演:ブレンダン・フレイザー(吹き替え:森川智之<ソフト版> / 堀内賢雄<日テレ版>)
人物
『ハムナプトラ』シリーズの主人公で、優れた判断力と命知らずな行動力、秀でた銃の腕前と強い腕っ節を持つ。トリオの戦闘担当としてエジプトの魔物らとの戦いに挑む。高い上背と筋肉質な体躯に恵まれた美男。エヴリンと出会った当初こそ、長い獄中生活によるむさ苦しい姿を晒していたが、身なりを整えて再び現れた時にはそのハンサムな容姿で彼女を魅了していた。
かつてはフランス外国人部隊に所属していたがトゥアレグ族に敗北し、自身も追い詰められ死ぬ寸前の時に謎の超常現象に遭遇。戦場が“死者の都”ハムナプトラの真上であると知る。危うく命拾いし、一人砂漠を彷徨っていたところを捕えられ、カイロ刑務所に投獄され3年を過ごす羽目に。死刑にされる寸前のところをエヴリン達に救われ、見返りとして案内役を買って出ると、兄妹と共にハムナプトラへ向かう。
途中で同じくハムナプトラを目指すアメリカ人の発掘部隊や、遺跡を守護する秘密結社メジャイの妨害に遭いながらも遺跡にたどり着き、そこで復活したイムホテップを激闘の末に倒し、封印した。
続編の『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』では探検家となり、エヴリンと結婚。息子アレックスを儲ける。ハムナプトラから持ち帰った財宝によって建てた豪邸で、家族仲良く暮らしていたが、アヌビスの腕輪をアレックスが付けてしまったことが新たな事件のきっかけとなった。
復活したイムホテップとスコーピオン・キング、ハフェズ一派を倒し、その余波で発生した死後の世界への亀裂に落ちそうになるが、エヴリンに救出され無事に生還した。
3作目『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』では、第二次世界大戦中、英国外務省に協力して各地の戦場で諜報活動に励み、優秀な功績を挙げる。しかし終戦後は魚釣りが日課の退屈な日々を送っていた。イギリス政府からの依頼でブルーダイヤ「シャングリラの眼」を上海まで届ける任務を受けるが、そこでアメリカに留学していたはずのアレックスと再会。更にアレックスは2000年前の皇帝陵を発掘する大偉業を成し遂げていたが、彼は全く知らなかった。
暫く会っていなかったことから互いに距離感を感じ、しょっちゅう喧嘩をするようになる。
復活した皇帝とミイラ軍団との戦いではアレックスを庇って瀕死の重傷を負ってしまうが、シャングリラにてツイ・ユアンによって命を救われ、それがきっかけで二人は和解し、万里の長城での最終決戦ではアレックスとの連係プレイで皇帝を打ち倒すことに成功する。