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房野きららの編集履歴

2018-12-16 12:49:35 バージョン

房野きらら

ふさのきらら

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第六期に登場するゲストキャラの1人。

「可愛くなって、初めて世界が動き出したみたいだった……」

「もう生きながら死ぬのは嫌ーーーー!!」


CV/ゆかな



概要

第6期ゲゲゲの鬼太郎第15話「ずんべら霊形手術」に登場するゲストキャラ。黒い長髪と所謂コッテコテの不細工な意味での水木キャラ顔にピンクの甘ロリ系ファッション、さらに名前が文字通りのキラキラネームという衝撃的ビジュアルで強烈な存在感を示した。


犬山まなの同級生の少女で、男性アイドルのユウスケの追っかけを行うごく普通の中学1年生。なのだが、お世辞にも美人とは言えない容姿をしている為、その事に苛立って母親を怒鳴り散らしたり、鏡に映る自身の顔にハサミを突き立てる程に強いコンプレックスを抱いている。

クラスメートからは名字の房野をもじったブサノという侮辱的かつ差別的な仇名をつけられ、近所の子供にまでブスとからかわれるなど、イジメを受けている。

その為に非常に屈折した性格になってしまい、それが状況をより悪化させるという悪循環もうかがえる。

劇中では、荷物を届けに来た配達員が思わず顔をしかめるという大変失礼な態度を取る描写もあり、容姿を巡る環境は悲惨であった。


ただし、声は可愛い。あと、割合にスタイルも悪くなかったりする。


実際は決して人から酷評される程醜い顔でもなく、また、初対面の人がビックリするようなショッキングな顔でもない。

周囲がドン引きするのは、ピンクの甘ロリ系のファッションを始めとする、ミーハーで派手好みな感覚も大きな要因となっているようである。

部屋の飾りつけや使う小物のデザインの色合いや雰囲気からも、人一倍華やかさを求める傾向が窺える。学校の制服にも派手な小物類を付けるなど、悪目立ちする方向に自分で持っていってしまっている点もある。

さらに、表情もしかめっ面が多いうえ態度も暗く、それも周囲に好感を持たれない一因である事は間違いない。

  • もっとも、現に甘ロリというファッションのジャンルが存在し、ネットを見れば「姫系」の小物や家具を取りそろえた専門店が溢れていることからもわかるように、華やかな服や小物に憧れるのは、年頃の少女として普通の事である。また、いじめや差別は絶対に許されるものではなく、そんな目に遭い続ければ、表情や態度が暗くなってしまうことは仕方がないとも言える。

先の配達員の失礼な態度も単に顔立ちだけを見ての反応ではなく、きららが普段着としては派手過ぎるピンクの甘ロリ服で玄関へ応対に出たことと、しかめっ面な暗い表情との余りなアンバランスさに驚いてしまったように見える。


彼女にそっくりな顔立ちの母親は、見たところ優しそうな女性のようで、特に親の育て方に問題があったような雰囲気も無い。少なくとも母親に対する暴言は、さすがに言い過ぎだろう。

なお、同級生全員から疎外されていたわけではなく、まなのように優しく声を掛けてくれた友達もいる(まなは元々純真で、誰とでも分け隔てなく付き合う正義感の強い娘なのだが)。とはいえ、まなの親友でもある桃山雅(ももやまみやび)も、疎外こそしていなかったが「あの子暗いよね」と言って、どちらかと言えば好感を持っていなかった程で、もはやまな一人くらいが優してくれても、どうにもならないまでに事態は深刻な状況だった。


そんな不遇を囲っていた、きららの心の闇に惹かれるかのように現れた謎の老婆=ずんべら(本作ではのっぺらぼうの亜種ではなく、素顔は非常に美人となっている)の誘いを受け、自らの意思で霊形手術を受けて、美少女の貌を手に入れる。

やがて、きららを見る目は羨望の眼差しに変わり、周囲の態度も劇的に変化した。しかし、きららの心は晴れず、残ったのは満足感や優越感ではなく、見目麗しい自身の美貌に掌を返す、人間への不信感だけであった。


しかしその手術の実態は、人魂のてんぷらを食べて剥がされた(食べられた人魂はやがて体から抜け出すが、これにより食した者の顔を剥ぐことができるようになる)本来の顔の代わりに、死人の顔を張り付けて手に入れた仮初の顔であり、手術の効力が無くなるとのっぺらぼうになってしまうという後遺症が待ち受けていた。


