの「三魔官のスタアラ★特報」では本編とは打って変わってゲーム場面や商品をコミカルに紹介している。ちなみに歴代のカービィシリーズキャラ内でもセリフ量がかなり多く、本編では初めて吹き出しが使われている(ちなみにハイネスのセリフは普通のメッセージウィンドウが使われている)。
また、彼女らの故郷では「ジャマハローア(こんにちは)」、「ジャマサラーバ(さようなら)」、「ジャマッデム(腹が立つ)」「ジャゴメーナ(ごめんなさい)」「ジャマカッシャ(ありがとう)」といった幾つかの独特の単語が根付いているらしく、劇中でも何度か使用しているセリフがある。ハイネスのTheアルティメットチョイスでのスペシャルページによると、この独自の言語だけで成り立っている文章があることから、彼らは独自の言語と外部の者にも通じる一般的な言語を自在に使い分けられる可能性がある。いわゆるバイリンガルのようだ。
ハイネスに忠誠を誓い彼の目的の達成のために銀河中に散らばったジャマハートを集めている。
しかしハイネスにとっては都合のいい道具にしか思われておらず、劇中でも酷い扱いを受けていた。
作中で「三魔官シスターズ」という呼称があるが、これは「姉妹」と「修道女」のダブルミーニングであり、姉妹なのかは不明。
メンバー
CV:上田麗奈
斧を持ち、氷の魔法を操る三魔官の一人、異名は「氷華の三魔官」
2戦目時は「災来する氷華」
CV:高橋李依
剣を持ち、炎の魔法を操る三魔官の一人、異名は「業火の三魔官」
2戦目時は「災来する業火」
CV:柚木涼香
槍を持ち、雷の魔法を操る三魔官の一人でリーダー、異名は「雷牙の三魔官」
2戦目時は「災来する雷牙」
顛末
まずはジャマハルダ内で彼女たちと一度目の戦いがあり、その後は小惑星フューでキッスと、小惑星メラーガでルージュと、そして神降衛星エンデでパルルティザーヌと再戦する事になる。
ハイネス戦(後半)では意識のない状態で再登場し、投げつけられたり盾にされたりと忠誠を無下にされるような扱いを受け、最終的にそのまま彼女らが祀る神の復活の為の生贄となったが、最終決戦の中で主共々ラスボスの体内から吐き出される。その後の消息は今のところ不明。
Prayer song to God
三魔官の戦闘BGM名であり、キッス&ルージュとの戦闘曲。
パルルティザーヌとの戦いでは曲調が異なる「忘らるる閃光のライトニング」になっている。
THEアルティメットチョイス限定で彼女達のスペシャルページを繋げてみると、一つの歌詞が出来上がる。
フラン・キッス
ーPrayer song to Godー
だけどでも つめたく だけどでも はげしく
だけどでも いのる だけなの
だけどでも さみしい だけどでも あいたい
だけどでも いのる Three Prayers
フラン・ルージュ
それでも うたう あのひとへの
この きもちよ とどいてねぇ KA MI SA MA!
だけどでも せつなく だけどでも こがれる
けど おもうのはねぇ あなただけ なのよ
ザン・パルルティザーヌ
だけどでも つめたく だけどでも はげしく
だけどでも はかないの わたしたち
ねぇ いのるだけなの (ねぇ いのるだけなの)
わたしたちの ハート とどいてよ
まるで誰かを想うかのような歌詞だが、もしもこの歌を送る相手が
非情な狂信者へ豹変し、今も暴走を続けるハイネスであるとしたら・・・・・。
アナザーディメンションヒーローズ
ついに、宿えんを はらす時が 来たようだ。
われら「三魔官シスターズ」の手で この戦いに 決着を···
つけてやるっ!!
2018年11月8日に発表されたアップデート第3弾で追加されるこの新モードは、ストーリー終了後に待ち受ける戦いになっているらしく、そこで彼女たちは「復仇(ふっきゅう)する懺党(ざんとう) 三魔官シスターズ」として、なんと3人いっぺんに襲ってくる。
服装は白を基調としたものとなり、肌色は黒く、目は赤く変色している。
1人1人の攻撃なら対処できても、3人一度にそれも大技を同時に使われるとなれば話は完全に変わる。「手ごわい新モード」という触れ込みどおりのモードに相応しいボス戦になるだろう。
余談
三人の武器は斧、剣、槍であり、それぞれの名前は実在する武器から取られている(フランキスカ→フラン・キッス、フランベルジュ→フラン・ルージュ、パルチザン→ザン・パルルティザーヌ)。
おそらく「神官」という言葉の読みをゲームらしく変えたもの。
これまでのカービィシリーズの女性キャラクターはカービィ役の大本眞基子氏が兼任していることが多かったが(セクトニアやスージーなどがその例)、三魔官は全員異なる女性声優が担当している(しかも全員ハイネス役の千葉繁と同じ81プロデュース所属声優)。
近年のアニポケ、ファイアーエムブレムやゼノシリーズなどの流れか、この手のシリーズでは珍しく若手の女性声優が起用されており、上田麗奈氏と高橋李依氏はカービィシリーズ誕生以降に生まれた世代である。
三魔官を入力する際、1発で漢字変換するのが難しいため、「サンマ缶」という俗称で呼ばれたりしている。