曖昧さ回避
概要
別名は“忍者暗殺星人”。
『ザ・ウルトラマン』の最終話を飾る実質的なラスボスで、劇中では一貫してアサシンと呼ばれるその名が示す通り暗殺業を生業とする凄腕の異星人の殺し屋。
“地獄の使者”との異名を持ち、高額の報酬で依頼を受け、各地で暗殺業を行っており、一度星人に狙われた者は決して生き残った者がいない為、詳しい詳細は殆どが謎に包まれていた。
ジグモを思わせる顔をしたウルトラシリーズでは数少ない蜘蛛の様な姿をした宇宙人で、後述する恐ろしく非常に頑丈な鎧の様な外骨格に覆われた体付きは文字通り忍者を思わせる容姿をしている。
あのゾフィーですら瀕死の重傷を負う程の威力を持つ『光波手裏剣』、地面に撒く『光波撒菱』、切れ味抜群のシャムシール状の刀、どんな壁や地面にも紛れ込むことができる“隠れ身の術”、のほか、口から放つ溶解液や催眠術など非常に多彩な能力を有しており、これ名の能力を駆使して蜘蛛の様に天井や壁をも関係なく動き回って神出鬼没に現れて狙った標的を必ず仕留めて依頼を達成するまさに暗殺のプロフェッショナルである。
といってもこれはアサシン星人の能力の中ではまだ序の口であり、真に恐ろしいのはアサシン星人の身体事態で、ウルトラ戦士の中でもかなりの実力者であるタロウやエースの光線技を受けようが、一般戦士の『スペシウム光線』の連射を受けようが一切のダメージを受けない程の防御力を誇っており、あの5大戦士の力を込めて放たれる最強の光線技の1つ『スペースQ』の直撃を受けても軽い脳震盪を起こすだけに留まるというとんでもなく頑丈な体をしており、本編でのアストラの言葉を借りれば“どんなウルトラ技も効かない”化け物ともいえる存在。
これらの能力を駆使し、徹底的にゾフィーや他のウルトラ戦士を追い詰めるが、最後は『スペースQ』の直撃で脳振盪を起こしている隙に、落とした自身の刀を拾ったタロウに体を切り裂かれ絶命する。
恐ろしい程に頑丈な体を持つアサシン星人の唯一の弱点、それは自身が用いる武器であり、これでしか星人を倒すことができなかった事から(中国の故事みたいだ…)、タロウを初めとするその場に居合わせたウルトラ兄弟達は戦慄を覚える事となった…。
その他の宇宙人
ウルク星人
蛸のような顔にヒョウのような模様が体を覆うヒューマノイド型宇宙人。
アサシン星人の事は以前から知っているらしく、何だかの理由で邪魔な存在である宇宙警備隊隊長のゾフィーの暗殺を依頼する。
雇ったアサシン星人の任務失敗の後の動向は不明だが、流石に一度狙われたラ最後、生き残った者が宇宙に存在しないと言わしめるアサシンの敗北を知った暁にはその野望も何もかも諦めざるを得ないだろうが…。
ちなみに、ウルク星人の名前はあくまでも仮称で、実際には劇中では名前は明かされていない(アサシン星人に依頼場所として指名した場所が、ウルク星出会った為、この仮称で一部では呼ばれている)。