その後紆余曲折はあったものの、憧れの存在であるユウスケに

「他の子は僕を顔でしか見ていない。でもきららさんだけは心から自分を励まし、支えてくれた」

「きららさんを支えたい、すべてを受け止めたい」

という心からの言葉とともに抱擁され、既に自分は幸せを手に入れていたと悟り、本来の顔を受け入れて元へと戻った。めでたしめでたし………………………。















の筈だったのだが、そこは恐ろしく醜い人間の部分も描いてくる本作。


物語の終盤において、なんと再び美麗な顔貌となり、しかもハリウッド映画デビューを果たした彼女が登場。


この顔は本当に整形手術をして手に入れた顔なのか、それとも今だにずんべらの所に通い続けているのか。その真相は闇の中である。

ずんべらの「私は何もしないさ、女が私を必要としない限り」というセリフやきららの心の傷の大きさを考えれば、後者の可能性が高いと思われる。


そしてきららは、彼女を追いかけて来たユウスケに対し、キラキラとした表情でアッカンベーをしてみせた。

ずんべら霊形手術

もっとも、ユウスケは相変わらず同じメンツの取り巻きを引き連れ、まんざらでもない表情で歩いていたので、その点をきららが皮肉っての行為なのかもしれないが……

(「顔だけで寄ってくる」と辟易していたのなら、ユウスケもおっかけ部隊と多少の距離は置くことも出来たはずだが、そういう努力をした形跡は全く無かった。)


まぁ、霊形手術に手を出した末に強欲の余り石化してしまった、第2期の月子よりはまだましなのかもしれない。

どんなに美しい顔を手に入れたとしても、それだけでハリウッドのレッドカーペットを歩けるような大女優になれるわけもないのだから。例えば、あちらで俳優として活躍するにはネイティブレベルの英会話が必須であり、それ一つとっても彼女のたゆまぬ努力が伺える。

また、もともと、頭の程度や学業の成績は良いのではないか。

この記事の冒頭に記述されている彼女のセリフに見られる通り、表現力が豊かな側面が伺える。(特に文系)

作中では、自分の容姿にコンプレックスを持ち、終始イライラしたり、心に余裕がない面が強調されがちだが、女優デビューのラストシーンや台詞回し等、彼女のいい面や優秀な面も存在していることをさりげなく示唆している。

(対して、彼女をいじめていたクラスメイトなどは頭弱そう)


何はともあれ、このきらら会心のアッカンベーは予定調和な流れをぶっ壊して視聴者の度肝を抜き、ネット上にその選択の是非をめぐる大論争を引き起こしたのだった。



余談

  • 彼女の名前である「きらら」は”輝かしい”と言う意味を持つが、雲母の呼び名でもある。美しく光り輝くが薄く剥がれやすい雲母は、彼女がずんべらから与えられた偽りの顔を連想させる。
  • CVはベテラン声優のゆかなで、ふたりはプリキュア雪城ほのか/(キュアホワイト)役が特に有名。同キャラクターは後継番組のHUGっと!プリキュアでスペシャルゲストとして14年ぶりに登場し、新作映画にも再登場を果たした。また、4期5期にもゲスト出演経験があり、本作の前番組だったドラゴンボール超ケールも演じていた。本エピソードの衝撃性も相まって、ゆかな自身についても話題となった。更に本作27話からの西洋妖怪編では、西洋妖怪魔女・アデル役で準レギュラーとなる。
  • きらら本来の顔も、いわゆる「普通の水木キャラより僅かに見劣りするかも?」な程度であって、決して「二目と見られぬほど醜い」といったものではない。そのためネット上では「表情を明るくし、メイクを工夫するだけでも可愛くなれたのでは」という意見も少なくなかった。
  • 「公式サイトが××年代懐古ウィルスに感染しました」エイプリルフール限定画像配信。感染されたメンバーらの姿は、1期(60年代)と変わらず、犬山まなもきららと然程大差ない顔のデザインになっていた。
  • ネット上では本来の顔そのものを「愛嬌がある」「ブサかわいい(地味かわいい)」とする意見もある。ピクシブでも数こそ少ないものの、本来の顔の彼女を愛でるイラストも投稿されている。さらには、R-18作品まであったりする。

センシティブな作品

※こうした反応は3期猫娘など、他の水木作品に登場する様々な似たタイプの顔をした女性キャラたちに対しても存在する。R-18作品についても同様。



関連イラスト

そのままでもかわゆいきららちゃん

本来の顔

きみ勝敗は常に顔で決まるのだよ

霊形手術後

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