概要
『ハムナプトラ 失われた黄金の都』で初登場。
本項ではミラについても記載。
人物像
長い黒髪と金粉のボディペイントが塗られた褐色肌、非常に露出度が高い衣装が特徴のエキゾチックな美女。
演者はパトリシア・ヴェラスケス。
経歴
古代エジプトの国王の愛人兼護衛で、武術の達人。
だが、大神官のイムホテップと密かに恋に落ちており、やがてその関係が国王にバレた際にはイムホテップと共に国王を殺害。
直後に兵士達が駆けつけ、「生き延びて私を蘇らせて」という言葉を残してイムホテップを逃がし、兵士達の前で自ら命を絶った。
死後、遺言通りにイムホテップが死者蘇生の儀式でアナクスナムンを蘇らせようとしたが、あと一歩のところで駆け付けた兵士達に阻止されてしまい、捕えられたイムホテップは“余りの恐ろしさ故に今まで行われた例が無い”とされる最悪の極刑「ホムダイ」を受け、彼の骸を喰らうスカラベ共々地下深くへと幽閉された。
なお、それらの顛末は国王の娘ネフェルティティが原因であることが後述の続編で明かされた。
ミラ
続編の『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』で登場したアナクスナムンと瓜二つの女性。
こちらも演者がパトリシア・ヴェラスケス。
ハフェズ一派に属しているが、実はアナクスナムンの生まれ変わりであり、自分達の野望のためにイムホテップを蘇らせた。
その後、イムホテップの手によってアナクスナムンの魂を憑依させられて前世の記憶を取り戻す。
中盤ではネフェルティティの生まれ変わりであるエヴリン・カナハンを一度殺害したが、のちに彼女の兄と息子が死者の書でエヴリンを生き返らせてしまい、死者蘇生の儀式の影響で前世の記憶を取り戻したエヴリンと数千年ぶりに対決することとなる。
終盤でイムホテップとリック・オコーネルの2人がピラミッド内の亀裂に落ちそうになった場面では、エヴリンがリックを助けたのに対し、自身は助けを求めるイムホテップを見捨ててその場から逃げ出してしまった。その姿を目の当たりにしたイムホテップは絶望のあまり、死者の世界へと通じる亀裂へと自ら落ちていった。
そして逃げる途中でバランスを崩し、最終的に蠍の大群の中に転落し、踠きながら全身を毒針で刺される形でイムホテップが待つ死者の世界へと堕ちていくのだった。ちなみにこの最期のシーンは多くの人達からスカラベの中に転落したと誤解されている。色が似ている事と画面が地響きで揺れているため紛らわしいが一時停止をしたりして、よく見ると黒い蠍である事が分かる。よく考えるとあれがスカラベの大群だった場合、踠く間もなく全身を喰らい尽くされて骨にされていた筈なので辻褄が合う。
関連タグ
アマネット:『ミイラ再生』のリメイク作で登場した古代エジプト王女繋がり。こちらはどちらかと言うと、イムホテップに近いポジション。