演:ジョン・ハナー
吹き替え:田原アルノ<ソフト版>/中尾隆聖<日テレ版>/水島裕<テレ朝版>/江原正士<フジテレビ版>
概要
「ハムナプトラ」シリーズのヒロインであるエヴリン・カナハンの兄で本作きってのコメディリリーフ。お調子者の風来坊。
常に金儲けのことばかり考えており、財宝目当てでエヴリンやリック・オコーネルら一行のハムナプトラ探索に協力する。
トラブルメーカーの三枚目だが、ペテン師であるためか咄嗟の機転が利き、荒事にも慣れているのか銃の腕前もなかなかで、悪運にも割と恵まれている。
また妹思いの一面もあり、時にはリックやエヴリンのピンチを救う時もあるなど性根はそれほど悪い人間ではなく、どちらかといえば善人寄りな小市民である。
続編の『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』ではオコーネル家に居候し、妹たちの功績を独占して遊んでばかりのヒモ生活を送っている(オコーネル一家は前作で手に入れた財宝で大富豪となったので貧乏はしていないが、ジョナサンの言動にはいささか閉口している模様)。
相変わらずのトラブルメーカーだが、ミイラ兵からの逃亡に使用するバスを運転したり、エヴリンを蘇生させるための儀式を行うためにアナクスナムンと一騎打ちをし、さらにはアレックスが読めなかったコウノトリの記号を解読するなどの活躍を見せたほか、最後の脱出時にピラミッドの頂上に鎮座していた巨大なダイヤモンドをどさくさ紛れに失敬して美味しいところをもっていくなど、見せ場はおそらくシリーズ中最も多い。
三作目の『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』では、前作のラストでちゃっかり手に入れた巨大なダイヤモンドのおかげで大金持ちになり、中国でナイトクラブ「イムホテップ」を経営していた。
今回も欲張りでお調子者な性格は健在だが、ミイラ軍団との戦いではリックの旧友マグワイアとコンビを組んでリック達を援護するなど、本作でも地味ながら活躍を見せる。
そして今回も効力を失いただの宝石(これもダイヤモンド)となった重要アイテム「シャングリラの眼」をちゃっかり手に入れ、マグワイアに店を任せ「ミイラの居ない所で」と新たな事業の為にペルーに向かうが、そこで新たなミイラが発見されていた。
なお、メタ的な視点で見れば、二作目・三作目と立て続けに高価なお宝を最終的にゲットしており、冒険映画のあるあるである「高価なお宝を見つけても、最終的には(落としたり捨てたり持ち主が死亡してもろともに喪われたりといった理由で)結局手に入らない」というお約束を打ち破っている地味に稀有な人物である(1作目では適用されず、純金で作られたアメン・ラーの書を池ポチャで紛失している)。